
ユーロドル・週足は陽線引け。週足一目均衡表・転換線は基準線を下回り、週足一目均衡表・遅行スパンは実線を下回り、週足一目均衡表・雲の中で引けているものの、売りシグナルが優勢な展開となっている。変則的なトリプル・トップ(1.1033ドル・1.1095ドル・1.1276ドル)のネック・ライン1.0516ドルの下抜けに失敗して、抱き線で切り返して転換線を上回って引けていることで、続伸の可能性が示唆されている。
今週は、転換線を支持に押し目買いスタンスで臨み、同線を下回った場合は手仕舞い。
レジスタンス3 1.0961(8/18週高値)
レジスタンス2 1.0862(週足一目均衡表・基準線)
レジスタンス1 1.0761(週足一目均衡表・雲の上限)
前週終値 1.0731
サポート1 1.0609(週足一目均衡表・転換線)
サポート2 1.0517(11/3週安値)
サポート3 1.0316(週足一目均衡表・雲の下限)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
今後のテクニカルなターゲットがどの水準となるのかを分析します
現在のユーロドルは年初来高値1.12757を起点とした平行下降チャンネルの中で下げを続けていることが確認できます。また2022年安値と2023年高値の38.2%押しが1.06111となっていて本日の安値圏とほぼ一致していることもわかります。テクニカルにはいったん下げ止まりやすい水準ではあるものの、ドル全面高の環境でユーロドルを積極的に買う材料は見つかりませんので、戻しは限定的なものに留まり、以前の上昇チャンネルのサポートが現在はレジスタンスとなり1.07台後半がレジスタンスになってくると考えられます。そして下値の目途ですが、次のターゲットとなる半値押しが1.04058となっていて、まだ距離があることから、まずは大台1.05水準、そして次に半値押しの1.04とほぼ100pips刻みでサポート兼ターゲットがあるという見方で良いでしょう。
サマリー: 今週はユーロドル(EURUSD)を取り上げました。先週のECB理事会では事前予想は割れていたものの若干現状維持予想が多い中で0.25%の利上げが行われました。しかし利上げよりも当面の欧州景気減速への言及に反応しユーロドルは3月以来の水準へと売られています。今後のテクニカルなターゲットがどの水準となるのかを分析します。
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