「ドル/円どう動く?『ファンダメンタルズ』と『テクニカル』分析から徹底解明」中村勉研究員&宇栄原宗平研究員

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「ドル/円どう動く?『ファンダメンタルズ』と『テクニカル』分析から徹底解明」中村勉研究員&宇栄原宗平研究員

ドル/円どう動く?「ファンダメンタルズ」と「テクニカル」分析から徹底解明

動画配信期間

2023/5/19~

概要

前回2月に開催し、あれから3カ月後の今、ドル/円相場はどう変わった!? 外為どっとコム総研の調査部に所属する中村研究員と宇栄原研究員の二人が「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」を駆使してドル/円相場を徹底分析! 油断できぬ為替相場と上手に付き合うために、このセミナーで金融市場のトレンドやマーケット環境の変化をいち早くキャッチしましょう。!

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局「ストックボイス」へのレギュラー。マスメディアからの取材多数。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」へのレギュラーほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 「ドル/円どう動く?『ファンダメンタルズ』と『テクニカル』分析から徹底解明」中村勉研究員&宇栄原宗平研究員

気が付いたら1ドル=200円みたいなのが一番いい

前回2月に開催し、あれから3カ月後の今、ドル/円相場はどう変わった!? 外為どっとコム総研の調査部に所属する中村研究員と宇栄原研究員の二人が「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」を駆使してドル/円相場を徹底分析! 油断できぬ為替相場と上手に付き合うために、このセミナーで金融市場のトレンドやマーケット環境の変化をいち早くキャッチしましょう。!

米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、市場の不透明感は一旦払しょくされた。足元の米10年債利回りは3.5%台で推移している。長期ロンガーラン予想が2.5%で維持されたことを踏まえると、米金利上昇圧力は限定的になり、ドル/円は徐々に上値が重くなりやすい。今後米金利見通しが上振れた場合は、ドルが150円方向を目指すような展開となれば、トレンドは変えられない。

2つ目は、日本政府の単独介入であるためだ。過去の介入でも、単独で介入を行ったときは、短いと数日、長く続いても数週間で元の水準に戻ってしまう傾向がみられた。米国はインフレ抑制を最重要視しているので、ドル売り介入で協調してくれるとは思えない。

実弾介入に踏み切ったことで、足元では一時140円前半まで下落するなど、ドル/円を一旦押し下げる効果はある。ただ、全体的なマクロ環境が変わらない限り、トレンドを変えるのは困難で、じりじりとした円安圧力はかかりやすい。

本日のドル円は137円50銭〜139円30銭程度を予想します。

ドル売り/円買い介入は無制限に出来るわけではない。なるべく少ない実弾で効果的なことをしたいというのが政府の本音だろう。

日本の企業などが外国から輸入したモノやサービスの支払いにはドルを使います。ドルを買って、円を売る取引となるため、円安の要因となります。逆に日本企業が外国に輸出したモノやサービスには外国から円で支払いを受けます。これは円を買ってドルを売る取引となるため、円高の要因になります。

介入が実施されたのが1ドル=145.80円レベルと推測されるので、早ければ数日、数週間くらいで(同水準に)戻ってくるのではないか。ただ、介入することに全く意味がないかというと、市場がスピード違反になっている状況で、スムージングオペという意味合いはあるだろう。

日米金利差や日本の巨額な貿易赤字など、ファンダメンタルズ的には、依然としてドル高・円安の環境だ。ドル高圧力が弱まるのをじっと待つ戦略なのかもしれないが、トレンドとしての円安を転換させるのは現時点では難しいだろう。

150円台でドルを買うのが嫌だと思っている国内輸入企業に対し、140円台でドルを買わせるチャンスを一時的に与えたという、激痛緩和措置的な意味もあるのではないか。

日銀が金融緩和を維持したことを受けて、主要中銀との金融政策の方向性の違いが意識され、ドルは145円を超えて上昇した。同水準に達しても日本当局が口先介入にとどまるという認識を払しょくするため、実弾介入に踏み切ったのだろう。

債務上限引き上げの見通しがついたとの見方が債券売りにつながり、ドル円を押し上げる状況が続いてきましたが、長期金利はこの間、3.38%台から3.64%台まで上昇し、低金利の円が全面安の展開です。いつの間にか、「米金融引き締めは終わりに近い」という見方が吹き飛んでしまった格好です。

米2年債利回りは、基本的に金融政策を反映する金利であるが、近年の為替相場は、ボラティリティの高い対象に過敏に反応する傾向が強い。その意味では、米経済が約40年ぶりに本格的なインフレに見舞われたことで、FRB(米連邦準備制度理事会)が記録的な利上げに動いたことに反応したのが、米ドル高・円安の本質だったと考えられる。

ドル円は138円台後半まで買われ、140円をも試しそうな勢いです。やはり4月28日に「三角保ち合い」(さんかくもちあい)を上抜けしたことが、テクニカル的は一つのきっかけであったように思います。これで債務上限問題は「ある程度消化した」と思われますが、この先も「リスクオン」が続くのかどうかが焦点です。

ただ、あまり早く円安にしてしまうと、効果が続かない。気が付いたら1ドル=200円みたいなのが一番いい。今の円安進行のペースは来年も続くか分かりません。ドル/円は大体1年で15円程度しか動かないのが通例でしたが、今年の変動の大きさは異常です。例年通りの動きなら1ドルが200円になるまで、5年かかります。

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