
日足一目均衡表におけるトレンド示唆2 ※前営業日引け時点
ポンド円
転換線 184.11円 < 184.65円 基準線 … 売り示唆
遅行スパン 182.78円 < 184.62円 実線 … 売り示唆
終値 182.78円 > 181.56円 雲の上限 … 買い示唆
豪ドル円
転換線 94.57円 > 94.17円 基準線 … 買い示唆
遅行スパン 95.02円 > 94.43円 実線 … 買い示唆
終値 95.02円 > 94.43円 雲の上限 … 買い示唆
三役陽転 転換線>基準線・終値>雲の上限・遅行スパン>実線 …買いトレンド
NZドル円
転換線 87.02円 > 86.71円 基準線 … 買い示唆
遅行スパン 87.33円 > 86.97円 実線 … 買い示唆
終値 87.33円 > 87.01円 雲の上限 … 買い示唆
三役陽転 転換線>基準線・終値>雲の上限・遅行スパン>実線 …買いトレンド
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
一目均衡表は一風変わった日本発のテクニカル分析のひとつです
一目均衡表は、他のテクニカル分析に比べ多くの要素で構成されており、相場の状況を様々な観点から的確に分析することが可能です。ここでは、一目均衡表の具体的な活用方法を説明します。
一目均衡表とはどのようなテクニカル分析なのか、初めての方でもわかるように基礎知識から解説しましょう。
ヒストリカル・ボラティリティ(HV)は、過去の価格の変動率をもとにして計算されるテクニカル指標で、統計学にあります標準偏差(σ)を用います。設定した期間において、価格の上下に関係なく、一定の割合で変動していけばHVは小さくなります。逆に変動が激しいとHVは大きくなります。よって、HVが上がったときは、価格が大きく上昇したときか大きく下落したときのどちらかになります。特に売買シグナルを示すものではなく、現在の相場はどのような状況なのかの判断に生かすことができます。
サイコロジカルラインとは、計算期間(一般的に過去12営業日で計算)の中で上昇した日数が何%になっているかを計算したテクニカル指標です。
一目均衡表は一風変わった日本発のテクニカル分析のひとつです。5つの線と「雲」をローソク足と組合せて分析します。他のテクニカル分析に比べ構成要素が多いため難しく感じるかもしれませんが、ポイントを押さえればとてもシンプルなテクニカル分析手法です。世界中の多くの投資家から支持されている一目均衡表について、基礎知識から相場動向を予測するための活用方法まで詳しく説明します。
21日線(MA/136.06)で上値が止められレジタンスラインが形成されていること、MACDで地合いの弱さを示唆するトレンドが続いていることも考えるならば、テクニカルの面でもドル円の下値リスクを意識する局面にある。
なお、米国株のトレンドを考える上で重要な指標であるS&P500種株価指数(SPX)の動向を週足チャートで確認すると、今夏以降の反発局面では52週線(MA/4,107)の手前で戻りが止められる展開が続いている。その結果、今年の下落相場を象徴するレジタンスラインが形成されている。金融政策や景気動向の面だけでなく、テクニカルの面でも米国株の不安定な状況が続く可能性を意識する状況にある。
MACD(移動平均収束拡散手法)は短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用することで、買いと売りを判断する手法です。ここで使用する移動平均線は通常の単純移動平均線と異なり、新しい価格のほうがより影響力が高いという考えから、新しい価格の比重を高めて計算されています。MACDは基本となる線(テクニカル名と同じMACDという線)と、MACDの移動平均線であるシグナルと呼ばれる2本の線の推移でマーケットの判断をします。
移動平均線とは、一定の期間における終値を平均して、線で結んだものです。テクニカル分析の中でも最も有名であり、相場のトレンド(方向性)を知るために、よく使われています。
一目均衡表は、1936年に細田悟一(ペンネーム:一目山人、いちもくさんじん)が考案したとされている日本を代表するチャート分析手法です。考案者である細田氏は、独自の研究所を設立し2000人の職員と7年の年月をかけて一目均衡表を完成させたと言われています。緻密なデータに裏付けられた一目均衡表は、本来は株価を基に考案された指標ですが、FXの為替レートなどほかの銘柄にも応用することが可能です。 一目均衡表と他のテクニカル分析との大きな違いは、多くのテクニカル分析が価格の変化や相場の流れを重視して時間を二次的なものとして扱っているのに対し、一目均衡表は時間を主体として値段を二次的なものとして扱っている点です。つまり「いくら」になるかを分析するより「いつ」を分析することに特化したテクニカル指標といえます。また、一目均衡表は、買い方と売り方の均衡が崩れた方向に、相場が動くとする考えに基づいています。買いと売りの均衡が崩れた際の大きな動きを一目で把握することを目的として作られたとされ、日本人のみならず海外の投資家にも人気があるテクニカル分析です。そのように多くの人に使用されていることもあり一目均衡表の各線それぞれがレジスタンス・サポートラインとして機能する働きがあります。 なお、現在は一目仙人の遺族が経営する株式会社経済変動総研が一目均衡表の普及に努めており、一目均衡表の資料や原著の販売などを行っています。
ちなみに、一目均衡表は株価のみから計算されている指数であり、26日前との比較を多用しています。このため、26日前の出来高が直近の出来高と比べて少ない場合は、数値の意味合いが薄くなります。 一目均衡表だけではありませんが、数値のみを使ったテクニカル指標は、出来高の概念を使ったテクニカル分析と併用することをお勧めします。そのほうが、成功する確率は増すでしょう。
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