2023年11月17日
【ドル/円】:押し目買い変わらず。上値抵抗にも注意。
ドル/円は小反落。下げエネルギーの強いものではなく、調整下げの範囲内です。151.60-70,151.90-00に強い抵抗がありますが、全てクリアして152.00超えで終えれば来週も一段の上昇に繋がり易くなります。逆に、150円台を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して、下値リスクがやや高くなります。149.40以下で終えた場合は、週足の抵抗も下抜けて、調整下げ局面入りの可能性が高くなり、ドルの下落余地がさらに拡がり易くなります。 ドル買いは150.40-50で押し目買い。損切りは149.80で一旦撤退するか、深い場合は下値リスクが点灯する149.40に置く必要があります。ドル売りは様子見か152.10に浅い損切りを置くなら151.60-70まで引きつけて軽く売り向かい。 日足の上値抵抗は151.60-70,151.90-00,152.30-40に下値抵抗は150.40-50,149.80-90,149.40-50にあります。
【ユーロ/円】:押し目買い方針継続。
ユーロ/円は小反落し、上昇一服となりましたが、トレンドは強い状態を維持しています。小幅続落の可能性が高く、買いは1日様子見か163.00-10で押し目買い。下値余地を162.60-70まで見て置く必要があります。損切りは162.30で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は163.70-80,164.20-30,164.60-70,165.30-40,166.00-10に、下値抵抗は163.30-40,163.00-10,162.60-70にあります。162.00以下で終えた場合は下値リスクが点灯します。
【ユーロ/ドル】:押し目買い方針継続。
ユーロ/ドルは寄せ線で終え、寄り付き水準に戻しています。短期トレンドは強い状態を保っていますが、1.0900超えトライに失敗していること、1.0750~1.0800ゾーンの足元の不安定さを残しており、これを試す動きが強まってもおかしくありません。買いは1日様子見か1.0800-10まで引きつけて。損切りは1.0770で浅めに一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は1.0890-00,1.0930-40,1.0950-60に、下値抵抗は1.0810-20,1.0760-70,1.0720-30にあります。短期トレンドは1.0600を割り込んで終えない限り変化しません。
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ユーロ/ドルは寄せ線で終え 寄り付き水準に戻しています
日銀は16日まで開いた金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決め、外国為替市場では1ドル=141円台後半まで円安・ドル高が進んだ。海外投資家による日経平均先物への買いなどを誘い、朝方の日経平均は高く始まった。
10月第1週は大反乱した。米ドル/円の波乱につられた形で一旦93円関門割れがあったものの、大引けは95.31円と高く、週足では典型的な「スパイクロー」のサインを形成した。ただし、大波乱があったからこそ構造上の強さを維持しており、これから高値再更新を果たす見通し自体は不変である。そのため、先々週の高値更新は重要な意味合いを持つ。
19日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続伸し、前引けは前週末比18円52銭(0.05%)高の3万3724円60銭だった。16日に付けた年初来高値(3万3706円)を上回った。外国為替市場で円安・ドル高が進行し、相場全体の地合いを支えた。米株安をきっかけとした利益確定売りが重荷になったが、前引けにかけて日本株の根強い先高観から押し目買いが優勢となった。
従って、理論上では97円大台の再打診があれば、99~100円といった新たなレンジの上限をトライできる。今週のターゲットを敢えて99円台に抑えるが、豪ドル対米ドルの底打ちが再度鮮明化してきたところで、場合によっては、高値追いも必要かもしれない。
ただ、長期的なことよりも今は絶対的な金利差があり、それがドル円の押し目買いを常に招いているということも間違いありません。そして、今週に関しては半期末を控えて、急速な円安の動きが出てくる場合にはカウンターで介入が出てくる可能性もあり、149円台は相当に警戒すべき水準ということになるでしょう。149円超えは輸入業者救済の介入が期末前であればあるという見方をしています。テクニカルには日足チャートをご覧ください。ピンクのラインで挟まれたウェッジの中の動きですが、上側は変わらないものの押し目買いがしつこくサポートは着実に上がってきているため、かなり煮詰まった段階で9月末を迎えることとなりました。149円台に乗せてもおかしくない底堅さですが、この上側のラインが効いているとすると今週は148.95レベルが上限となります。9月末に向けての実需、同じく日柄と考えると、次の上昇は下期に入ってからと見る方が良さそうです。
ユーロ/ドルは寄せ線で終え、寄り付き水準に戻しています。短期トレンドは強い状態を保っていますが、1.0900超えトライに失敗していること、1.0750~1.0800ゾーンの足元の不安定さを残しており、これを試す動きが強まってもおかしくありません。買いは1日様子見か1.0800-10まで引きつけて。損切りは1.0770で浅めに一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は1.0890-00,1.0930-40,1.0950-60に、下値抵抗は1.0810-20,1.0760-70,1.0720-30にあります。短期トレンドは1.0600を割り込んで終えない限り変化しません。
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