ドル円「ズバリ、151円へ戻る条件は」中期テクニカル分析でわかる今後の米ドル見通し 2022/11/18

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ドル円「ズバリ、151円へ戻る条件は」中期テクニカル分析でわかる今後の米ドル見通し 2022/11/18

目次

▼米生産者物価指数(PPI)の結果を受けドル円は137円台まで急落
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント

米生産者物価指数(PPI)の結果を受けドル円は137円台まで急落

ドル/円は、11月15日の米10月生産者物価指数(PPI)発表後に139円台から137円台へ急落。その後は、買い戻しが優勢となり1時間後には139円台を回復しています。

ドル円相場をテクニカル分析で確認

152円付近から137円台へと下落し上値の重たい展開が続いていますが、現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、長期目線での上昇トレンドは継続しており、再び150円に向けて上昇に転じる可能性がなくなったわけではありません。月足チャートで今年の高値(10月:151.94円)から安値(1月:113.46円)に向けてフィボナッチリトレースメントを引くと38.2%押しの水準が137円台前半となり、PPI発表後の急落で下げ止まった水準と近い水準になっています。同水準を下抜けない限りは、長期的な上昇トレンドに変りないと言えるでしょう。

ドル円トレードで注意しておきたいポイント

長期的な上昇トレンドが継続しているとはいえ、短中期的には上値が重い展開となっています。本日(11/18)一目均衡表(日足)の雲を下抜けてローソク足が確定すると三役陰転(※)の売りシグナルが点灯します。そうなると下落圧力が強まり、再度、38.2%押しの137円台へ下落する可能性も考えられますので、現環境を見極めてトレードしていく必要があります。

※転換線(緑)が基準線(紫)を下抜け、ローソク足が雲を下抜け、遅行スパン(桃)がローソク足を下抜け

著者紹介

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

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https://twitter.com/gaitamesk_ueha

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。その中で、今後の相場動向を予測するため価格変動の分析能力が必要だと感じ、国際テクニカルアナリスト連盟
認定テクニカルアナリスト(CFTe)を取得。その後、24時間変動し続ける外国為替市場の魅力を伝えるべく2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。現在はこれまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円「ズバリ、151円へ戻る条件は」中期テクニカル分析でわかる今後の米ドル見通し 2022/11/18

ドル円レートと米長期金利はかなり強く連動している(図表3)

政府・日銀の為替介入の2回目が10月21日に実施された。今回もまた奇襲攻撃だった。介入のタイミングは、週末にドル円レートが1ドル152円に向かう直前(151円90銭)の23時40分頃だった。東京市場ではなく、NY市場でのドル売り・円買いである。介入によって、為替レートは、1ドル144円台半ばまで7円以上も押し戻された。

今回、10月21日から11月8日までの期間で考えた場合、12営業日で6円64銭ほどドル安・円高に振れたことになります(図表2)。過去2回の傾向を踏まえると、ドル円の値幅調整は、まずまず進んだと考えられます。また、前述の通り、米長期金利は、10月下旬にみられた低下の動きは一時的なものにとどまっており、ドル円の底堅さは一定程度、保たれると思われます。

米長期金利とドル円レートを、2022年1月から10月までのデータで回帰すると、米長期金利が4.0%のとき、ドル円の理論値は1ドル149.1円になる。4.2%ならば152.2円。4.4%ならば155.4円。4.6%ならば158.5円となる。確率的な変動を含めて考えると、2022年末に1ドル160円に到達する可能性は十分にある。

多くの人が関心を持つのは、「次の介入はいつか?」という点だろう。週明けの月曜日、10月24日朝もドル円レートが円高方向に動かされて、覆面介入が実施されたとの観測がある。2011年の時は、大きな介入の後に、数回の小規模の覆面介入が組み合わせて実施された。2回目の介入は、断続的に継続されている可能性がある。

政府・日銀は、10月21日の深夜にNY市場で、2回目の為替介入を実施した。しかし、今後、ドル円レートが152円近くに戻るのに、それほど時間はかからないだろう。ドル円は米長期金利の上昇と連動していて、必ずしも投機的とは言えない。3回目の介入を予想すると、時期は11月中旬くらいで、レートは次の節目になる1ドル155円、そして円安がハイペースになった時だろう。

通貨当局は、投機的な円安に対して為替介入を実施したと説明する。しかし、本当に投機的なのだろうか。ドル円レートと米長期金利はかなり強く連動している(図表3)。これは、日米金利差によってドル円レートが動かされている証左だと言える。米長期金利がファンダメンタルズに沿っているのならば、今の円安もまた実体に沿っている。

●ドル円は政府・日銀の覆面介入と米長期金利の一時的な低下によりドル高・円安の動きが一服。

●米長期金利低下はドル円の調整要因だが、再び上昇の動きにあるためドル円の底堅さは継続か。

●ドル円は年末150円を予想、来年3月に利上げ終了の想定のもと、ドル高・円安はピークアウトへ。

米10年国債利回りとドル円の年末着地水準について、弊社の見通しは、それぞれ4.1%、150円です。また、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は、2023年3月のFOMCで4.75%~5.00%に達し、2023年いっぱいは据え置かれるとみています。そのため、年明け以降、米10年国債利回りは緩やかに低下し、ドル高・円安も緩やかにピークアウトしていく可能性が高いと考えています。

以上のように、我が国と韓国の輸出産業が収益力を互いに削りながらも激しい国際競争を繰り広げてきている状況をマーケットも注視している。熊谷(2011)や佐々木(2011)でも指摘されているとおり、近年の我が国の株式相場(特にTOPIX)は、円ウォンレートとほぼ同じ動きを示しており、その相関はもはやドル円レートよりも高く、非常に強い。マーケットが日韓の足元の競争環境に注目しており、円ウォンレートの動きが我が国企業の業績に以前にも増して重要になってきている(第2-4-3-22表、第2-4-3-23図参照)。

さて、改めて年初からのドル円相場の推移をみると、今回のようにドル高・円安の動きが一服した局面は2回ありました(図表1)。いわゆる値幅調整で、1回目は、5月9日から24日までの11営業日で、4円99銭ほどドル安・円高に振れました。2回目は7月14日から8月2日までの13営業日で、8円98銭ほどドル安・円高に振れました。いずれも、米長期金利が低下していた時期であり、米国の金利動向が影響したと推測されます。

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