船員も恐怖 紅海で海運混乱が悪化

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船員も恐怖 紅海で海運混乱が悪化
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船員も恐怖 紅海で海運混乱が悪化

紅海は、石油や液化天然ガス、そして生活用品の取引において、最重要の航行ルートの一つ。

このほか、仏CMA-CGMや独ハパック・ロイドといった大手海運会社が、紅海航路を避けると発表している。

2021年にスエズ運河で起きたコンテナ船の座礁事故でも生じたことだが、紅海での船舶攻撃は、世界の物流を混乱させ、また物流コストの上昇を通じて、世界経済に打撃となっている。

アメリカのロイド・オースティン国防長官は声明で、「イエメン発の無謀なフーシ派の攻撃が最近エスカレートしていることは、自由な通商の流れを脅かし、罪のない船員を危険にさらし、国際法に違反するものだ」と指摘した。

22日のロイター通信などによると、フーシ派による紅海での相次ぐ船舶攻撃のため航路を変更したコンテナ船は、少なくとも158隻にのぼるという。これらコンテナ船の貨物の金額は、コンテナ1個あたり5万ドルとすると、合計で1,050億ドルに達する。

BPの発表の後には、アメリカが紅海を航行する船舶を守るために国際的な合同海上作戦を主導すると発表した。

紅海ではこのところ、イランが支援するフーシ派がイスラエルへ向かうとみられる船を標的にしている。攻撃が続くなか、多くの海運会社が運航を見合わせている。

イギリスの石油大手BPは18日、イエメンの武装組織フーシ派による船舶への攻撃が続く紅海でのタンカー運航を停止すると発表した。

(ブルームバーグ): 紅海を航行する商船への攻撃が数週間続き、米国と英国はイエメンの親イラン武装組織フーシ派への空爆を決定した。だが海運業界の混乱は深まる一方で、サプライチェーンを巡る危機が長引く恐れを浮き彫りにしている。

紅海はスエズ運河を通って地中海につながっているが、紅海航路を利用できず迂回する場合には、コンテナ船はアフリカ南端の喜望峰を回ることになる。スイスの物流大手「キューネ・アンド・ナーゲル」によると、スエズ運河を経由してアジアとヨーロッパの間の輸送にかかる日数は通常30日から40日程度であるが、アフリカの喜望峰を経由するルートを通る場合には、スエズ運河経由と比べて片道で10日から15日、往復では3週間から4週間余計にかかる可能性があるという。さらに「キューネ・アンド・ナーゲル」は、航行時間が長くなることで、世界の海上輸送能力が20%減少することが予想される、としている。

ただし、現時点では、世界経済と物価に大きな影響を与える原油価格の急騰にはつながっていない。原油価格の急騰をもたらすのは、紅海、スエズ運河での物流の混乱よりも、イランによるホルムズ海峡閉鎖などである。

海運会社エヴァーグリーン・ラインは18日、イスラエルの貨物を紅海経由で運ばないと発表した。

また欧州も、ロシアが昨年停止したパイプラインでのガス供給の代替先として、カタールからの紅海経由でのLNG輸入への依存度を高めている。

欧州物流貨物協会(CLECAT)は1月12日、イエメンの武装組織フーシ派の攻撃を受けて、主要な海運企業が紅海航路を回避する動きが拡大していること(2024年1月10日記事参照)について声明を発表した(プレスリリース)。スエズ運河から南アフリカ共和国の喜望峰回りへのルート変更に伴う追加コストは、アジア~欧州間の輸送運賃の高騰を引き起こし、貨物輸送は今後数週間でさらに困難になるとした。船員や船舶、貨物の安全のためのあらゆる手段が必要と指摘した。他方、海運企業に対し、追加コストや運賃の値上げはフーシ派の攻撃という例外的な事態に影響を受ける航路にのみ適用するよう要請。グローバルサプライチェーンの効率性維持や混乱回避のためには、こうした慎重な対応が重要だとした。

最大手のMSCも、この海域から船舶を遠ざけると発表した。同社の「MSCプラチナムIII」も15日、紅海を通過中に攻撃を受けている。船員にけがはなかったが、船は航行できなくなった。

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