FX初心者が「両建あり」を選んではいけない3つの理由

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FX初心者が「両建あり」を選んではいけない3つの理由

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以下の取材記事は個人の経験や考えに基づくものです。その内容について当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。

FXをするために専用アプリを立ち上げようとすると、最初に「両建あり」か「両建なし」かのいずれかを選択するように問われます。自分は「両建設定」でどちらを選ぶべきなのか、FXトレードの経験がある人なら、誰でも一度は迷ったことがあるのではないでしょうか。それではFX初心者はどうするべきなの か。結論を言ってしまうと「両建を選んではいけない」ということになります。それでは「なぜ両建を選んではいけないのか」その理由を知っていますか。

目次

「両建」設定とは

まず「両建」について説明しましょう。「両建」は、同じ通貨ペアで「買いポジション」と「売りポジション」の両方を同時に保有することです。実際のトレード画面で説明してみましょう。

2022年5月9日20時(日本時間)の時点で、今、米ドル/円の買いポジションを20Lot。そして、売りポジションを10Lot持っています。

スマートフォンアプリ画像1
(外為どっとコム「外貨ネクストネオ」スマートフォン新アプリより作成)

「両建あり」を選ぶと、このように「売り」ポジションと「買い」ポジションを同時に保有することができます。

買いポジションの平均レートよりも相場が円安になれば、右側に表示されている「買いポジション」はプラスになり、左側に表示されている「売りポジション」のマイナスはさらに大きくなります。もちろん、相場が円高に動けば、逆の結果になります。

30分後に見てみると、ドルが下落して、「円高・ドル安」が進んだため、左側の「売りポジション」がプラスになり、一方で右側の「買いポジション」のマイナスが拡大していました。

スマートフォンアプリ画像2

両建ては理論上、決裁したのと同じ

もし仮に「両建あり」を選び、同一通貨ペアの「売り」と「買い」で、同じ数量のポジションを保有すると、理論的には「決済」をしているのと同じような状態になるので、下図のように、理論上は「評価損益」が均衡することになります。

両建てポジション保有するときのイメージ
実際にはどのようになるのでしょうか。6月16日の米ドル/円相場で確認してみましょう。

午前10時に「売り」と「買い」の両方のポジションを10lot(1万通貨)ずつ、135円で持ってみました。

その後相場は上昇し、135円17銭に到達します。「売り」ポジションはマイナス1,720円となり、「買い」ポジションはプラス1,700円となっています。損益額で20円の差があるのは、0.2というスプレッドの差分です。

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午後に入ると相場は下落してきます。

ご覧のようにエントリーした135円付近まで、約15銭ほど下落してきました。すると、「売り」ポジションはマイナス270円となり、「買い」ポジションはプラス250円と金額が変化しましたが、評価損益の差分20円は変わっていません。つまり、トータルの損益はマイナス20円のままということになります。

そのため、損失拡大を防ぐ目的で、一時的に「両建あり」を選択し、両方のポジションを持つFXトレーダーもいます。

これは「両建」が可能なFXだからこそできるのですが、ご覧の通り、同額レート、同ロット数でポジションを持っても、同時に決済すると、必ずスプレッド分だけ損をすることになります。

そもそも「両建」は為替相場が動くと、「売り」と「買い」のポジションの損益が逆に動いてしまうわけです。確かに評価損益を固定化することはできるかもしれませんが、同時に両方のポジションを持つ「両建」のようなやり方で、本当にメリットがあるのでしょうか。

「両建あり」で取引してはいけない3つの理由

ここで、FX初心者が「両建あり」で取引してはいけない理由を3つあげます。

(1)「両建の両損」

投資の世界には「両建の両損」という格言があります。
例えば、相場の動きを読み違えて、高値で「買い」ポジションを建ててしまい、その失敗をカバーするために、急いで「両建あり」に設定を切り替えて、「売り」ポジションを建てたら、安値でつかんでしまった。FXをされている方なら、恐らく一度はこうした経験をしているのではないかと思います。

もちろん、逆のパターンもあるでしょう。ただ、結局、両方のポジションで損が膨らみ、身動きが取れず、大きな損切りをせざるを得なくなります。これが「両建の両損」と言われるものです。

そもそも、最初のエントリーの時点で相場の読みを誤っていたのです。そして間違った判断のまま、ミスをカバーしようとして、さらにミスを重ねてしまったのです。そういう場合はずるずると続けずに「損切り」でリセットして、もう一度、相場を冷静に分析し、次のエントリーで損失を取り戻すべきではないでしょうか。

(2)取引コストが2倍に

「両建あり」にして「売り」と「買い」の両方でポジションを持つと、当然のことですが、FXの実質的コストであるスプレッドは2倍かかります。また、FX会社によって、それぞれのポジションに保証金がかかるところと、外為どっとコムのように「MAX方式」と呼ばれ、同じ通貨ペアの売りポジションと買ポジションの合計を比較して、高いほうのみの保証金で取引ができるところがありますが、「売り」と「買い」の両方のポジションで保証金が必要になると、口座維持率が低くなってしまうので、余力がないと強制ロスカットの可能性が高まります。自分が利用しているFX会社がどちらのタイプか、両建で取引する前に必ず確認してください。

(3)「売り」「買い」のスワップポイントの差額で損失発生

スワップポイントの金額は「売り」と「買い」の両方で発生します。ただ、一般的にスワップポイントが「売り」と「買い」で同額ではないため、その差額分のコストを毎日払う必要があります。

まとめ

さて、今回はFX初心者が「両建あり」を選んではいけない理由を3つあげて説明してみました。このように両建でポジションを持っても、コストやリスクが増えるだけです。

むしろ、両建にはせずに、損が出た場合は、早めの損切りで大きな損が出ないようにリスクを抑え、相場をしっかりと読んで、上がるなら「買い」、下がるなら「売り」でポジションを持ち、利益が獲得できるようにすることが、FX初心者にとっては、トレードが上達する1番の近道でしょう。

マネ育PickUp編集部K氏:大学卒業後、テレビ制作会社に勤務、NHKや民放局の報道番組でディレクターを務める。 その後、出版業界に転じて金融・経済誌の編集者や記者として、政治・経済・金融などの記事制作に携 わってきた。現在はフリーで活動中。FX歴は10年以上。実際にポジションを持って、FXトレーダーたちのトレード手法を確認する日々を送っている。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル FX初心者が「両建あり」を選んではいけない3つの理由

FX初心者が 両建あり を選んではいけない3つの理由

さて、海外FXか国内FXかどちらでFXスタートするかはFX初心者が最初に遭遇する問題です。以前なら「海外FXは怖い」、「日本人であれば国内FX」という風潮が漂っていたものの、最近ではそのような考えも薄れつつあります。

DMM FXは、本格的なFXを行う人にとって様々なテクニカル指標等を活用する事が出来るので、利用しやすいFX会社だと思います。一方、FX初心者にとっては、専門的な指標等によって難しさを感じる事が多く有ります。特にFX初心者は低いレバレッジでスタートしたいと思いますが、DMM FXは一般的な25倍レバレッジなので、FX初心者が損失を受けるリスクが高いと感じる。

ここで、FX初心者が「両建あり」で取引してはいけない理由を3つあげます。

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