ドル円は上値重く下落トレンド継続、一方で豪ドルは追加利上げ期待で続伸 1月26日(木)YEN蔵

FXブログ
ドル円は上値重く下落トレンド継続、一方で豪ドルは追加利上げ期待で続伸 1月26日(木)YEN蔵

追加利上げ期待高まる豪ドルが強い【外為マーケットビュー】

動画配信期間:2023/1/26~2023/2/9

目次

0:00 昨日(1/25)の相場振り返り① NZのQ4CPIを受けてNZドル買われるが一時的
1:04 昨日の相場振り返り② 豪Q4CPIを受けて上昇
2:45 豪ドル/NZドル15分足 金融政策の方向性の違いから上昇(豪ドル高)
3:01 豪ドル/NZドル日足 昨日のCPI後に直近高値突破、1.10付近が重要なポイント
4:10 豪ドル/円日足 92円付近まで上昇
4:22 NZドル/円日足 上昇するも85円付近で伸び悩み
4:35 NZドル/円15分足 84円付近が重そう
4:35 豪ドル/円15分足 92円を挟んでもみ合い
5:06 豪ドル/米ドル15分足 0.7090ドル付近が底堅い
5:16 NZドル/米ドル15分足 ピボットの中心点辺りでの推移
5:34 昨日の相場振り返り③ BOC理事会
7:06 ドル/カナダ15分足 理事会直後に急騰後に上げ幅縮小
7:36 ドル/カナダ日足 1.33カナダドル付近がサポート、1.33-35のレンジになるか見極め
7:54 カナダ/円15分足・日足 97.80円付近を高値に下落、97円付近を戻せない場合は一段安も
9:33 豪ドル/カナダ日足・15分足 22年高値突破なるか
10:34 ドル/円日足 131-2円で上値重い下落傾向継続、FOMCまで127-132円のレンジは抜けられない?
11:15 ドル/円15分足 129円下支えされれば129.00-80円のレンジか

月曜から金曜までの毎営業日、外為市場に長年携わってきた5人のコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

 
yenzo_96_130.jpgYEN蔵
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。ブログ「YEN蔵のFX投資術」、メルマガ「YEN蔵の市場便り」で個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円は上値重く下落トレンド継続、一方で豪ドルは追加利上げ期待で続伸 1月26日(木)YEN蔵

ドル円は上値重く下落トレンド継続 一方で豪ドルは追加利上げ期待で続伸 1月26日

もっとも、11月第2週の大陰線が決定打であっただけに、その兆しはあった。11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後、パウエルFRB議長のタカ派発言を受け、一時145.68円の安値から切り返したものの、148円前半に留まり、米利上げ余地の拡大が想定される中、上値追いの勢いは示されなかった。11月4日の米雇用統計自体もさらなる利上げを支持する内容となったが、一転して米ドル売り優勢の展開となり、146.59円にて大引けし、多くの市場参加者を驚かせた。

ただし、それも継続的な安値トライを回避できるとみなす他、「ダブル・ボトム」の形成を有力視している。理屈としては、32年ぶりの高値を一旦更新した米ドル/円に比べ、豪ドル/円は大きく出遅れた。その大きな背景として、米ドル全面高の中、豪ドルの優位性が試されてきた経緯があった。

この場合は、やはり10月安値と相まって、「ダブル・ボトム」を形成していくことがもっとも想定されやすい。言ってみれば、米ドル/円の急落につられた形での「底割れ」となったものの、主導性を発揮した円買いとは程遠いため、継続的な下値トライを想定できない。この意味合いにおいて、10月13日の罫線が示した強気サインが今回は支持を暗示する存在となり、近々強気サインの再度点灯を期待できる。

要するに、米利上げ見通しの強化自体は米ドル買いに繋がらず、円売りの限界が見えてきたわけである。米ドルのロング筋が圧倒的に多かった分、米CPI指標がリリースされた後、米ドルのロング筋は一斉にポジションを手仕舞い、米ドルの急落や円の急騰をもたらしたわけだ。

その一方、先週の大幅下落は、頭をさらに重くさせたのも間違いない。もっとも重要な週足は、10月17日~21日にて形成され、同週の大陽線があって、その後の値動きと「インサイド」のサインを形成、先々週まで10月後半以来6週連続のため、本来上放れの示唆であった。先週の安値更新は、結果的に下放れとなったわけで、目先としては地合いの悪さを示している。

さらに、11月30日の高値は、一旦11月28日の高値をブレイクしていたにも関わらず、その後大きく反落してきたため、同サインが「ダマシ」であったことも確認できる。なにしろ、11月28日はこれまでの保ち合いのレンジを下放れした値動きを形成した日であっただけに、しばらく抵抗の厚さが意識され、豪ドルが強くても安値圏での保ち合いに留まるだろう。

しかし、10月以来豪ドル対米ドルの切り返しは順調であり、また豪ドルの優位性が証左されたことで、これから出遅れを挽回してくるだろう。また年初来高値更新を果たしたユーロ/円や英ポンド/円に比べ、豪ドル/円の年初来高値更新がむしろ自然のなりゆきであり、目先の地合いが悪化しても、中段保ち合いの一環と位置付けるため、継続的なベアトレンドへの転換とは見なせない。

その一方、米利上げのプロセス自体はなお継続され、米2年国債利回りが本格的な反落を見せないうちに、米ドル/円の下値余地がたちまち拡大していくとは想定し難い。米利上げ減速を目いっぱい織り込んでいる以上、また130円大台を狙いに定めた以上、テクニカル上における「売られ過ぎ」のサインが点灯しやすい。11月30日の罫線が弱気サインを点灯し、同日高値139.91円までの戻り(速度調整)も容易ではないとみているが、10月高値を起点とした下落波自体の「速度違反」の可能性に鑑み、早期安値の再更新なしで一旦試されるだろう。今週安値追いには躊躇したい。

10月まで豪ドル対米ドルの反落が大分続いてきたものの、水準的にはなおコロナショック直後の安値より大分上に位置し、「底割れ」を果たしたユーロや英ポンドに比べ、豪ドルがむしろ堅調であり、構造上の優位性を持つ。また米ドル/円の「売られすぎ」もあって、今週は豪ドル/円の底打ちの可能性に注目しておきたい。

豪ドル/円相場は先週大きく下落し、再度10月安値をトライした。想定外の「底割れ」となり、また目先としては地合いの悪化を避けられないが、あくまで保ち合いの一環と見なし、ベアトレンドへの転換を想定しにくいことをまずは記しておきたい。

とはいえ、仮に底割れを回避できたとしても、豪ドルにおける頭の重い構造を当面修正することはできないだろう。12月1日や2日の大陰線があって、目先の下落幅の拡大に鑑み、切り返しがあっても限定されるだろう。

このような事情に鑑み、先週パウエルFRB議長の利上げ減速の示唆を受けた続落も至って当然な結果となった。12月2日の米雇用統計が想定より良かったにもかかわらず、米ドルの買い戻しが限定だったことも、メイントレンドとして米ドル売りが定着していることの他あるまい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました