ドル円急落!どこまで下がる?ドルは当面下値模索へ 2022/11/11(金)志摩力男

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ドル円急落!どこまで下がる?ドルは当面下値模索へ 2022/11/11(金)志摩力男

ドル円 再度145円超えは難しい?リスクは下方向へ【外為マーケットビュー】

動画配信期間:2022/11/11~2022/11/25

目次

00:00 昨日(11/10)セミナーに登壇
0:30 米CPI発表 ドル円は6円以上急落 米金利も下落→株価上昇
2:16 米CPI結果を受けてFOMC会見のタカ派発言が吹き飛ぶ
3:54 ドル円5分足 どこまでショートカバーで上がるか検討つかず
5:26 ドル円日足 再度145円超えは難しい リスクは下方向へ
8:12 ユーロドル日足 戻り相場へ
9:18 ポンドドル日足 見事な戻り相場を形成
9:36 急にやってきたドルの天井 どこまで続くのか

月曜から金曜までの毎営業日、外為市場に長年携わってきた5人のコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

11/10に開催された志摩力男氏登壇のセミナーのアーカイブはこちら

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志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。

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ドル円急落どこまで下がるドルは当面下値模索へ 2022 11

日本の企業などが外国から輸入したモノやサービスの支払いにはドルを使います。ドルを買って、円を売る取引となるため、円安の要因となります。逆に日本企業が外国に輸出したモノやサービスには外国から円で支払いを受けます。これは円を買ってドルを売る取引となるため、円高の要因になります。

【図表2】主要国の代表的株価指数の推移。日本(日経平均225、グリーン)だけが2021年の実績値を断続的に(右側)割り込んでいる。

究極的に言って、通貨防衛の難易度は円安方向のほうがはるかに高い。したがって、年間の値幅はさらに拡がる可能性があり、すなわち円安も140円を大きく超える可能性がある(編集部注:10月20日時点で32年ぶりに150円を突破)。

2022年10月27日 : 「ドル/円、来年1~3月は130~135円!?」

10/27のECB理事会以降、上値の重い値動きを続けた流れを受け、10/31の0.9965ドルを高値に月末のロンドンフィキシングに向けたユーロ売りに加え、FOMCでの0.75%の利上げに加え、声明文のハト派的文言を受け、一時0.9976ドルへ反発後、パウエルFRB議長の金融引き締め停止は時期尚早などの会見を受け0.9813ドルへ反落。さらに、英中銀政策委員会以降のポンド売りに伴い11/3には0.9730ドルまで一段と下落。しかし、11/4の米10月雇用統計での失業率悪化などをきっかけにFRBの金融引き締めペース減速への思惑を背景にしたドル売りとともに0.9966ドルまで反発し、週初からの下落分を回復し、0.9961ドルで取引を終えました。一方、ユーロ円は10/31の147円75銭を高値に11/3まで連日で前日の高値を下回ると同時に前日の安値を更新する144円04銭まで下落。しかし、11/4の米10月雇用統計を受けた対ドルでの反発に伴い146円14銭へ反発し、146円06銭で取引を終えました。11/4のNY市場終盤にかけて0.9966ドルへ反発し、日足・雲の上限(0.9953ドル)を上回る0.9961ドルで取引を終了したことから、日足・転換線(0.9912ドル)や雲の上限を下値支持線として、パリティを回復し、10/27の高値(1.0093ドル)を上抜けるか焦点となります。そのため、1)米中間選挙 2)米10月消費者物価指数 3)米11月ミシガン大消費者景況感指数や期待インフレ率 4)英7-9月期GDPを受けた対ポンドでの反応 5)中国10月貿易収支を受けた中国経済の減速懸念が緩和されるかなどが焦点になると見込まれます。11/4には独ショルツ首相が訪中し、習近平国家主席と会談しており、対中輸出改善への期待が下値支援につながるか注目されます。一方、インフレ高進・金融引き締めによる成長鈍化といったスタグフレーションへの警戒によるユーロ売りへの警戒から、雲の上限や日足・転換線を上値抵抗線として再び0.97ドル台半ばを下回る可能性には注意が必要です。また、ユーロ円は1)中国10月貿易収支や米消費者物価指数をはじめとするインフレ指標を受けてNY株式市場を中心にリスク選好が継続するか 2)ドル円のポジション調整を伴う円高方向への加速が進むか 3)対ドルでの上昇継続もしくは反落などを焦点に、日足・転換線(145円89銭)を下値支持線として10/31の高値(147円75銭)や10/21の高値(148円40銭)を目指して一段高となるか焦点となりそうです。

さて、問題はここからです。インフレ率は鈍化したとはいえ、まだFRBの目標とする2%の4倍近い水準です。2%まではかなり長い道のりになります。一時76ドル台まで下げたWTI原油価格も今週は91ドル台まで上昇する局面もありました。CPIの揺り戻しもあろうかと思います。クリーブランド連銀のメスター総裁は、「午前中に発表された10月のCPIも総合およびコアの幾分の緩和を示唆しているが、一方で、傾向的に根強いサービス分野のインフレ率はまだ鈍化の兆しを示していない。加えてインフレは引き続き広範だ」と慎重な見方示しています。また、ダラス連銀のローガン総裁も、「CPI統計は安心感を生む歓迎すべき材料だが、まだ先は長い」とこちらも慎重さを崩していません。

10/31の94円53銭から取引を開始し、ドル円の148円85銭までの上昇とともに95円16銭まで上昇。さらに11/1の政策委員会を前に中国10月の財新・製造業PMIの上昇を好感し、95円56銭へ上昇。しかし、0.25%の利上げに留まったほか、声明では追加利上げを示唆した一方、今後の金融政策はデータ次第であるとし、今後インフレがピークを迎え、来年以降は減速するとの見通しを示唆したことから94円台半ばへ反落。さらに、11/2のFOMCでの0.75%の利上げに加え、パウエルFRB議長の利上げ停止観測を牽制する発言も聞かれ、対ドルでの下落とともに93円89銭へ反落。また、11/3の英中銀政策委員会での景気先行きへの減速見通しを受けたポンドの下落とともに、ドルが対主要通貨で全面高となる中、10/24以来の安値となる92円97銭まで下落。その後、11/4の米10月雇用統計を受けて、FRBの金融引き締めペース減速への思惑が高まったことで対ドルでの反発とともに95円08銭へ上昇し、94円92銭で取引を終えました。先週末11/4に日足・雲の上限(94円87銭)を上回って取引を終えたことから、この水準を下値支持線として、11/1の高値(95円56銭)を更新することができるか、上値メドとして注目されます。今週は、1)11/10の米10月消費者物価指数や11/11の米11月ミシガン大消費者景気指数および期待インフレ率を受けて、FRBの金融引き締めペース減速への思惑が一段と高まるか 2)米長期金利の上昇に一服感が確認され、NY株式市場を中心にリスク選好が継続するか 3)11/7の中国10月貿易収支、さらに豪11月消費者信頼感指数や11/8の豪10月企業景況感指数を受けて豪経済の先行きへの警戒が緩和されるか 4)ドル円の下振れリスクが高まるかなどを中心に堅調地合いを継続するか、あるいは先週末11/4の反発が一時的に留まり、再び下振れ基調が再燃するか注目されます。

米国の利上げのほかに、ウクライナ戦争がいつ終わるのかという点も為替の先行きを考える上で大事な要素になります。ウクライナ戦争が終わればユーロは大きく上がる可能性があり、そうなると、ドルが相対的に売られます。円をめぐるファンダメンタルズはあまり変わりませんが、ドル安が進む可能性があります。

1998年4月に1ドル140円を超えたところで2兆円超の円買いドル売り介入に踏み切った例があるので、今回もそのあたりで介入があるとの見方が散見されるが、逆に言えば、そうした昔話を持ち出すことでしか意味のある節目を見つけるのが難しい状況ということだ。

過去20年間をふり返ると、最大の値幅はリーマンショックの起きた2008年の25.07円だった【図表5】。

米10年国債利回りとドル円の年末着地水準について、弊社の見通しは、それぞれ4.1%、150円です。また、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は、2023年3月のFOMCで4.75%~5.00%に達し、2023年いっぱいは据え置かれるとみています。そのため、年明け以降、米10年国債利回りは緩やかに低下し、ドル高・円安も緩やかにピークアウトしていく可能性が高いと考えています。

2013年以降のアベノミクスで証明されたように、日本ではグローバル大企業から中小企業、家計部門へのスピルオーバー(拡散効果、アベノミクス当時は「トリクルダウン理論」などとも呼ばれた)がほとんど期待できない。

為替介入はドルと円、二つの通貨のことなので、日本だけが勝手にドルを売って円を買うのはうまくいきません。円を強くするのは、同時にドルを弱くすることなので、米国の理解を得ないと米国は協力しません。米国のバイデン大統領やイエレン財務長官は、いわゆる強いドル発言をして、現在のドル高を容認する姿勢を見せています。

本日のドル円は140円〜144円程度を予想します。

ただ、あまり早く円安にしてしまうと、効果が続かない。気が付いたら1ドル=200円みたいなのが一番いい。今の円安進行のペースは来年も続くか分かりません。ドル/円は大体1年で15円程度しか動かないのが通例でしたが、今年の変動の大きさは異常です。例年通りの動きなら1ドルが200円になるまで、5年かかります。

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