
上影小陽線引け。1.0688ドルまで戻す場面もあったが押し返され、1.06ドル半ばで週の取引を終えた。1.07ドル付近で推移していた5日移動平均線手前が重かった。本日1.0690ドル付近へ低下した同線を上回ることはできるかもしれないが、一目均衡表・転換線1.0701ドル付近の重さが1.07ドル台への定着を妨げることになりそうだ。
レジスタンス1 1.0701(日足一目均衡表・転換線)
前日終値 1.0657
サポート1 1.0608(3/17安値)
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は 日本で生まれたトレンド系のテクニカル分析
テクニカルポイント 豪ドル/ドル、下降トレンドが再開 21日線がレジスタンスに0.6715 200日移動平均0.6686 一目均衡表・雲(上限)0.6679 一目均衡表・雲(下限)0.6630 100日移動平均0.6521 ボリンジャーバンド 2σ上限(21日間)0.6498 エンベロープ1%上限(10日間)0.6487 一目均衡表・基準線0.6441 21日移動平均0.6440 一目均衡表・転換線0.6434 10日移動平均0.6386 現値0.6369 エンベロープ1%下限(10日間)0.6360 ボリンジャーバンド 2σ下限(21日間) 豪ドル/ドルは下降トレンドが再開している。8月半ばからは7月以降の下降トレンドに調整が入ったが、再び21日線を下回っている。RSI(14日)も50付近では上昇を止められており、足元では36.5に低下している。上値メドとなる21日線は0.6441レベルに位置している。
テクニカル指標の組み合わせというと、複数の違うタイプの売買シグナルが重なって起こることが重視されがちです。しかし、テクニカル指標の中には、真逆のシグナルを発する相反するタイプも多く、そうした組み合わせは売買判断を混乱させるだけで有害無益です。
大陽線引け。相場の強弱を判断する際の分岐点とされる200日移動平均線を上抜けて上伸した。5月2日の上振れでつけた高値92.44円を上回る強い動き。気掛かりなのは200日線がまだ低下中で、調整局面において下支えになりそうな主だった日足テクニカル指標が見当たらないこと。高値圏で不安定に振れる局面がありそうだ。
しかし、為替レートは「雲入り」して、今後は乱高下が予想されます。さらに、DMIのADXが急上昇しすぎており、これ以上トレンドが強くなるとは考えにくいですし、上昇力を示す+DIも下がってきています。 もし、この時点で買いのポジションを持っていたら利益確定すべきです。まだ売りシグナルを発したとはいえませんが、テクニカルを組み合わせることの利点は、エントリーだけでなく、適切なエグジット戦略を立てられることにあるのです。
ちなみに、一目均衡表は株価のみから計算されている指数であり、26日前との比較を多用しています。このため、26日前の出来高が直近の出来高と比べて少ない場合は、数値の意味合いが薄くなります。 一目均衡表だけではありませんが、数値のみを使ったテクニカル指標は、出来高の概念を使ったテクニカル分析と併用することをお勧めします。そのほうが、成功する確率は増すでしょう。
テクニカル指標は決して未来を100%当てる予言者ではなく、自分の判断が正しいか間違っているかを示してくれる相談役です。相談役は多すぎると困り者ですし、少なすぎても心配です。的確で相性のいい組み合わせがもっとも大切といえるでしょう。
一目均衡表は、日本で生まれたトレンド系のテクニカル分析。時間を重視し、「相場は買い方と売り方の均衡が崩れた方向に動く」との考えに基づいて作られています。 時間のベースとしては、「日足」チャートを用い、日数的には「9日」と「26日」が利用されます。本来、この日数には深い意味があるそうですが、簡単にいえば、「先人が検証した結果、この日数が最も効果的であるとの結論に達した」ということです。 したがって、「岡三ネットトレーダープレミアム」で一目均衡表をご利用いただく場合も、パラメータは変更せず、基本的には標準のまま使ったほうがよいでしょう。 また、現状の均衡状態は日足ベースで考える必要があるので、デイトレードで使う場合も分足などではなく、日足での分析が重要になります。
一目均衡表は、他のテクニカル分析に比べ多くの要素で構成されており、相場の状況を様々な観点から的確に分析することが可能です。ここでは、一目均衡表の具体的な活用方法を説明します。
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