ドル円、手元のヒントから上昇を予想、材料はあとからついてくる!? 5月17日(水)井上義教

FXブログ
ドル円、手元のヒントから上昇を予想、材料はあとからついてくる!? 5月17日(水)井上義教

【明快!テクニカルレビュー】

動画配信期間:2023/5/17~2023/8/17

目次

0:00 ドル/円日足 少し円安の印象、買えるチャート
0:58 ユーロ/円日足 ドル円と比べ元気のなさが目立つ
1:21 ポンド/円日足 上値追いにくい
1:34 豪ドル/円日足 陰線引け
1:46 ドル円チャートだけ見ると円安と錯覚する
2:06 ユーロ/ドル日足 やや下向きに進んでいる
2:48 ポンド/ドル日足 いったん押し返される
3:03 豪ドル/米ドル日足 買う形状からは程遠い
3:17 振り返り:何となくドル高、ただボラティリティ低下の様子
4:00 米債務上限問題:デフォルトになったら大変な事態だが、それ自体は大きな材料ではないかも
4:25 材料多すぎて皆疲れている?相場は大して動いていない
4:39 次の相場はドル高を想定→理由はあとからついてくる、「動く方にリスクを取る」マーケットの原則を重視
5:47 クロージング 目先は全体像が見えにくい

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

「FX ウィークリーテクニカルレポート」
https://www.gaitame.com/media/entry/2023/05/15/082103

【関連】動画で学ぶチャートリーディングの神髄【チャートリーディングマスター講座】全7回

「ジョージ・ソロスに見たマーケットの真実」井上義教 FX特別インタビュー(前編)

「個人投資家が勝てない本当の理由」井上義教 FX特別インタビュー(中編)

「チャンスの時リスクを増やす価値」井上義教 FX特別インタビュー(後編)

明快!テクニカルレビュー

 
inouey_96_130.jpg井上義教
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円、手元のヒントから上昇を予想、材料はあとからついてくる!? 5月17日(水)井上義教

ドル円 手元のヒントから上昇を予想 材料はあとからついてくる

金融システム不安が拡大する中で、米金利低下に連れる形で米ドル/円も一時130円割れとなりました。ただその後は、3月末にかけて133円台まで米ドル反発となりました。これは、金融システム不安を受けて早期の大幅利下げを織り込む米金利低下の修正が入った影響が大きいでしょう。

日米の10年債利回りは基本的に連動するので、YCC(イールドカーブ・コントロール)と呼ばれる政策の中で行われている日銀の10年債利回りの上昇阻止策見直しも、米金利の動向が1つの判断材料になっている可能性はあるでしょう。

逆に、アメリカから日本への輸入が増えると、円をドルに交換する動き(=円を売って、ドルを買う)が増加するため、円安となるのです。

1ドル=80円の場合、1ドル=100円のときと比べると同じ10,000円で取得できるドルが多くなった(=円高)ということです。

反対に、1ドル=110円に上がると、1ドルあたり約10円の損失が発生します。

・ニュースニュースを確認すると経済指標の結果や要人発言の内容など様々な情報であふれています。その中でも為替相場を動かしそうなニュースはチェックすべきでしょう。市場参加者が見ていそうなニュースを把握しておき、値動きにどうつながるかを予想することが求められます。そのため1つ1つのニュースを細部まで読み込むのではなく、タイトル(ヘッドライン)や要約文を流し見してマーケットが注目している材料が何なのか把握するのがおすすめです。マーケットが注目している材料に関してのみ深くアンテナを張ることで情報の取捨選択がしやすくなるでしょう。

こちらでも、10,000円をドルに両替する例を見てみましょう。

輸出入も、円安や円高に影響する要因です。たとえば、日本からアメリカへの輸出が増加すると、日本の物やサービスの代金を支払うためにドルを円に交換する動き(=ドルを売って、円を買う)が増え、円高に向かう傾向にあります。

1ドル=100円の状態から、為替相場が円安になると予想し、ドルを買ったとします。その後、1ドル=110円に上がったときに売れば、1ドルあたり約10円の利益を得ることが可能です。

1ドル=100円の状態から円高になると予想し、ドルを売ったとします。その後、1ドル=90円に下がったところで買い戻せば、1ドルあたり約10円の利益を得ることが可能です。

逆に、1ドル=90円に下がると、1ドルあたり約10円の損失が発生します。

1ドル=110円の場合、1ドル=100円のときと比べると同じ10,000円で取得できるドルが少なくなった(=円安)ということです。

以上を踏まえると、4月の米ドル/円は引き続き米金利の動向が最大の注目点となりそうです。具体的には、金融システム不安を受けた米金利低下はまだ続くのか、それとも「下がり過ぎ」修正で反発に向かうのかということです。

FXは「円安・ドル高」「円高・ドル安」など為替相場の動きを予想し、為替差益を得ることが主な目標です。

たとえば、10,000円をドルに両替するとしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました