【見通し】週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル、対ドルの動向はFOMC次第

【見通し】週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル、対ドルの動向はFOMC次第

◆豪ドル、対ドルの動向はFOMC次第

◆豪ドル、12月・10-12月期CPIに注目

◆ZAR、SARBは予想通りに金利据え置きを決定

予想レンジ

豪ドル円 95.00-100.00円

南ア・ランド円 7.50-8.00円

1月29日週の展望

 豪ドルは対ドルでの荒い値動きに警戒が必要となる。来週は30-31日に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目。政策金利は据え置かれるとの予想になっており、ポイントは声明文で今後の政策行動について示すガイダンスを変更するかどうか。市場では次回FOMC(3月19-20日)からの利下げ観測が根強く残るなか、声明文やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見次第ではドル相場全般が動意づくだろう。年始から米長期金利の上昇とドル高の傾向が続き、豪ドルも対ドルでは売りに押されてきたが、FOMCをきっかけに相場の流れが変化するか注目しておきたい。

 また、来週は豪州からも31日に12月および10-12月期消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、こちらにも注意が必要だ。10日に発表された11月分のCPIは前年比4.3%上昇と市場予想(4.4%上昇)を下回り、インフレ鈍化傾向が続いていることを確認できたが、12月や10-12月期CPIでも再びインフレ動向を注視しておきたいところ。翌週の2月6日には豪準備銀行(RBA)が金融政策を公表するが、他の中銀と比較しても相対的にタカ派姿勢を維持しているとされるRBAの方針変化につながるような結果であれば、豪ドルにとっても重しとなりそうだ。

 なお、来週はその他にも30日に12月小売売上高、2月1日に10-12月期輸入物価指数や12月住宅建設許可件数、2日に10-12月期卸売物価指数(PPI)など注目の経済指標も発表予定となっている。

 

 南アフリカ・ランド(ZAR)は神経質な展開が予想される。南アフリカ準備銀行(SARB)は今週開催された金融政策決定会合で政策金利を8.25%に据え置くことを決定。声明文では「現在の金利水準は制限的であり、インフレ見通しとインフレ期待の上昇に対処する必要性と一致している」「インフレ軌道に対する深刻な上振れリスクは明らか」などの見解を示した。金利据え置きの決定も含めて総じて市場予想通りの結果となったが、SARBが利下げを急ぐ姿勢を見せなかったことから、来週のFOMCを経て米金利の先安観が広がるようであれば、対ドルでZARが底堅く推移する可能性もあるだろう。なお、来週は南アフリカから31日に12月貿易収支の発表が予定されているが、相場への影響は限られそうだ。

1月22日週の回顧

 豪ドルは対ドルで方向感の乏しい動き。週を通じて手掛かり材料を欠いたこともあり、狭いレンジ内での上下を繰り返す神経質な展開となった。もっとも、対円ではドル円の下落につれて週央以降にやや上値を切り下げた。

 ZARは対ドルを中心に底堅く推移。年始からのドル高・ZAR安基調に一服感が見られ、対ドルではZARの買い戻しが入った。ZAR円もつれて下値の堅い動きとなり、SARBの金融政策公表後もZAR買いの流れは継続した。(了)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル、対ドルの動向はFOMC次第

見通し 週間為替展望 豪ドル

資源国通貨とされながら、CRB指数などとの連動性が薄れた豪ドルの動きをある程度説明できそうなのは、上海総合指数など中国株の下落トレンドだった(図表4参照)。豪州は、対中国貿易取引シェアが高いことから、中国経済の影響を受けるとして、豪ドルと中国株の一定の相関関係はかねてから知られてきたことだ。そんな中国株は、中国経済の衰退への懸念が広がる中、2021年から下落トレンドが続くようになったが、これと豪ドルの下落トレンドは、基本的に重なってきたように見える。

豪ドルはチャート分析が重要!

代表的な資源国通貨である豪ドルの中長期トレンドは、長い間CRB(コモディティ・リサーチ・ビューロ)指数など資源・穀物関連のインデックスと高い相関関係があったが、それが2020年の「コロナ・ショック」、更には世界的なインフレに直面する中で大きく変化した(図表3参照)。

以上のように見ると、モノの価値が高まるインフレ局面でも、代表的な資源国通貨とされてきた豪ドルが下落トレンドを続けたのは、上海株の下落が示す中国経済衰退の懸念が強く影響した可能性があるのではないか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました