ドル・円は主に146円を挟んだ水準で推移か、米利上げ終了の思惑残る

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ドル・円は主に146円を挟んだ水準で推移か、米利上げ終了の思惑残る

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東京市場オープニングコメント

「ドル・円は主に146円を挟んだ水準で推移か、米利上げ終了の思惑残る」

9月1日のドル・円は、東京市場では145円70銭から145円24銭まで下落。欧米市場では一時144円45銭まで下落したが、146円29銭まで反発し、146円24銭で取引終了。本日4日のドル・円は主に146円を挟んだ水準で推移か。米利上げ終了の思惑は消えていないため、目先的にドルは伸び悩む可能性がある。9月19-20日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では政策金利の据え置きが決まる見込み。ただ、将来的な追加利上げの可能性は残されているため、9月6日発表の8月ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回った場合、追加利上げ観測を支える材料となり、リスク選好的なドル買いがやや優勢となりそうだ。なお、中国人民銀行(中央銀行)は1日、金融機関の外貨の預金準備率を引き下げると発表した。9月15日付で6%から4%まで引き下げる。外貨の流動性を高めることで、人民元相場の下落を抑制する狙いがあるとみられている。週明けの中国本土の株式市場の反応が注目されそうだ。

《午前8時現在》 ドル・円: 145.50円-146.80円 145円台半ば近辺でドル買い興味          ユーロ・円: 157.00円-158.50円 157円近辺でユーロ買い興味          豪ドル・円: 93.50円-95.00円 93円台半ば近辺で豪ドル買い興味

通貨別分析

 

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル・円は主に146円を挟んだ水準で推移か、米利上げ終了の思惑残る

8月以降のドル円相場は 日銀の政策修正の有無に左右されるでしょう

市場では、年内の米利下げ織り込みが後退していますから、今の10年金利が低下する余地は小さくみえます。アメリカ10年金利の、低下余地は小さく、上昇余地があるとみられることは、ドル高円安要因でしょう。

8月以降のドル円相場は、日銀の政策修正の有無に左右されるでしょう。ドル安円高方向のリスクを警戒しています。

では、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定内容と先行き見通しなどから、今後のアメリカの金融政策とドル円の行方を考えてみます。

2023年7月以降のドル円は、145円近辺から137円台まで円高に動いた後、再び円安方向の戻りを試しています。

米金利市場は、FRBが6月FOMCで政策金利を維持した後、今年末にかけて利下げすると織り込んでいます。4月CPIの数字を受けて、市場が想定する今年末までの利下げ幅は拡大しました。ドル円も135円台から133円台まで円高に動きました。

6月15・16日の日銀金融政策決定会合は、現状維持を決定しました。市場は、日銀が10年金利目標を修正するなどのリスクを多少警戒していたため、ドル円相場は、142円近くまで円安に動いています。

投機筋のポジションは、ユーロ買い、米ドル売りに傾いています。今後、利益確定の反対売買があると想定すれば、ユーロ売り要因となるため、注意が必要です。

2023年3月のドル円は、137円台まで円安になった後、20日には130円台まで円高に動きました。欧米での金融不安の拡大を受けて、欧米国債が買われました(欧米金利は低下)。日米の金利差の縮小で、ドル安円高に動いています。

2023年2月から3月初めまでのドル円相場は、128円台から137円台までドル高円安が進みました。2023年2月のドル円の月間値幅(高値と安値の差)は8円を超えています。昨年の1-2月の変動幅が2円台ですから、今のドル円の変動幅は大きいです。

当面のドル円は、140円前後で高下すると予想します。 しかし、ドル円が円高方向に大きく振れる要因もあります。

2023年5月以降のドル円は、133円台から一時141円手前まで円安に動きました。米インフレ率が高止まりするなか、アメリカの中央銀行が追加利上げすることを織り込んで米金利が上昇したこと、植田日銀が予想外に政策修正に慎重であると市場が受け止めたこと、などが円安の理由でしょう。

ドル円が200日移動平均水準から円高方向に押し戻されたため、市場は円高転換を再確認したとみられます。では、アメリカの金利はさらに低下して、ドル円はさらに円高に動くのでしょうか。3月の米雇用統計から、アメリカの景気の現状を確認してみましょう。

ただし、過去の米利下げ局面では、利下げ開始の前に投機筋の米ドル買い円売りポジションは解消される(米ドル売り、円買いが起きる)傾向があります。タイミング的には、利下げの3ヶ月から半年程度前から本格化しました。

5月にドル高円安が進んだ理由は、米インフレ率の高止まりを受けて米追加利上げが織り込まれて米金利が上昇したこと、植田日銀が予想外に政策修正に慎重であると市場が受け止めたこと、などが挙げられます。

そのため、ドル円は、135円を中心とした広めのレンジを予想します。米金融不安が後退すれば、ドル円は135円から140円のレンジへとシフトすると考えます。

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