FX/為替見通し「豪ドル/円は米景気減速懸念を機に調整か?」週刊為替レポート ハロンズ 豪ドル/円、NZドル/円 2022年07月02日

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FX/為替見通し「豪ドル/円は米景気減速懸念を機に調整か?」週刊為替レポート ハロンズ 豪ドル/円、NZドル/円 2022年07月02日

週刊為替レポートハロンズ 豪ドルNZドル

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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目次

 

豪ドル/円は米景気減速懸念を機に調整か?

今週の振り返り

豪ドル円は93.76円前後で週初を迎えました。28日には中国が「海外からの入国者への隔離期間を短縮する」と発表しました。これにより、中国経済回復への期待が強まり、中国と交易関係の強い豪ドルは上昇。豪ドル/円は一時94.72円付近まで上値を伸ばすこととなりました。しかしその後は、米国の要人発言や米経済指標結果から、米経済の先行きに対する思惑(景気減速/後退を避けられるかどうか)に一喜一憂する形となりました。7月1日には米景気後退への懸念が強まったことで株価が下落。豪ドル/円は92.20円前後、NZドル/円は83.44円前後(ともに執筆時)まで急速に下値を拡大しました。

RBA理事会はサプライズの可能性も?

5日にはRBA理事会が予定されています。市場の予想は0.25%と0.50%どちらの利上げ幅になるかで割れています(若干0.50%優勢)。6月のRBA理事会では、急伸するインフレと豪1-3月期GDPの力強い内容が後押しとなり、市場予想を上回る0.50%の利上げを実施しました。これまで豪の経済指標で利上げに対しての懸念だったのは、賃金上昇率が期待ほど上昇してしないことでした(緩やかな上昇を続けていたのでRBAは利上げに踏み切りましたが)。そんな中で、6月15日に豪公正労働委員会が7月から最低賃金を5.2%引き上げることを発表しました。そして、翌16日に発表されました豪5月雇用統計で、雇用者数増減は市場予想を大幅に上回る好結果となりました。労働参加率は史上最高値を更新して、豪労働市場の力強さを示す内容となりました。雇用の内容も5月に続いて正規雇用者数が大幅増加。しかも6月の非常勤雇用者数は微減でした。
①豪の1-3月期のインフレ率は急上昇していました。その後の海外のインフレ率を見ると4-6月期の豪インフレ率も上昇しそうなこと
②前述の通り賃金も力強く上昇しそうなこと
 と言った国内の要因のほかに、
米国はインフレ抑制のために0.75%利上げした
と言ったことからも「RBAも0.75%利上げをするのではないか?」との期待が市場ではにわかに強まり始めていました。しかし21日にロウRBA総裁が「市場が示しているような利上げの軌道になる可能性はあまり高くない」と発言。これにより、過度な利上げ幅拡大期待は後退して現在に至ります。

それでも、筆者はRBAが5日には0.50%か0.75%の利上げを実施するのではないかと考えています。理由として、
①RBAは過去2回の理事会でも市場の予想を上回る利上げを実施してきた
②豪ドルは資源国通貨なので、通常であれば豪ドル安を好みます。しかし世界的にインフレが高伸している環境下で、原油の純輸入国であるオーストラリアとしては、豪ドル高の方が好ましい
③大幅利上げへの期待が高いと実際に市場の予想通りの利上げを実施しても影響は限定的。むしろ材料出尽くしで豪ドルが売られる可能性もある
⇒だったら市場の期待値を下げておいて、ポジティブサプライズの大幅利上げを実施して豪ドル高へ誘導する。
かなりタカ派的な想定ですが、可能性はあると思っています。

来週も米国経済指標に要注目

来週も為替相場のメインドライバーは米国景気の先行きに対する思惑が大きく影響を与えることとなりそうです。ただ、筆者は遅かれ早かれ米経済は減速するものと考えています。来週は米国で6月の製造業・サービス業PMIやISM非製造業景況指数、雇用統計など、景気判断に大きな影響を与えそうな指標が数多く予定されています。今夜(1日)のISM製造業景況指数もそうですが、先行指数が芳しくない結果となっていることから、弱い結果を予想する向きが増えています。そのため、6日のISM非製造業までは調整が先行する相場と考えてます。30日~1日にかけて市場は米国経済の減速をかなり織り込んだようにも見えますが、6日のISM非製造業辺りまではとりあえず調整目線の相場が続くのではないでしょうか。

テクニカル的には

豪ドル/円の執筆時にはサポートして機能している、5/12から6/8に上昇した半値戻しとなる92円付近を今週末で下抜けているか、維持されているかが重要な転換点になりそうです。この水準には週足一目均衡表の転換線も位置しており、6/16の急落時もこの水準で下げ止まりました。維持できていた場合は、引き続き第1の下値目途として意識されることになります。下抜けていた場合は、節目となる90.00円や、週足一目均衡表・基準線の88.62円付近が目途となりそうです。上値は先週(6/20週)、今週(6/27週)の高値が94円台後半~95円台前半なので95円前後とみています。

【豪ドル/円 日足チャート・一目均衡表、豪ドル/円 週足チャート・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:
AUD/JPY:88.50-95.00、NZD/JPY:81.00-86.00

7/4 週のイベント:

07/04 (月) 10:30 豪 5月住宅建設許可件数 (前月比)
07/05 (火) 10:45 中国 6月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
07/05 (火) 13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
07/07 (木) 10:30 豪 5月貿易収支

一言コメント:

当社の筋トレ大好きテクニカルアナリストの宇栄原君(@gaitamesk_ueha)が、腹筋ローラーという筋トレグッズを会社に置いています。
たまに朝、他の社員が来る前にこの腹筋ローラーをやっています(本人には了承済みです)。4月頃から週1,2ペースでやっていますが、始めたころは腹筋をした2日後くらいから筋肉痛に襲われていました。でも、最近は筋肉痛にすらなりません。見た目も変わりません…見えないところ(脂肪の裏)でしっかり筋肉が付いているか、間違ったやり方をしているか…多分後者です。一回、宇栄原君にフォームをチェックしてもらおうと思います。 

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。

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