FX/為替見通し「ユーロ/円・ポンド/円は買い先行か。インフレ加速と景気悪化が綱引き」週刊為替レポート ハロンズ ユーロ&ポンド 2022年6月19日

FXブログ
FX/為替見通し「ユーロ/円・ポンド/円は買い先行か。インフレ加速と景気悪化が綱引き」週刊為替レポート ハロンズ ユーロ&ポンド 2022年6月19日

f:id:guh202109:20210908154742p:plain

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

目次

執筆日時 2022年6月17日 15時15分

ユーロ/円・ポンド/円は買い先行か。インフレ加速と景気悪化が綱引き

6月13日週のユーロ/円、ポンド/円は値幅を伴う振幅

主要国のインフレ抑制策による経済への悪影響が意識されて、リスク回避の円買いが強まりユーロ/円は141.762円から137.830円、ポンド/円は166.114円から159.980円まで売りが先行しました。しかし、突っ込み気味に売られた反動や、日銀が賛成多数で現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和政策の継続を決めると、ユーロ/円は141.726円、ポンド/円は165.721円(共に執筆時点)と、それまでの下げ幅を一気に縮小しました。

ECB利上げ幅拡大に向け一歩前進?

15日、ECBは緊急の理事会を開催して、ユーロ圏各国の国債利回りの差が拡大しないための新たなツールの準備を進めるよう関連部署に通達しました。パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の満期償還金の再投資に柔軟性を持たせることも改めて示しています。これらの施策は、ECBが利上げをした時の安全装置と言うべき施策です。こうした施策の準備に入ったあたりを踏まえると、ECBが本腰を入れてインフレ抑制に乗り出すことをアピールしているように個人的には受け止めました。

現在、7月の利上げ幅は0.25%が有力視されていますが、ひょっとしたらそれ以上の幅になるかもしれません。このように考えると、ユーロを売り急ぐのは賢明でなく、丁寧に押し目を拾う方が良いように思います。とはいえ、新ツールの具体的な議論がすんなり進むかは未定で、積極的にユーロを買い進む環境にもないようです。また、ウクライナ戦争で、ロシアからのエネルギー供給に支障が出ており、成長への不安が拭えないことも、ユーロの戻りを鈍くさせそうです。

インフレ加速と景気悪化が綱引き

22日に5月消費者物価指数、23日に製造業・サービス業購買担当者景気指数(PMI)が発表されます。どちらの指標も、英国の苦境を象徴しそうな指標ですので、結果には注意が必要です。イングランド銀行(BOE)は5会合連続の利上げを実施した会合の声明文で、インフレ見通しを10月に「11%をやや上回る」と、これまでの「10~12月に10%をやや上回る」から物価の想定をさらに引き上げました。消費者物価指数は4月に前年同月比で9.0%に達しており、5月の結果も上振れするようなら、BOEは今回の見通し修正を迫られるかもしれません。

インフレ加速が予想以上に速いようなら、BOEも積極的な利上げに再び舵を切る可能性もあります。引き締めスピード加速は金利上昇を通じてポンドの支援要因となりますが、成長にブレーキを掛けることにもなるため、利上げ加速観測は好感できる状況にはありません。加えて、翌日のPMIが景気判断の分かれ目である50を下回ってくるようなら、スタグフレーションへの懸念が一気に強まり、ポンド売り圧力がもう一段高まるかもしれません。

ユーロ/円、右肩上がりの推移継続か

多少のオーバーシュートはあったものの、5月12日安値(132.653円)を起点とするフィボナッチファンの61.8%ラインではサポートされる格好となり、これまでの上昇トレンドは維持されています。6月13日高値の141.762円を突破できれば、144.000円を目指す流れが強まりそうです。下方向は139.000円がサポートされるかどうかでしょう。

【ユーロ/円チャート 日足】

ユーロ/円チャート 日足

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:139.000-144.000

ポンド/円は売り目線継続

上昇するスピードも速かったですが、一転して下げるときのスピードも尋常ではありませんでした。深押しした反動から、多少の戻りは想定されます。6月9日高値(168.724円)からの下落幅の61.8%戻しの165.383円を明確に突破できれば、168.000円付近までの戻りはあるかもしれません。先ほどのレジスタンスラインのブレイクに失敗した場合は、161.000円に向け上値を切り下げていきそうです。ただ、変動幅が広い相場展開が続いていますので、注意は怠れません。

【ポンド/円チャート 日足】

ポンド/円チャート 日足

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:GBP/JPY:161.000-168.000

6/20 週のイベント

6/22(水) 15:00 イギリス 5月消費者物価指数(CPI)
6/22(水) 23:00 ユーロ 6月消費者信頼感(速報値)
6/23(木) - ユーロ 欧州(EU)首脳会議(-24日)
6/23(木) - ユーロ ECB経済報告
6/23(木) 15:45 フランス 6月企業景況感指数
6/23(木) 17:00 ユーロ 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6/23(木) 17:00 ユーロ 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6/23(木) 17:30 イギリス 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6/23(木) 17:30 イギリス 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
6/24(金) 08:01 イギリス 6月GFK消費者信頼感調査
6/24(金) 15:00 イギリス 5月小売売上高
6/24(金) 17:00 ドイツ 6月IFO企業景況感指数

一言コメント

外為どっとコム総合研究所のTEAMハロンズ(@TeamHallons) が平日毎日21時よりライブ配信しています。番組では、注目材料の紹介、テクニカル分析でエントリーポイントや利食い・損切りポイントを解説し、実際にリアルトレードも行っています。ご興味のある方は、一度、こちらにアクセスしてみてください。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル FX/為替見通し「ユーロ/円・ポンド/円は買い先行か。インフレ加速と景気悪化が綱引き」週刊為替レポート ハロンズ ユーロ&ポンド 2022年6月19日

IG証券は世界15ヶ国に拠点を持っている大手のFX会社

FX取引(店頭外国為替証拠金取引)は、一定の証拠金を当社に担保として差し入れ、外国通貨の売買を行う取引です。 多額の利益が得られることもある反面、多額の損失を被る危険を伴う取引です。預託した証拠金に比べて大きな金額の取引が可能なため、金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る変動を直接の原因として損失が生じ、その損失の額が預託した証拠金の額を上回るおそれがあります。 取引手数料は0円です。ただし、当社が提示する通貨の価格の売値と買値の間には差額(スプレッド)があります。 注文の際には、各通貨ペアとも取引金額に対して4%以上(レバレッジ25倍)の証拠金が必要になります。当社でお取引を行うに際しては「店頭外国為替証拠金取引の取引説明書」等をよくお読みいただき、取引内容や仕組み、リスク等を十分にご理解いただき、ご自身の判断にてお取引ください。

数千円という少額から始められる投資として、FXは注目されてきている。FXの取引をユーロでおこなうなら、ユーロががどのような特徴を持ち、変動要因にはどのようなものがあるのか知っておこう。

FXでユーロを扱うならば、ユーロの特徴を知っておこう。まずはユーロの概要や流動性、ユーロ圏の金融政策やユーロの変動要因について解説する。

使いやすい取引環境のトレイダーズ証券【LIGHT FX】 ザイFX!限定キャンペーン実施中!

IG証券は世界15ヶ国に拠点を持っている大手のFX会社。31万人以上の人々に利用されている信頼性の高い取引所で、取引銘柄の多さや良心的なスプレッドから初心者から上級者まで幅広くおすすめできるのが大きな特徴。

また、FXに関しては、現在ユーロにおいてショート(売り)している投資家が多い。そのため相場が下がりにくくなっている。

ユーロ円はメジャーな通貨でFX取引をこれから始める方にもおすすめなので、この記事を参考にしながら実際に取引してみるのもおすすめです。気になる方は早速口座開設をしてみましょう。

GMOクリック証券では、新規FX口座開設&お取引で最大30万円のキャッシュバックのキャンペーンを実施中。非常に大きな特典がもらえるキャンペーンなので、見逃し厳禁です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました
` this.fetchProxy(url, options, 0).then( res => res.json() ).then( data => { if (data.body) this.srcdoc = data.body.replace(/]*)>/i, `