「ミニストップが 何かやるぞ」と
ミニストップは韓国事業の売却で売却益が得られます。その資金をどの分野に投資するのか。注目が集まります。
スイーツを得意とするローソンもセブンイレブンの動きに追随する可能性があります。競合の商品開発力が上がれば、それだけミニストップのデメリットが目立つ結果となります。
また、キラーコンテンツだった「ハロハロ」などのコールドスイーツの人気は衰えています。ミニストップは2016年2月期に売上総収入が前期比31.7%増の2,135億2,800万円となりました。このときの日商は427,000円で今よりも6.4%上回っていました。
ミニストップ最大の特徴は「コンボストア」と呼ばれる、コンビニ機能とファーストフード機能を併設した店舗づくりです。フライヤーなどの厨房機器、ソフトクリームフリーザーとイートインコーナーをぼぼ全店に導入しています。
筆者は自宅の近所に大きな駐車場を有するミニストップを重宝している為、非常に愛着のあるフランチャイズ本部だった。ミニストップと言えばソフトクリームという印象だったが、同じコンビニという括りで考えても利益率が大きく異なり、オーナーの頑張りが”報われるシステム”を採用している点は非常に好感を持てた。アジアで大きく業績を伸ばしているのは知らなかったが、飽和状態だと考えていた国内市場も全く違う考えで、これから積極的に店舗展開を行うという姿勢は新鮮に感じた。この数年で社内も大きく変わったようだが、誠実に加盟者に向き合っている印象を受けた。資料だけでは伝わらない想いや感情をぜひ直接聞いてみることをオススメしたい。今夜も帰りにソフトクリームを買って帰ることにしよう。
ミニストップは人気の「ハロハロ」の注文を受けた場合、アイスクリームを抽出するなどレジを離れて作業を行う必要があります。その間、空白時間が生じてしまうのです。コールドスイーツの注文が続くほど、レジに遅れが生じて後ろに並んだ人はイライラします。それが高い満足度を得られない一因です。
明確な数字は言えませんが、ひとつ言えることは、とにかく今は過去最高の出店を計画しています。今後数年はドンドン店舗を増やしていく予定です。ソフトクリームやハロハロが「食べたいけれど、食べたいと思ったときにミニストップがないんだよね」というお声を多く頂戴します。まだまだ全国に店舗数が少ないので、お客様の期待にお応えしたいという思いがあります。これから店舗を積極的に増やす事はお約束します。海外についても現在2カ国で交渉していますので、引き続きアジアで拡大していきます。昨年、5,000店舗を突破しましたが、韓国が今、すごいんです。フィリピンも増えてきたし、中国も順調になってきました。もう日本のコンビニではないんです。アジアのコンビニという誇りを持ってミニストップはこれからもチャレンジしていきます。
やはり都心に比べて郊外店舗では、深夜の時間帯では来店数は少ないですね。ただ、バックヤード、商品陳列、清掃などお店全体では、やるべきことがたくさんあるんです。早朝からお客さまが来店するわけですから、お迎えする体制を整える為にお店自体が「リセット」をすることで、掃除、発注、納品をする時間としては有効ではあります。お客さまに対して、ミニストップにいつでも来てください!と解放しているイメージの方が、今は絶対にいいでしょうね。少し余談になりますが、正社員・アルバイト含めて人員確保が年々厳しくなっています。コンビニ業界全体的に言えることで、スーパーもそうだし、流通関係は全て厳しいです。ですから、必要に迫られて、店舗は開けておきたい。けれど、働き手が足りないから、先ほど言った24時間セルフレジをしなければいけない、という時代がくるかもしれません。
フランチャイズの業界において「何か、ミニストップは違うな」と感じて頂けるようにしたいですね。2015年4月から、出稿する媒体や体制など大きく見直しを行いました。FCショーなどのイベントにほとんど出店しておらず、口コミや加盟検討者の方が情報を探して加盟している状態でした。そのおかげか周りが少しずつ、ザワザワし始めました。「ミニストップが、何かやるぞ」と。おもしろい話ですが、フランチャイズのPR施策について、「ウチもやっていいですか?」って競合のコンビニさんが相談に来ましたね。 この1年で大きく変わりました。人員も増強して、これからもっと加盟希望者の方にミニストップを知って頂けるよう啓蒙活動を続けたいと思います。
まずは一歩踏み出してほしい、行動してほしいです。イベントにお越しになって、コレはどうだろう?と思ったらまず話を聞いて下さい。もう少し勉強をして頂きたいですね。その状態で本当に経営者になろうとしているのですか?という方がいるのは事実です。 コンビニが日本に何店舗あるかとか、そんなことはどうでもいいのです。 もう少し、「ミニストップって、ソフトクリームが美味しいよね」、「イートインがあっていいよね」と、その先が続かないんです。もっと真剣に覚悟を決めてやらないと成功しない事業だし、フランチャイズも契約事で、フォローはあるけれど生活費まで本部がフォローするわけではないんです。本部が全部何とかしてくれると甘えるのはよくありません。本部に、おんぶor抱っこはしていいと思いますが、おんぶに抱っこは駄目なのです。そのくらいの感覚でいて欲しいと考えていて、本部を上手く利用してほしいんです。 いろんな面で「こう思うのだけど、こうできないの?」と意見を言っていただいても構いません。繁盛させるという目的も含めて一緒にやっていくのですから。よきパートナーとして、ふさわしい姿でいていただきたいです。
2010年に入社した後、店舗に配属され、そこで基礎的な知識を約1年間学びました。その後、人事部に異動になり、今の仕事は今年で6年目になります。人事部では、最初に海外赴任者のサポート業務を行いました。ちょうど海外赴任者が増えるタイミングだったので、赴任者の制度整備を中心となって行いました。3年間経って、次に国内のミニストップ直営店の給与関連の仕事、労務関連の仕事、さらには店を指導するストアアドバイザーの社用車の貸与管理の仕事をすることになりました。
一般的にあるコンビニエンスストアは、もう変えなければいけないんです。今の実態、形が、もう古いんです。あらゆる変化に適応した未来型にどんどんわれわれが特徴を出して、変えていく必要があるのです。ミニストップのいいところは、2,200店舗規模のチェーンであること。1万店舗もあるわけではないんです。だからこそできることがある。少数だからこそ、打ち出せるものが絶対にあるハズです。融通が利く為、小回りが利いてスピード感を持ってトライできる。フランチャイズはもっと大きな可能性があると考えており、私自身もさらにチャレンジしたいと考えています。いまお話したように、どんどんチャレンジしたいと考えている中で、このように加盟検討者の方に対してメッセージが発信できるのは正直嬉しいです。ミニストップは新しいものにドンドン挑戦をして、失敗したらまた次の可能性にトライできるよう考え抜くというスタンスです。
コンビニ中堅のミニストップ、靴小売り大手のジーフット、遊戯施設事業のイオンファンタジーのイオン傘下の上場企業3社が、新型コロナウイルスの影響で未定としていた2021年2月期の業績予想を相次いで公表した。
そうです。例えば、ホームセンターやグループ会社のイオンでもセルフレジを導入していますが、セルフレジや自動レジは既にかなり浸透して一般化してきています。もちろん当社でも少しずつ取り入れています。自分で買ったものは自分で処理をして、自分で袋に入れたほうが早いですからね。要は、わずらわしいこと、並ぶ、店員の対応を待つ、そういったがストレスが一切ないようなものが一般的になって求められて時に、コンビニがそれに適応したら、またいろいろな部分が変わってくると思います。ただ、コンビニの場合はご存知のように24時間営業ですので、防犯体制やその他の面で投資が必要になります。 正直、24時間営業でなくても…と思う店はたくさんあります。実際にそうしたいけれど、反面、いつも開いてる安心など考えるとイヤイヤちょっと待てよ。という面もあります。もしもミニストップが最初に24時間営業ではない店舗を展開したら?他のコンビニさんがどう動くのか。という全体の変化はあるかもしれませんね。あくまで仮定の話ですが。
当然、都心部はお客様が多い為、売上が多いわけです。比例して時給も高い。地方は比較すると断然時給は安いですね。 オーナーの収益、利益で言うと、大きな違いはそんなにありません。むしろ郊外店舗のの方が「儲け」のあるケースがあります。ココはいろんな要素から「利益率」が弾き出される為、一概にいえませんね。たとえばお客様がたくさん来て売れるものの、タバコばかり売れる場合、1割しか粗利がないので、利益率が下がって忙しいわりには儲けがないということもあります。ミニストップははファーストフードの利益率が高いんです。売り上げはそれほど大きくないけれどファーストフードの率が高いと、こんなに儲かっているのだ、という店舗もあります。地域の要素も重要ですが、ミニストップは、その中身、売り上げ構成をオーナーの力、努力次第で変化させられる、という点が魅力なんです。ファーストフードでいうと、競合は粗利が3割、ミニストップは5割程度です。また、ロイヤリティーが違うところがミソですね。
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