ノリが凶作 黄色に色落ちする被害

FXブログ
ノリが凶作 黄色に色落ちする被害
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 ノリが凶作 黄色に色落ちする被害

ノリが凶作 黄色に色落ちする被害

有明海で養殖ノリの色落ち被害が深刻化している問題で、谷津義男農相は二十六日午前、農水省で記者会見し、諫早湾の潮受け堤防の水門を開けて調査するかどうかの判断時期について、「まずは農水省の対策本部が三月末まで実施する緊急調査の結果を見てから決める」と述べた。 谷津農相は「調査の結果、(潮受け堤防の)水門が影響しているというならば水門を開けて調査していただきたい」と述べ、必要があれば水門を開けて調査をする意向をあらためて表明した。 ノリ栽培場など漁場の海底にたい積した汚泥を取り除くしゅんせつについては「(漁場被害に)影響しているなら別予算で大々的にやらねばならない」と語り、緊急調査の結果を踏まえ、大規模に実施する考えのあることを示した。 また「自分の目で見て対策に万全を期したい」と述べ、二十九日に対策本部長の渡辺好明水産庁長官、同干拓事業を所管する木下寛之農村振興局長らを伴い、現地を視察する考えも示した。諫早湾干拓地をはじめ佐賀、福岡両県のノリ漁場を海上から視察する予定。 ●与党幹事長が有明海を視察 古賀誠・自民、冬柴鉄三・公明、野田毅・保守の三与党の幹事長らは二十六日午前、有明海の養殖ノリ被害の実態を把握するため、佐賀県川副町から漁船で佐賀、福岡、熊本県沿岸のノリ養殖場を視察した。 これに先立って古賀氏らは、現地で井本勇佐賀県知事らから被害状況について説明を受けた。古賀氏は「当面、緊急の財政支援と抜本的な原因究明に政府与党一体で取り組み、安心できる結果を出せるようにしたい」と強調した。 与党は視察結果などを踏まえてノリ養殖業者に対する生活支援策や被害補償などを検討する考えだ。自民党は既に養殖ノリ被害を受けて、党内に「有明海ノリ等被害調査対策本部」(本部長・古賀誠幹事長)を設置している。 被害に関しては、長崎県・諫早湾の国営干拓事業との関連も指摘されており、亀井静香自民党政調会長は「(干拓事業の)水門に原因があるようなら、水門を開けることも含めて検討する」との考えを明らかにしている。

有明海の極度のノリ不漁は国の諌早湾干拓事業(諌干)が原因として、福岡、佐賀、熊本、長崎の有明海沿岸4県の漁業者らが28日、漁船約1500隻(福岡県有明海漁連発表)で長崎県諌早湾の潮受け堤防前で、海上抗議デモをした。海上抗議は今月1、13日に続き今年3回目だが、今回が最大規模。

●全漁連も設置有明海のノリ不作問題で、全国漁業協同組合連合会(全漁連)は二十四日、「有明海ノリ不作問題等対策本部」(本部長・植村正治全漁連会長)を前日付で設置したことを明らかにした。まず植村会長が二十七日に現地を訪れ、福岡県有明海、佐賀県有明海、長崎県、熊本県の四漁連代表者から情報収集する。有明海全体の漁場環境や水産資源などの問題に取り組むのが狙い。

被害者である沿岸各県のノリ生産者は「諫早干拓事業が元凶だ」と、事業を進めている農水省に堤防の水門の開放や事業の中止を求めている。四年前の潮受け堤防閉め切り後、有明海の海流や水質が急変し、海洋生物が急減しているからだ。

有明海のノリ不作問題で、自民党の亀井静香政調会長は二十五日、党本部で、「原因究明を徹底してやる。(諫早湾干拓事業の堤防の)水門に原因があるようならば、水門を開けることも含めて対応する」と述べ、ノリ被害の原因が干拓事業にあると特定されれば、水門の開放を含めて検討する考えを明らかにした。 また谷津義男農相は同日、佐賀など沿岸四県の自民党県議団に対し、「調査で必要があれば水門の開放も考える」と重ねて表明。農水省トップと自民党幹部がそろって柔軟な姿勢をみせた。 自民党四県議団の要請には佐賀県議団の吉田欣也会長ら十二人が参加。農水省、水産庁、国土交通省と自民党本部を訪れ、亀井氏らに原因究明と漁業者への無利子融資などを要請した。 亀井氏は水門開放の検討に加え、「生活支援が必要だ。三宅島と同様に天災なので、それに合った対策をとる」と述べ、谷津農相も金融支援について「万全を尽くす」と強調した。 また四県は同日、水産担当部局長でつくる「有明海四県ノリ不作等合同対策連絡本部」を発足させ、農水省の対策本部などに漁業者の救済措置を要請した。

潮谷知事はノリ不漁と諌早干拓の関連について「生態系に及ぼす影響を科学的にきちっと掌握していくことは大変大事。なお科学的なデータが必要と思う」と述べ、各種の調査結果を待つ姿勢を示した。原因調査では沿岸3県、国との協力態勢の重要性を強調、被害漁業者への金融救済策を近日中に打ち出すとしている。

有明海の養殖ノリの凶作問題で、福岡県議会農林水産委員会は二十五日に県内の海域を視察する。現地では漁業関係者らとの協議も予定している。

また、28日には漁業者が「ノリ不漁は、諌早湾干拓事業の影響」と工事中止などを訴え、漁船約1200隻による海上抗議デモを計画している。

有明海のノリ不作の現地視察に入った古賀誠自民党幹事長と冬柴鉄三公明党幹事長、野田毅保守党幹事長ら与党三党国会議員団は二十六日午後、沿岸漁場を視察し、福岡県大牟田市で漁協関係者や地元首長ら約百二十人と意見を交わした。この席で古賀幹事長は「予断を持った原因究明はあってはならない」と、有明海の異変との関連が指摘される長崎県諫早湾の国営干拓事業と漁業被害をただちに結びつけることに慎重な姿勢を示した。

九州・有明海のノリ養殖が例年にない不作となっている問題で、諌早干潟緊急救済本部や世界自然保護基金ジャパンなど5つの環境保護団体は26日、諌早湾干拓事業見直しと諌早湾干潟の再生を求める緊急要請を、農林水産省と環境省に提出した。谷津義男農水相がノリ凶作と潮受け堤防の因果関係について、「水門が関係しているとなれば、水門を開けて再調査することも検討する」と言及したのを受けて、急きょ要望することにした。

●民主党議員団が27日に現地視察有明海のノリ不作問題で、民主党は二十四日、菅直人幹事長ら国会議員団が二十七日に現地視察することを決めた。これに関連し、鳩山由紀夫代表は同日の記者会見で「厳しい被害が出ているのは当然、水門とかかわりがある」との見方を示し、被害に対する国の責任を指摘した。 視察団は菅幹事長をはじめ同党の「ネクスト・キャビネット(次の内閣)」で環境・農水を担当する佐藤謙一郎衆院議員、地元の原口一博衆院議員(比例九州)ら五人前後で構成。海上視察や関係者からのヒアリングなどを予定している。一方、公明党は同日、「有明海ノリ等凶作調査対策本部」(本部長・冬柴鉄三幹事長)を設置した。

有明海のノリ不作問題について、福田康夫官房長官は二十六日の会見で、「どういう原因に起因するかが一番大事だ。水門が関係しているのであれば、水門対策となる。調査結果をみて判断するしかない」と述べ、原因が国営諫早湾干拓事業にあると特定されれば、堤防の水門開放も含めて検討すべきだとの考えを明らかにした。

意見交換会の冒頭、冬柴幹事長は「(漁場を見て)一見して商品にならないと感じた。原因究明と漁業者の生活支援に取り組みたい」とあいさつ。沿岸四県の水産行政担当者がノリ生産の現状を説明した後、福岡県柳川市の小宮徹市長が「諫早湾干拓などの人災と昨年十一月上旬の天災が重なった。助ける思いで有明海の漁業振興をお願いしたい」と地元漁連代表と並んで訴えた。

農水省はすでに「ノリ不作対策本部」を設置し、調査船を有明海に派遣して水質などの緊急調査を始めている。さらに、今年4月からは、環境省や地元自治体などとも協力して本格調査に入る予定だった。

潮谷義子知事は31日定例会見し、有明海のノリ不漁で諌早湾干拓事業の影響が指摘され、八代海沿岸漁業者の中にも川辺川ダムの漁場環境への影響を心配する動きが出ていることを受け見解を述べた。「川辺川ダムは環境保全で大丈夫だと言われてきている。原因は分からないが、やはり大丈夫だと言われた諌早湾でこういうことが起きている」とし、「川辺川も環境保全については国土交通省にさらに求めたい」と改めて国に問う考えを明らかにした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました