ドル/円どうなる、米雇用統計消化で次の手は【FX相場解説・昼ライブ】2023/1/10

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ドル/円どうなる、米雇用統計消化で次の手は【FX相場解説・昼ライブ】2023/1/10

※ライブ配信後は、録画動画に切り替わります。

番組紹介:外為どっとコム総合研究所のFXアナリストが平日12時からライブ配信を行います

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行います。

外為どっとコムが運営するFX情報サイト「マネ育チャンネル」に掲載されているレポートを元に、ドル/円や豪ドル/円、英ポンド/円などの人気通貨ペアを解説。昨日の値動きの振り返りから始まり、今日これからの見通しや、注目イベントなど分かりやすく説明します。1カ月ほど継続して視聴することで、外国為替市場の「今」が分かるようになり、FXをしっかり始められるような構成を目指しています。

昼ライブ

配信で取り上げる情報

「外為トゥデイ」…外為どっとコム総研が毎営業日リリースしているFXレポート

「外為注文情報」…外為どっとコムのFX口座「外貨ネクストネオ」の指値注文を表示

「ぴたんこテクニカル」…テクニカル分析でマーケットの方向性を直感的に把握するツール

Youtubeチャットのガイドライン 禁止行為

・人が嫌がる下品な投稿
・人を傷つける攻撃的な投稿
・社会的に容認されないと判断される投稿
・宣伝・スパムとみなされる投稿

 
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
小俣 凪子(おまた・なぎこ)
大学卒業後、約2年メガバンクで勤務し個人営業で投資信託や保険販売等を行う。 さまざまな業務に携わっていく中で、外国為替の世界に興味を持ち2021年3月(株)外為どっとコム総合研究所入社。 銀行勤務時代に得た接客スキルを活かしながら、TwitterやYouTubeなどSNSで個人投資家に寄り添った情報発信を精力的に行っている。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル/円どうなる、米雇用統計消化で次の手は【FX相場解説・昼ライブ】2023/1/10

ドル高・金安が予想される

市場環境に大きな変化がなければ、株安などが重なってオーバーシュートしたとしても1ドル=120円ぐらいが限界というのが今の見立てです。

このような場合、ADP雇用レポート発表後にドル/円を買い、米雇用統計発表の前に売り抜けるという手が有効となるケースもあります。もちろん、常にそうなるとは限りませんから、ご判断は自己責任にて...。

市場では、米国できょう発表される雇用統計、来週の消費者物価指数(CPI)の結果次第で、ドルは一段の上昇も、急反落もあり得るとの見方が大勢。「年始から動きが激しいので、短期筋の取引が活況」(FX関係者)であることも、目先の振幅を広げる一因となっている。

パウエルFRB議長は労働市場が極めて強いとし、賃金の上昇も続いていることから、インフレが定着することに懸念を表明しています。実際に市場の予想に反して、今週発表されたISM製造業雇用指数やADP全米雇用報告などは、非常に堅調な数字が並び、ドルが買い戻されました。

ちなみに、この7月のときの事前の市場予想(コンセンサス)は前月比8.5万人増というものでした。周知の通り、相場は事前の市場予想に対して結果が強かったか、それとも弱かったかで動く傾向があるため、このときの市場の反応は「やや強め」という感じだったでしょうか。ただ、同時に発表された失業率が9.2%と、なおも歴史的な高水準で推移していることが明らかとなったため、積極的なドル買いにはつながりませんでした。

ドル円相場が支えられる理由として大きいのは、絶対的な日米金利差が挙げられます。つまり、日本円を持っていてもゼロ金利で全く利息はつきませんが、金利が引き上げられた米ドルは持っているだけで年4%近い利息が期待できます。なので、円高・ドル安になったらなったで、逆の動き、円を売ってドルを買う動きがでやすいということになります。

このような背景があるからこそ、今晩発表される雇用統計には常になく注目が集まる。更に13日発表される米国CPIも重要視される。雇用統計は結果が良ければ良いほど市場の利上げ警戒感は強まる。ドル高・金安が予想される。逆にほどほどの悪い数字が並べばドル金利安・ドル安で金上昇が見込まれる。外為市場では前者は円安、後者は円高が予想される。具体的にはバイデン大統領は月次新規雇用者増加数が15万人程度が望ましいとウォールストリートジャーナルへの「私のインフレ退治策」と題する寄稿文で明示している。今晩の雇用統計の事前予測は25万人程度だ。しかし中間選挙を控えた大統領が、雇用の増加をインフレ退治優先とは言え「労働市場の過熱」と国民に言えるだろうか。失業率もFRBは9月発表の経済見通しで今年末3.8%、2023年は4.4%と先月雇用統計3.6%からの上昇を予測している。今回の雇用統計はほぼ同率が事前予測されている。果たして今後の失業率悪化をインフレ退治策とする経済政策で選挙に勝てるものか。政治と経済のロジックの狭間で現米国政権は袋小路に追い詰められている。政治的独立が保証されているはずのFRBにしても中間選挙の前週11月1~2日にFOMCを開催するので何らかの判断を迫られる。

実際のところ、このADP雇用レポートの数値と米雇用統計の結果には必ずしも強い相関性があるとは言い切れないのですが、ADP雇用レポートの発表後、その内容を受けて相場が一定の方向に傾きやすくなることも事実です。例えば、ADP雇用レポートが非常に強い結果を発表した場合、その後のドルは一時的にも強含みで推移することが少なくありません。ことに、米雇用統計の発表時間が近づくほど、そうした動きが強まる傾向があります。

NY金市場はFRBに「3つのP」を期待している。いずれも利上げ警戒感弱まり、ドル金利低下・ドル安・金高のシナリオだ。まずPivot。直訳すれば旋回。ここでは金融政策緩和への転換を意味する。FRBインフレ退治策の副作用として起こり得る経済減速・不況入りで、2023年中には利下げ或いはQT(量的引き締め)減額に追い込まれるとの見立てだ。次にPause。利上げの一時停止。3回連続で0.75%利上げの劇薬を接種した上で、11、12月には計1.25%の利上げをすることで年末政策金利水準は4.4~4.6%に達することをFOMC参加者19名の内で17名が予測している。果たしてこの荒療治が効いているのか。金融政策効果にはラグがある。それゆえ利上げを一時停止して効果を点検すべきとの見解が民間には根強い。そしてPut。ここでは株価下落をヘッジするプットオプションを意味する。金融超緩和時代には景況感悪化や株価暴落など、市場が危機的状態になる可能性が強まれば、パウエル議長が助け舟を出してくれた。それを市場ではパウエルプットと命名した。ジャクソンホールでのパウエル議長強弁により、もはや「困った時のパウエル頼み」は望めぬと市場も諦めていた。そこにイングランド銀行が利上げを維持しつつ、時限措置ながら量的緩和再開という矛盾した金融政策ポリシーミックスを強いられる衝撃の一件が突如起きた。オーストラリア中央銀行が0.5%幅利上げは必至と見られていたが、0.25%幅に縮小との事例もいざとなれば副作用を回避するため中央銀行は引き締めに手心を加えるとの期待を生んだ。その矢先にクレディー・スイス財務不安をフィナンシャルタイムズが報じ、英国年金危機の可能性も論じられ、市場の不安心理が高まった。米国内でもQTの副作用として短期金融市場が逼迫するリスクが指摘され始めた。2019年にレポ取引の市場で資金需給が逼迫し金利が急騰。これを受けてFRBがレポ市場への臨時資金供給を実施した事例が想起されたのだ。かくしてクレジットイベントリスクが生じれば、FRBが時限措置ながら利下げなどの緩和再開に追い込まれる可能性がPutという単語には込められているのだ。ホワイトアウト(白い闇)に近い視界不良の中、市場はすがる気持ちでFRBからの救いの手を期待している。

昨年末からアナリストのほとんどが2023年は大幅な円高・ドル安になるだろうと声高に唱えていますが、年初の値動きを見るとそうはなっていません。個人的にはツイッターやブログで発信してきた通りの展開で、やはり、といった感想です。

雇用統計の「非農業部門雇用者数」の変化は発表数値が事前予想から大きく乖離することが多々あり、この性質から発表直後は為替レートが大きく動く傾向にあります。米国雇用統計発表前に各社の予想値が発表され、これを基にコンセンサス予想(平均値)が作り出されていきます。事前予想通りの結果となった場合には相場があまり変動しないことが多く、「失業率」などが材料視されることがあります。予想以上の結果となった場合には、株価が上昇してドルが買われる傾向があります。逆に予想を下回る結果となった場合には、株価が下落してドルが売られる傾向があります。個人投資家に人気のあるドル円も米雇用統計発表後に大きく動くことが多いため、この日は取引高(ポジション)も増える傾向にあります。

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