FX/為替「投資成功者が持つ『突き詰め力(りょく)』 ~屈指の名門銀行で活躍したトレーダーが見た金融の世界~」志摩 力男氏 FX特別インタビュー(前編)

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FX/為替「投資成功者が持つ『突き詰め力(りょく)』 ~屈指の名門銀行で活躍したトレーダーが見た金融の世界~」志摩 力男氏 FX特別インタビュー(前編)

FX特別インタビュー

以下の取材記事は個人の経験や考えに基づくものです。その内容について当社が保証するものではありません。実際のお取引については充分内容をご理解の上ご自身の判断にてお取り組みください。

今回は、毎週金曜の外為マーケットビューをはじめ、外為どっとコムが主催するセミナーにも何度も登壇いただいている、大人気講師の志摩力男氏にインタビューしました。前編では、金融の世界に足を踏み入れたきっかけや仕事の醍醐味、ご自身が相場を分析する上で譲れないことなどを伺いました

▼目次

1.華やかに見える金融の世界!現実は!?
2.トップトレーダーになるために必要なスキルとは?
3.職業「トレーダー」の私は頭も尻尾も取りに行く!

1.華やかに見える金融の世界!現実は!?

編集部
編集部:
本日はFX情報サイト「マネ育チャンネル」へ毎週金曜日に定期動画(外為マーケットビュー)を投稿いただいております、志摩さんに色々お話を伺います。本日はよろしくお願いします。
志摩様
志摩:
よろしくお願いします。
編集部
編集部:
さて、24年ぶりの円安とあって、金融市場は慌ただしく動いていますね。
そもそも、志摩さんが金融の世界へ飛び込んだきっかけは何だったのでしょうか?
志摩様
志摩:
実は就職活動をはじめた頃はマスコミ志望でジャーナリストっぽい事がやりたかったので、大手紙に1年ほどアルバイトをしていた時期もありました。
編集部
編集部:
でも、その業界に就職とはならなかったのですね。
志摩様
志摩:
はい。当初は世の中の動きの最先端の動きがそこにあるように思えていました。
ただ、実際には新聞社ってビジネスの先端にいる人に話を聞きにいって、それを記事にする事が仕事です。そうなると彼ら自身は「時代の最先端」にいるわけではないのだと感じるようになりました。
編集部
編集部:
自分が思い描くジャーナリスト像とのギャップを感じたのですね。
志摩様
志摩:
そうです。それで、またイチから就職活動をスタートしました。1つ1つ企業を回るとそれぞれカラーがあり話を聞くだけでも面白かったですよ。
その中でいくつか内定を頂き、大手自動車メーカーへの就職に気持ちが傾いたのですが、同じ大手都銀から内定をもらった友人から「これからは金融の時代だ!一緒に金融業界で働こう」と2時間も電話で説得されまして。
編集部
編集部:
2時間ですか・・・すごい熱量ですね。もちろん、そのご友人の方も金融業界に飛び込んだのですよね?
志摩様
志摩:
いや、友人は裏切って建設省(現:国土交通省)に行きました。
編集部
編集部:
なっなんと(笑)
志摩様
志摩:
ヒドイ話でしょう。まぁ、それも今となっては笑い話ですよね。
それで、いざ金融業界に目を向けたことはいいものの、正直なところ、自分には日本的な経営や組織のやり方が合わないと感じる面がいくつかありました。
そんな矢先、ちょうどゴールドマン・サックスから面接の案内をもらえて、すんなり内定が決まりました。
編集部
編集部:
トントン拍子で進んだのですね。
志摩様
志摩:
実は他に大手外資系証券からも内定は貰えていたのですが、そこは株式のセールスを行う部門でした。
その当時の私には株より為替がカッコよく見えたこともあり、ゴールドマン・サックスに入社しました。
編集部
編集部:
カッコいいですか!?
志摩様
志摩:
私の就職した時期は、ちょうどバブルのスタート時点で、銀行のパンフレットに野村雅道さんの為替ディーラーの一日なんて特集が組まれていて、それがすごいカッコよく見えたんですよね~
編集部
編集部:
野村さんは現在外為どっとコムにも為替相場見通しの動画やレポート等を入稿いただいている人気講師の一人ですが、「凄腕ディーラー」として名を馳せたと色々な方からお話は伺っています。
大変失礼ですが、志摩さんはミーハーなんですね?
志摩様
志摩:
それが全てではなく為替の世界に進もうと結論づけるには色々な理由が重なったからですよ~
編集部
編集部:
ちなみに志摩さんは、最初はどの部門に配属となったのでしょうか?
志摩様
志摩:
私はスポットディーラーとしてトレーディングに配属されました。 その後に、結果的にプロップトレーダーになりましたが、最初は上司の丁稚奉公の仕事がメインで本当に大変でした。
編集部
編集部:
練習期間?下積みといった感じでしょうか?
そんな時代が志摩さんにもあったんですね。
志摩様
志摩:
もちろんですよ。誰もが通る道だと思いますよ。

2.トップトレーダーになるために必要なスキルとは?

編集部
編集部:
そこで、どんどん経験と実績を積み上げていったのですね。
志摩さんが思うプロップトレーダーの仕事の面白さって何でしょう?
志摩様
志摩:
人によっては「それってギャンブル中毒じゃないの?」と感じてしまうかもしれませんが、自分がとったポジションで利益が出たら嬉しい、逆に損を出したら苦しいといった具合に、そのトレーディングの全てに対して私はシンプルに「楽しい」と思えるんです。
編集部
編集部:
奥深いですね。でも、「楽しい」と思いながら相場と向き合えたからこそ、前線で活躍できたのでしょうね。
志摩さんもプロップトレーダーとして大成功を収めましたが、そんな志摩さんから見て、「成功されているトレーダーの特徴」はありますか?
志摩様
志摩:
成功されている方は何人も知っていますが、私なんて足元にも及びませんよ。
でも、成功されている方は「突き詰めて」いますね。
一般的に知られていることの、その先の、先の、ずっと先のことを考えていると思います。
編集部
編集部:
具体的にはどういったことでしょう?
志摩様
志摩:
例えばですが、ロンドンにその当時一番利益を出している20代後半のトップトレーダーがいました。彼はファンダメンタルズに長けていて、彼とファンダメンタルズの話をすると誰も敵わないんですよ。
理路整然と説明が出来る人で、エコノミストや中央銀行の人がやって来ても言い負かしてしまうくらい、その道を極めていました。
編集部
編集部:
お若いのにすごいですね。
志摩様
志摩:
ほかにも、商品相場で儲けた日本人の方もいましたが、その人は「利益をあげるためには何をどうすれがいいのか」と、どんどん先を考えていました。
編集部
編集部:
言うのは簡単ですが、実際に実行するとなると何をやればいいのか難しそうです。
志摩様
志摩:
マーケットの流れは、個々のプレーヤーのポジションがどう動いていくのかと、先端にいる人の思考が理解できていないとわからなくなります。
そこで、具体的には言えないのですが、ものすごいコストと労力をかけて情報収集されていました。とにかく勝つために突き抜けたところがありましたね。
編集部
編集部:
やり方はどうであれ、たしかに結果を出すためには、突き詰めるということは重要要素の1つなのかもしれませんね。
志摩様
志摩:
そうでもないトレーダーも沢山いますけどね。
運の部分も大きいのかもしれませんが、そういう人に限って、意外と波に乗って勝てたりするんですよ~
編集部
編集部:
もちろん、運だけでは利益を出し続けることは難しいとは思います。
志摩様
志摩:
でも、持っている人は本当に持っています。
投資家のジョージ・ソロスさんなんかは、ポジションがダメになりそうなタイミングで神風吹いたりしますからね。
それは、彼からしたら計算なのかもしれませんが、やっぱり投資の神様に守られていると感じさせられる面がありますね。

3.職業「トレーダー」の私は頭も尻尾も取りに行く!

編集部
編集部:
ヘッジファンドの帝王は強運にも恵まれているのでしょうね。
さて、日頃から現役トレーダーとして常にマーケットと向き合っている志摩さんですが、プレッシャーとの闘いではないでしょうか?
そんな志摩さんから見て、逆に「投資に失敗されている方の特徴」などありますか?
志摩様
志摩:
そうですね、ポジションを持ちすぎ、または少なすぎといった、「マネーマネジメント」がうまくできていない方ですかね。
編集部
編集部:
たしかにマネーマネジメントが曖昧だと利益を伸ばすことは難しい感じはします。
志摩様
志摩:
私はトレーダーには「利食いタイプ」と「損切りタイプ」の2通りのパターンがあると思っています。
目標値に届かなくても利益が出たらさっさと利食いをする人と、目標値まで届くのを見届けてから相場の流れが反転するタイミングまで待って、損切りで取引を終了する人ですね。
編集部
編集部:
ちなみに志摩さんはどちらのタイプですか?
志摩様
志摩:
わたしは後者で、トップを見届けてから取引を終了するタイプです。
トップを見てからじゃないと、やっぱり後々後悔するんですよ。
編集部
編集部:
「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言がありますが、それに反するような・・・
でも、どちらのタイプがマーケットで生き残れるのでしょう?
志摩様
志摩:
難しいところですが、前者の利食いタイプの人かもしれないですね。ほどほどの勝利で満足できる方が、トレーダーとしては結果を残しているのかもしれない。
マネーマネジメントがしっかりして、欲深くなくあっさりしている人はトレードが本当に上手だと思いますよ。
編集部
編集部:
そのようにご自身で分析されていても、志摩さんは頭の部分も尻尾の部分も欲しくなっちゃうのですね?
志摩様
志摩:
最終的にどちらのトレードスタイルが多くの利益をあげられるかは、結果次第なのでわかりません。
ただ、職業が「トレーダー」だと、一度の大勝利が評価されることもあるので、どうしても狙いにいってしまいます。もちろん、マネーマネジメントは鉄則ですけどね。
編集部
編集部:
これももしかしたら、先ほど志摩さんがおっしゃられていた「成功される方は突き詰めている」に付随するところがあるのかもしれませんね。
ただ、そのトレードスタイルはなかなかハードルが高そうなので、マネするのは難しそうです。
志摩様
志摩:
まぁ、あくまでも私のトレードスタイルです。

PickUp編集部より

前編では、金融の世界に足を踏み入れることになったきっかけや、投資家目線で「成功者」の特徴などをお話いただきました。後編では、為替相場を分析する上で重要視していることや相場との向き合い方、そして個人投資家に向けたメッセージなどを伺っています。皆様のトレードスタイルの確立にお役に立てれば幸いです。

投資の真髄がここにある!伝説のディーラー列伝 インタビュー記事まとめ

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志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル FX/為替「投資成功者が持つ『突き詰め力(りょく)』 ~屈指の名門銀行で活躍したトレーダーが見た金融の世界~」志摩 力男氏 FX特別インタビュー(前編)

FXでは冷静な判断が大切で 焦りは禁物です

高いレバレッジでの取引も、FXの失敗につながる注意すべきものの一つです。レバレッジが高いということは余裕のない取引を行っているということであり、少しの相場変動でも大きな損失が出てロスカットとなってしまうリスクがあります。そのような事態を避けるために、常に余裕のある取引を第一としましょう。

FXで安定して利益を上げられるようになるにはどれくらいの期間が必要なのかということについて、明確な答えはありません。一度は資産を大きく増やすことに成功した上級トレーダーでも、スランプに陥ってうまく利益を出せなくなるということもあり、一度安定して利益が出るようになったら成功が続くというわけでもありません。「これだけの期間を費やせば安定して利益を上げられるようになる」ということはなく、どれだけ腕前を上げても常に失敗のリスクを伴いながら取引するのがFXなのです。

FXを始めたばかりの人は「早く大きな利益を出したい」と考えるかもしれません。しかし、FXではじっくりとチャンスを待つことが必要な場面もあります。そのようなときに早く利益を出そうと焦っていると、かえって得られる利益が小さくなってしまったり、逆に損失を出してしまったりすることもあります。FXでは冷静な判断が大切で、焦りは禁物です。最初から短期間で大きな利益を出そうと考えず、じっくりとトレードスキルを向上させながら利益を積み上げていくことを目指しましょう。

投資の世界には「損小利大」という言葉があります。これは「損失は小さく、利益は大きくすることを心がけるべき」という意味です。人間の意思決定に関する研究から、人は利益を目の前にすると「利益が手に入らない」という結果を回避して少しでも利益を得ようとする一方で、損失に関しては損失自体を避けようとするということが示唆されています。これをFXに当てはめると、人は「利益の確定は早くなりやすく、損失の確定は遅くなりやすい」と考えられます。このような取引では、利益は小さく、損失は大きくなってしまいます。そうならないように「損失は小さく、利益は大きく」を心がけましょうというのが「損小利大」の考え方です。無意識に人間の性質に流されて失敗することのないように、この考え方を心に留めておくとよいでしょう。

FXで、「米ドル/円」を買うとは、「日本円を売って」「米ドルを買う」という取引をすることになります。

FXで成功するためには戦略が重要ですが、戦略的な取引に大いに役立つのがテクニカル分析です。テクニカル分析では過去のチャートを元に今後の相場を予想します。未来の相場がどうなるかは誰にもわかりませんが、過去の相場のデータは膨大に存在し、これらを今後の予想に活用することができます。テクニカル分析と聞くと初心者には難しそうに感じるかもしれませんが、テクニカル分析には様々な種類があり、初心者でも活用しやすいものもあります。まずはそのようなものから、取引に取り入れてみるとよいでしょう。

常に相場が変動するFXでは知らないうちに損失が発生したり取引チャンスを逃したりする可能性もあり、始めのうちは焦ったり不安になったりしてしまうかもしれません。しかし焦りや不安に支配されていては、正しい取引判断は難しくなってしまいます。常に余裕のある精神状態で冷静な取引ができるように、メンタルをコントロールできると理想的です。そのためには少額から少しずつFXに慣れていくことや、書籍などでFXについて学んで自信をつけるといった方法が考えられます。

これはFXで成功するためというより大きな失敗を避けるための方法となりますが、初心者トレーダーは、まずは少額から取引を行うのがおすすめです。少額で取引すると期待できる利益は少なくなりますが、始めのうちは大きく失敗してしまうことを避けながらFXに慣れることを優先しましょう。少額での取引を重ねてFX取引の感覚をつかみ、慣れてきたと思ったら、徐々に取引額を増やしてもよいでしょう。

FX(Foreign Exchange)は、本来は「外国為替」という意味で、日本円を売って米ドルを買うなど、異なる国の通貨を交換することを言います。現在では、FX=外国為替証拠金取引として浸透し、こちらの意味で広く使われています。FXというと難しいイメージもありますが、海外旅行の際に利用する「両替」も外国為替取引であり、意外と身近な取引です。

初心者がFXで失敗する原因の一つとして、FXで利益を出すことの難易度を実際よりも低く見積もっていることが挙げられます。FXで戦略的に利益を上げ続けるためには、注文方法やチャート分析に関する知識の習得、為替や経済に関する情報収集など様々な努力が必要です。また、それらを尽くしたとしても、相場状況などによってなかなか利益が出せないこともあります。「FX取引は誰でも簡単に行える」と思ってFXに興味を持った人もいるかもしれませんが、FXが簡単に始められることとFXで利益を上げることの難しさは別問題です。まずは「FXで利益を上げるのは簡単ではない」ということを認識しておきましょう。

出典:金融先物取引業協会HP 四半期統計データ「預託金増減口座数割合情報」個々のトレーダーのスキルや相場状況など様々な要因によってFX取引のパフォーマンスは変わってくるため「FXの成功率は何%」と断定することはできませんが、このデータを見ると2020年第1期のように5割以上の口座で資金が増加している場合もあることがわかります。とはいえ、資金が減った口座の割合が資金が増えた口座の割合を上回っている場合も多く、FXで利益を上げるのが簡単ではないことは確かなようです。では、FXで失敗してしまう原因とは何なのでしょうか。

FXで非常に重要なのが「損切り」です。損切りとは評価損益がマイナスになっている場合に、それ以上損失が大きくなるのを回避するためにポジションを決済して損失を確定させることです。評価損益がマイナスになっていても、「しばらく待っていればプラスに転じるのではないか」と考えてポジションを持ち続けたくなることがあるかもしれません。しかし、このような行為にはさらに損失が拡大するリスクが伴います。損切りの判断は難しいものですが、FX取引を行っていくうえで避けることはできない重要なものです。大きな損失を出してしまうのを防ぐために、損切りの重要性を意識しましょう。

FXで成功するには、トレードに感情を持ち込まないようにしましょう。

失敗を減らすのはFXで成功するための近道です。

通貨の交換レート(為替レート)は常に動いていて、FXではその差が利益になったり損失になったりします。例えば、「米ドル/円を安い時に買って高くなったら売る」または「高い時に売って安くなったら買う」ことで利益を狙います。

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