スズキ3月期 売上高が過去最高
スズキが15日発表した2023年3月期連結決算は、売上高が前期比30・1%増の4兆6416億円、純利益が37・9%増の2211億円となり、ともに過去最高を更新した。原材料価格の高騰を踏まえた海外での値上げが貢献し、円安進行も追い風となった。
通期の売上高は9.3%増の3兆9000億円、純利益は15.8%減の1350億円をそれぞれ見込む。業績予想の前提となる為替レート、四輪・二輪の世界販売計画は従来のまま変更していない。
売上高は同25.8%増の1兆0633億円と、四半期ベースで過去最高となった。国内は四輪車減産の影響で2.3%の減収だったが、海外はインドやアジアで39%の増収となった。前年同期に旧豊川工場跡地の売却益を計上した反動などもあり、純利益は31.2%減の582億円だった。
24年3月期は、売上高が5・6%増の4兆9千億円と過去最高を更新すると予想。
浜松市に本社を置く自動車メーカーのスズキは5月15日、2022年度の決算を発表し、円安の影響などで売上高、経常利益と純利益は過去最高を更新して、増収増益となりました。 【写真を見る】 売上高“過去最高”4兆6,416億円 記録的な円安で純利益なども スズキが決算発表 15日発表されたスズキの2023年3月期の連結決算は、売上高が4兆6,416億円で、前の期に比べて、1兆733億円(30.1%)増加し、過去最高の増収を記録したと発表しました。スズキによりますと記録的な円安の影響のほか、インドをはじめとした各地域での販売増加などが要因だということです。
スズキが2日発表した2018年4―6月期連結決算は売上高、営業、経常、当期の各利益ともこの期で過去最高となった。2期連続の増収増益。国内は軽自動車が堅調に推移し小型車も伸び、インド事業も好調だった。4輪車の世界販売は86万2000台(前年同期比16.3%増)と過去最高だった。 国内売上高は軽自動車「スペーシア」や小型車「クロスビー」などの販売増で2963億円(同11.0%増)。国内の4輪車販売は17万3000台(同8.5%増)、生産は24万4000台(同4.7%増)。海外売上高はインドの販売台数が過去最高を記録し、6912億円(同14.7%増)だった。 予想を上回る好調ぶりだが19年3月期は「次世代技術の研究開発費を増やす」(長尾正彦取締役常務役員)とし、期初予想を据え置いた。また7月に発売した軽4輪駆動車「ジムニー」は受注好調で、湖西工場(静岡県湖西市)のライン増強などで約3割増産する考えを明らかにした。
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