【最新号】
目次
▼ドル/円 今夜の相場見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円 今夜の相場見通し
ドル/円の環境認識から、反発基調で底堅さが窺えるため基本は買い目線です。
日足を見ると、137円台後半から反落するも133円台で下げ止まり下値を切り上げる流れを継続しています。また、10・20・80日移動平均線が上向きを維持していることから上昇目線に変わりはなさそうです。ただ、10日線(135.06円前後)で上値を抑えています。終値で上抜けられるかが本日の注目ポイントです。
4時間足に切り替えると、137円台後半へ上昇した後に再び133円台へ押し戻されていますが、135円台まで戻しており底堅いように見えます。足元では10・20・80線を上抜けており135円台に定着すれば138円に再トライする可能性も考えられます。
本日は、注目されるイベントが予定されておりません。また、市場では10日の米4月消費者物価指数(CPI)に関心が向いていることから135円台では伸び悩む展開が想定されるため、買いポジションの利確タイミングやエントリータイミングに注意しましょう。
ドル/円の予想 まとめ
本日のドル円トレード方針は、基本は買い方針です。反発基調となっていることから押し目買いの局面を探していきたいです。ただ、135円台では伸び悩む展開が想定されるため、エントリータイミングの判断に注意が必要です。
ドル/円見通し動画
番組紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間:2023/5/8~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」へのレギュラーほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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ドル円予想 135円台に定着なるか10日SMAがポイント ビシッとわかる今日のFX
とはいえ、今後のドル円は、5月FOMC後の、米金利の上下に左右されると考えます。米金利市場は、アメリカの中央銀行が5月にも利上げを停止した後、今年後半には利下げに転換するとの見方を変えていません。
しかし、8月中旬からは、アメリカ金利の上昇トレンドが明確になり、年初からのドル高円安、株安の流れに戻りました。ドル円は、1ドル140円台までドル高円安が進んでいます。理由は、8月10日に発表されたアメリカの7月CPIの上昇幅が縮小したにもかかわらず、アメリカの中央銀行メンバーがインフレ抑制のために、大幅な利上げを続ける姿勢を示したためでしょう。
2023年3月のドル円は、137円台まで円安になった後、132円台まで円高に動きました。アメリカの金融不安の拡大を受けて、市場の米利上げ見通しは大きく変わりました。
FRBが9月21日のFOMCで決定する利上げ幅次第で、米金利やドル円は上下に振れるでしょう。しかし、FRBが出すメッセージは2%インフレがみえるまで、景気抑制的な高い政策金利を維持することだと予測します。日米金利差は拡大しても縮小しないと考え、ドル円は1998年8月につけた147円に向けてドル高円安が続くとの見方を維持します。
逆に、11月にドル安円高が進んだ理由は、11月10日に発表された米10月CPIが市場予想に比べて弱かったこと、それに伴ってアメリカの10年金利が約0.5%も低下したこと、などが挙げられます。
4月の日銀金融政策決定会合の結果などから、ドル円の見通しを考えてみましょう。結論からいえば、当面のドル円は、アメリカの10年金利の上下に左右されると考えます。 5月FOMCが年内の政策金利の据え置きを示唆して、アメリカの金融不安が後退すれば、ドル高円安方向の戻りを試すと予想します。
2023年1月のドル円は、127円台から134円台の広いレンジで推移しています。ドル円が127円台まで円高に動いた一因は、1月の金融政策決定会合で政策修正が実施されて、円金利が上昇することへの警戒感だったでしょう。
そのため、ドル円は、135円を中心とした広めのレンジを予想します。米金融不安が後退すれば、ドル円は135円から140円のレンジへとシフトすると考えます。
物価上昇と賃金上昇が同時に進行するなか、FRBは、政策金利(現行1.50-1.75%)を長期的な中立金利(6月予測では2.5%)に早く近づけるため、7月に0.75%利上げを実施するでしょう。市場は、米政策金利が年末には3.4%程度まで上がることを既に織り込んでおり、さらに利上げを織り込む余地は小さくみえます。ただし、日米金利差が大きいことは、ドル高円安トレンドが続きやすい要因と考えます。
2022年7月の市場は、年初からのドル高円安、株安、原油高とは逆方向に大きく動きました。米ドル円は7月14日に1998年以来となる139円台をつけましたが、8月初めには130円台まで押し戻されました。また、米国株式市場では、米国株(S&P500種株価指数)が年初の高値から20%以上も下落した後、6月中旬からは10%以上も反発しました。WTI原油先物価格は、6月の120ドル台から80ドル台まで下落しています。
本日のドル円トレード方針は、基本は買い方針です。反発基調となっていることから押し目買いの局面を探していきたいです。ただ、135円台では伸び悩む展開が想定されるため、エントリータイミングの判断に注意が必要です。
2022年10月は、ドル高円安が進み、内外株価は上昇しました。米ドル円は10月21日に1990年以来となる151.95円までドル高円安が進みました。急激なドル高円安の進行に対して、日本政府は9月に続いて10月もドル売り円買い介入を実施したとみられます。10月の為替介入額は約6.3兆円と、9月の約2.8兆円を上回り、ドル円は151円台から145円程度までドル安円高に動きました。
パウエルFRB議長は、3月7日の議会証言で、経済データが全体として強ければ、利上げがより早く、より高い政策金利まで続く可能性を示唆しました。ドル円は、3月8日に200日移動平均水準である137円台まで円安に動きました。
投機筋のポジションは、ユーロ買い、米ドル売りに傾いています。今後、利益確定の反対売買があると想定すれば、ユーロ売り要因となるため、注意が必要です。
2023年1月のドル円相場は、130円を挟んだレンジでした。昨年末の米ドル円は、1ドル131円程度でしたが、1月中旬には127円台まで円高に動く局面がありました。2023年1月のドル円の月間の値幅(高値と安値の差)は、7円を超えています。過去3年の1月のドル円の値幅は2円台ですから、今のドル円の変動幅は大きいといえます。
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