最新のFX解説配信
※ライブ配信後は、録画動画に切り替わります。
番組紹介:外為どっとコム総合研究所のFXアナリストが平日12時からライブ配信を行います
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行います。
外為どっとコムが運営するFX情報サイト「マネ育チャンネル」に掲載されているレポートを元に、ドル/円や豪ドル/円などの人気通貨ペアを解説。昨日の値動きの振り返りから始まり、今日これからの見通しや、注目イベントなど分かりやすく説明します。
外国為替市場は、概ね1カ月単位で重要な経済指標が発表されます。つまり、この番組1カ月ほど継続して視聴することで、外国為替市場で押さえておきたいポイントが分かり、前月との比較で「今」の市場動向が分かるようになると考えています。FXトレードを行ったことが無い初心者の方でも、FXをしっかり始められるような構成で配信を行ってまいります。
配信の中で取り上げる情報
「外為どっとコムトゥデイ」…外為どっとコム総研が毎営業日リリースしているFXレポート
「外為注文情報」…外為どっとコムのFX口座「外貨ネクストネオ」の指値注文を表示
「ぴたんこテクニカル」…テクニカル分析でマーケットの方向性を直感的に把握するツール
YouTubeライブ配信時、チャットのガイドライン(禁止行為)
・配信内容に関係のない投稿
・人が嫌がる下品な投稿
・人を傷つける攻撃的な投稿
・社会的に容認されないと判断される投稿
・宣伝・スパムとみなされる投稿

外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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FXライブ解説 ドル円相場 年末までドル高終わらない今週の相場戦略は為替市場の振り返り
2022年のカナダドル円相場は、堅調な展開となりました。
ドル円は、チャート上の節目となる200日移動平均水準の137円台を上回ったため、円安の流れに拍車がかかったとみられます。 また、米債務上限問題が解決したことで、ドル円の予想変動率が低下すれば、金利の高いドル買い要因になるでしょう。
米10年金利は3.8%台であり、米政策金利レンジの中央値である5.375%を1.5%程度も下回っています。過去30年を振り返ると、10年金利が政策金利を下回る逆イールドは何度も発生していますが、利下げ直前に1.5%程度下回るのが限界でした。アメリカの中央銀行の見通し通り、年内の利下げがない場合、当面の米10年金利の低下余地は小さいでしょう。米10年金利が低下して、ドル安円高になる展開は、当面想定していません。
本日の米FOMCが終われば、次の日米金融政策イベントは12月13日のFOMCと間が空きます。日米政策金利差が5%以上もあるうえ、ドル円の予想変動率が下がりそうであり、金利の高いドルを買って金利の低い円を売る取引が増えやすい時間帯にみえます。
金曜日特有の値動きを狙った取引も可能ですが、相場の動きを予測するのは困難なため、FX初心者にはおすすめされません。
円高になるリスクは、投機筋が米ドルに対する日本円の売り越しを買い戻すことです。投機筋の円売りポジションは、約94億ドルと昨年5月以来の高水準なので、注意が必要でしょう。
もっとも、ドル高円安を促している大きな要因は、日米の政策金利差が大きい点でしょう。金利の低い円で資金調達して、金利の高い米ドルで運用して利ザヤを稼ぐ円キャリートレードが増えやすい環境です。
投機筋のドル円ポジションを確認すると、米ドル買い円売りに傾いています。その規模は71億ドル程度と過去の円売りの最高水準に比べれば小さいため、円売り余地が残されていそうです。
当面のドル円は、140円前後で高下すると予想します。 しかし、ドル円が円高方向に大きく振れる要因もあります。
土日は、世界中の為替市場が休場になり、金融機関の休みもあってFX取引ができません。
今年10-12月には、ドル安円高に転換すると予想しています。市場は、アメリカの利上げは、9月か11月で最後になると想定しています。
FX取引をする際は、日本の祝日と重複しない各国の祝日をチェックしましょう。
ロシアの突然のウクライナ侵攻で、西側先進諸国が、資源供給国であるロシアからの原油輸入を制限するなど経済制裁を強めたことで、原油や天然ガス価格が高騰、多くの天然資源や穀物価格の上昇も加わったこと、インフレ率が上昇率を高めたことで、早期にカナダ中銀が、金融引き締め政策を開始。2022年は資源国通貨であるカナダドル相場を支えました。
しかし、金利差を狙った円キャリートレードは、長く続かないと考えます。過去2回のアメリカの利下げ局面では、金融政策に敏感な米2年金利が大幅に下がり始める前後で、投機筋の円売り米ドル買いが減少する傾向がみられました。そして、アメリカが利下げを開始する時には、円売りドル買いのポジションはほぼ解消されていました。
では、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定内容と先行き見通しなどから、今後のアメリカの金融政策とドル円の行方を考えてみます。
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