ドル/円、次の目標は155円?日銀会合次第で円安加速も【来週の米ドル/円予想】 FX 2024/1/19

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ドル/円、次の目標は155円?日銀会合次第で円安加速も【来週の米ドル/円予想】 FX 2024/1/19

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

目次

▼最新のドル円相場は…昨年11月以来となる148円台後半へ上伸
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…アセンディングトライアングルを突破すれば155円を目指す?
▼ターニングポイント…日米の金融政策への思惑がドル/円相場を動かす
▼来週のイベント

💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):X(Twitter)
https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のドル円相場は…昨年11月以来となる148円台後半へ上伸

今週のドル/円は、昨年11月28日以来となる148.80円前後の高値を更新。日経平均株価が一時36000円を突破しバブル後最高値を更新する中で円売りが優位となりました。そうした中で、16日にウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が利下げに慎重な姿勢を示し市場の早期利下げ観測が後退したことや17日に米12月小売売上高が市場予想を上回ったことなどで米長期金利が上昇するとドル買いが強まりました。19日午前に鈴木財務相より円安けん制発言がありましたが、反応は一時的で午後には148.80円前後まで上伸しました。

60分足チャート

ドル円相場をテクニカル分析で確認…アセンディングトライアングルを突破すれば155円を目指す?

ドル/円の週足チャートを見ると、昨年1月・3月安値を起点とした上昇トレンドラインを下値支持に上昇基調が継続しています。反発してから3週間で約8円の上昇幅を見せており、RSIを見てもわかるように上昇の勢いが強まっています。安値を切り上げる中でアセンディングトライアングルを形成しているため上限の151.90円台を試す動きになるか注目です。仮に突破するようだと昨年7月安値から11月高値への上昇幅をN計算値で算出した際の154.94円前後が次に上値メドとなりそうです。なお、150.00円の節目は上値抵抗として意識されてきた水準ですので、まずは150円台を回復できるかがポイントになります。一方で、反落したとしても上昇トレンドラインを下抜けない限りは底堅い推移が続きそうです。

週足チャート

ターニングポイント…日米の金融政策への思惑がドル/円相場を動かす

ドル/円の月足チャートを見ると、昨年12月の下げ幅全戻しの展開となっています。大きな要因となったのは米早期利下げ観測が後退したことです。市場の3月利下げ織り込み度は先週が約8割だったのに対し19日には5割台まで低下しています。そうしたことから米長期金利が上昇しドル買いにつながっています。市場の行き過ぎた観測に対しFRB高官がけん制していることから今後も織り込み度が低下していく可能性があります。そうなるとドル高が続くという見方もでてきます。他方で来週22‐23日には日銀金融政策決定会合が開催されます。金融緩和政策の現状維持が見込まれている中で3月以降の政策修正に向けて地ならしを行ってくる可能性があります。結果次第では円安を加速させる可能性があるため注目です。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。

月足チャート

来週の重要イベント

1/22◎中国1年・5年物ローンプライムレート(LPR)
1/23☆日銀金融政策決定会合
1/23☆日銀展望リポート
1/23☆植田日銀総裁記者会見
1/24◎日本12月貿易収支
1/24☆独1月製造業PMI・速報値
1/24☆独1月サービス業PMI・速報値
1/24☆ユーロ圏1月製造業PMI・速報値
1/24☆ユーロ圏1月サービス業PMI・速報値
1/24☆英1月製造業PMI・速報値
1/24☆英1月サービス業PMI・速報値
1/24☆カナダ中銀政策金利
1/25☆ECB政策金利
1/25☆ラガルドECB総裁記者会見
1/25☆米10-12月期GDP・速報値
1/25◎米12月耐久財受注
1/25☆米新規失業保険申請件数
1/25◎米12月新築住宅販売件数
1/26◎日銀金融政策決定会合議事要旨(12月18-19日分)
1/26☆米12月PCEデフレーター
☆特に重要 ◎重要 ※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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そうなるとドル高が続くという見方もでてきます

1ドル150円台にドル円レートが移行した。為替介入後の膠着状態の中で、米長期金利上昇によって円安マグマは蓄積し、さらに中東情勢・米国事情に反応してそのマグマは高まりやすい。介入警戒感は時間とともに弱まるから、日銀の緩和修正がなければ、年末にかけて円安の流れは強まりそうだ。

筆者は、仮にそれがなかった場合には円安傾向はさらに進むとみている。政府の追加的為替介入はあるかもしれないが、日銀が動かなければ、いずれ円安は進んでいく。介入・緩和修正が実行されなければ、2023年12月にかけて円安は、1ドル150~160円へと進んでいくだろう。

ドル円レートが1ドル150円を抜けて、さらなる円安に進むことには根拠がある。第一は、米長期金利が5%台に向けて上昇していく機運があること。簡単な推計式を作って、米長期金利が5%になったときのドル円レートを割り出すと、155円であった。すでに、米長期金利が5%を付けることはあった。それでも、今のところは介入警戒感の縛りによって、円安抑制が維持されている。おそらく、そうした円安マグマは着実に溜まってきているだろう。もしも、介入なかりせば、現状150~155円の円安になる実勢だと考えられる。

過去、2022年のときも9・10月の為替介入の後、12月に黒田総裁(当時)は長期金利の変動幅を上下0.50%へと引き上げている。ドル円レートはその効果も手伝って、2024年1月には1ドル127円まで円高に振れていた。要するに、後詰めとして緩和修正があれば、円安対策は持続性を持つ。そうした意味で、日銀のアクションは為替レートの帰趨を握っていると考えられる。

ドル円レートは、約3週間の膠着状態を抜けて、1ドル150円台の円安になっている(図表)。10月3日に為替介入が実施された可能性が高く、その牽制効果が効いて、ドル円レートは一旦150円のところに壁ができていた。今後、「150円の壁」がいよいよ崩れて、この間に蓄積された円安マグマが噴出する公算は低くない。

今週のドル/円は、昨年11月28日以来となる148.80円前後の高値を更新。日経平均株価が一時36000円を突破しバブル後最高値を更新する中で円売りが優位となりました。そうした中で、16日にウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が利下げに慎重な姿勢を示し市場の早期利下げ観測が後退したことや17日に米12月小売売上高が市場予想を上回ったことなどで米長期金利が上昇するとドル買いが強まりました。19日午前に鈴木財務相より円安けん制発言がありましたが、反応は一時的で午後には148.80円前後まで上伸しました。

外為市場では「金利差を狙った投機的なドル買い・円売りが活発化した」(為替ブローカー)とされ、2022年初めに114~115円台だった円は、秋に向けて30数円という空前の幅で下落するに至った。

ウクライナはロシアの侵攻から国土を守り続けるための資金を必要としているが、欧米はウクライナへの資金支援の継続が苦しくなってきた。一方、西側諸国は開戦時に凍結したロシア中央銀行の資産3000億ドルの没収もためらっている。

ドル/円の週足チャートを見ると、昨年1月・3月安値を起点とした上昇トレンドラインを下値支持に上昇基調が継続しています。反発してから3週間で約8円の上昇幅を見せており、RSIを見てもわかるように上昇の勢いが強まっています。安値を切り上げる中でアセンディングトライアングルを形成しているため上限の151.90円台を試す動きになるか注目です。仮に突破するようだと昨年7月安値から11月高値への上昇幅をN計算値で算出した際の154.94円前後が次に上値メドとなりそうです。なお、150.00円の節目は上値抵抗として意識されてきた水準ですので、まずは150円台を回復できるかがポイントになります。一方で、反落したとしても上昇トレンドラインを下抜けない限りは底堅い推移が続きそうです。

ドル/円の月足チャートを見ると、昨年12月の下げ幅全戻しの展開となっています。大きな要因となったのは米早期利下げ観測が後退したことです。市場の3月利下げ織り込み度は先週が約8割だったのに対し19日には5割台まで低下しています。そうしたことから米長期金利が上昇しドル買いにつながっています。市場の行き過ぎた観測に対しFRB高官がけん制していることから今後も織り込み度が低下していく可能性があります。そうなるとドル高が続くという見方もでてきます。他方で来週22‐23日には日銀金融政策決定会合が開催されます。金融緩和政策の現状維持が見込まれている中で3月以降の政策修正に向けて地ならしを行ってくる可能性があります。結果次第では円安を加速させる可能性があるため注目です。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。

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