【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
米CPIと小売売上高から物価と景気状況を確認
▼欧州(ユーロ圏・英国)
ドイツやユーロ圏の景況感に改善が見られるか
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
豪7-9月期賃金指数と10月雇用統計に注目
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
先進国の株価や長期金利が値動きのカギに
北米(米国・カナダ)
重要イベント
11/14☆米10月消費者物価指数
11/14◎米グールズビー・シカゴ連銀総裁講演
11/15☆米10月小売売上高
11/15◎米10月生産者物価指数
11/15◎米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数
11/16☆米新規失業保険申請件数
11/16☆米10月鉱工業生産
11/16◎米ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁講演
11/16◎米バーFRB副議長講演
11/17◎米グールズビー・シカゴ連銀総裁講演
11/17◎米つなぎ予算期限
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
14日の米10月消費者物価指数(CPI)と15日の米10月小売売上高で、米国の物価と景気の状況をあらためて確認することになりそうです。CPIでは、食品とエネルギーを除いたコア指数にも注目が集まりそうです。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
11/14☆英10月雇用統計
11/14☆独11月ZEW景況感調査
11/14◎ユーロ圏11月ZEW景況感調査
11/14◎ユーロ圏7-9月期GDP・改定値
11/15☆英10月消費者物価指数
11/15◎ユーロ圏9月鉱工業生産
11/15◎欧州委経済予測
11/16☆ラガルドECB総裁講演
11/17◎英10月小売売上高
11/17☆ラガルドECB総裁講演
11/17◎ユーロ圏10月消費者物価指数・改定値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
14日にドイツとユーロ圏の11月ZEW景況感調査が発表されます。ユーロ/円相場が15年ぶりの高値圏で推移する中、ドイツやユーロ圏の景況感に改善が見られるか注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
11/15☆日本7-9月期GDP・速報値
11/15☆豪7-9月期賃金指数
11/15☆中国10月小売売上高
11/15☆中国10月鉱工業生産
11/16◎日本10月貿易収支
11/16☆豪10月雇用統計
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
豪州の7-9月期賃金指数(14日)と10月雇用統計(16日)に注目です。なお、豪中銀(RBA)は今月7日に利上げに踏み切りましたが、その際の声明で追加利上げについては労働市場への配慮などからややトーンダウンしたと受け止められました。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
11/13◎トルコ9月経常収支
11/14◎南ア7-9月期失業率
11/15◎南ア9月小売売上高
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
新興国については大きなイベントはありません。先進国の株価や長期金利が新興国通貨の値動きのカギを握ることになりそうです。
新興国のイベント

株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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