来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「オーストラリアの注目経済指標でRBAの次の一手が決まる!?」ハロンズ FX 2024/1/28

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来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「オーストラリアの注目経済指標でRBAの次の一手が決まる!?」ハロンズ FX 2024/1/28

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執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
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目次

オーストラリアの注目経済指標でRBAの次の一手が決まる!?

今週の振り返り

今週の豪ドル/円は97.64円前後、NZドル/円は90.61円前後で週初を迎えました。22日には中国人民銀行(PBOC)が貸出金利の指標となるローンプライムレートを据え置きました。市場は据え置き予想が大勢だったものの、一部では「低迷する中国経済を支えるためにPBOCが景気支援策(利下げ)に動く」との期待がありました。そのため、PBOCの据え置きを受けて中国株が大幅に下落。中国と交易関係の強い豪ドルやNZドルは売り圧力に押されることになりました。翌23日には「中国当局が低迷する同国の株式市場を下支えする策を検討し、今週にも発表する」という一部報道があり、中国株が反発をしたため豪ドル、NZドルもこの動きにつれることになりました。週を通して、豪ドル、NZドルは新手の取引材料に乏しく、米国の早期利下げ観測に対する市場の期待の増減を受けた米ドルの動向に一喜一憂することとなり、方向感のない動きとなりました。

豪12月小売売上高は米国型?それとも英国型?

来週は30日に豪12月小売売上高が発表されます。豪州の11月小売売上高は前月比+2.0%の365.12億豪ドルでした。これは11月にブラックフライデーなどのセールイベントが開催されたことが大きく影響しています。セールイベントを見越して10月に消費を抑えたためです。表1は過去2年間の豪小売売上高の推移です。2021年、22年は11月に売上高を伸ばしましたが、12月分を前倒しにしたため翌12月の小売売上高は大きく減少しました。そのため、今回発表される23年12月の小売売上高は過去2年同様に悪化し、前月比-1.8%になると市場は予想しています。他国の12月小売売上高を見ますと、米国は前月比+0.6%となり米国経済の力強さを示した一方で、英国は-3.2%と大幅に悪化しています。米国同様に豪州の小売売上高が底堅い結果を示した場合、豪準備銀行(RBA)の利下げ開始時期が後ズレ、内容次第では追加利上げの可能性が出てくるかもしれません。

【表1 豪小売売上高の推移】

注目の豪四半期消費者物価指数

31日には豪10-12月期四半期消費者物価指数(CPI)と12月月次CPIが発表されます。以前、豪州は四半期CPIの発表しかありませんでした。しかし、3カ月毎の発表ではRBAがタイムリーに金融政策を策定しにくいこともあり、2022年7月分から新たに月次CPIが発表されるようになりました。CPIの項目の中には月次で集計をしていないものもあるので、月次CPIは全ての情報をカバーしているわけではありません。そのため、今でもRBAが重視するのは四半期CPIです。市場予想は前期比+4.3%と前期の+5.4%から減速となっています。RBAが昨年11月に公表した金融政策報告書で、2023年末時点でのインフレ予測は4.25%でした。市場予想やRBA予測を下回った場合にはRBAの利上げサイクルの終了と、早期利下げ観測が台頭してくることになりそうです。

【表2 豪四半期、月次CPIの推移】

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は97円台を中心に方向感を模索しています。上値は1/22高値の97.88円前後が目先の目途となりそうです。この水準を上抜けることが出来れば、98円台後半がその次の目途となりそうです。この水準は2022年(9/13 98.79円前後)、23年(11/15 98.58円前後)と2年連続で上値を抑えられているのでかなり意識されるでしょう。下値は日足一目均衡表の基準線が目先の目途となります。その下では96.10円前後に日足の雲が位置しています。雲が薄い分強い抵抗が予想されますが、下抜けた場合は下落の勢いが強まりそうです。その下は200日移動平均線(MA)の位置する94円台後半が目途となりそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表と200MA】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:94.50-99.00、NZD/JPY:88.00-92.00

1/29 週のイベント:

01/29 (月) 06:45 NZ 12月貿易収支
01/30 (火) 09:30 豪 12月小売売上高
01/31 (水) 09:00 NZ 1月ANZ企業信頼感
01/31 (水) 09:30 豪 10-12月期四半期消費者物価(CPI)
01/31 (水) 09:30 豪 12月消費者物価指数(CPI)
01/31 (水) 10:30 中国 1月製造業購買担当者景気指数(PMI)
02/01 (木) 09:30 豪 10-12月期四半期輸入物価指数
02/01 (木) 09:30 豪 12月住宅建設許可件数
02/01 (木) 10:45 中国 1月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)
02/02 (金) 06:45 NZ 12月住宅建設許可件数
02/02 (金) 09:30 豪 10-12月期四半期卸売物価指数(PPI)

一言コメント:

先日、遂に我が家のインターネット回線を変更することにし、新しい会社と契約してきました!ネットで色々と調べたのですが良く分からず、家電量販店に何度か足を運んで色々な会社の担当さんに話を聞いて決めてきました(工事はもう少し先です)。現在の回線よりも早くなる(カタログ値と同回線を使っている友人談)ので、楽しみです。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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来週の為替予想 豪ドル 円

トルコリラの対円相場(TRYJPY)は、今週半ばにかけて、約1カ月ぶり高値4.95円まで上昇しましたが、週末にかけては再び反落に転じ、現在は4.88円前後で推移しています。

今週の豪ドルは、目立った売買材料に欠ける展開が続き、週間の上下のレンジが1円ほどと、狭いレンジでのもみ合いとなった。

今週は一時146.65まで反落する場面が見られましたが、週末にかけて148円台を回復するなど、力強い動きが続いています。

豪ドル/米ドルの下落トレンドが展開する中では、基本的に豪ドルは52週MA(移動平均線)に上値を抑えられてきた。その52週MAは、足元で0.7米ドル程度なので、この52週MAの位置する0.7米ドルを本格的にブレークしてくるようなら、経験的には豪ドル高・米ドル安へトレンド転換した可能性が高まりそうだ(図表3参照)。

ただ、豪ドル安・米ドル高トレンドが終了したとしても、一方で豪米2年債利回り差豪ドル劣位が急ピッチで縮小することで、豪ドル高・米ドル安への大幅な動きを正当化するかと言えば、今のところは懐疑的だ。

今週の豪ドル/円は97.64円前後、NZドル/円は90.61円前後で週初を迎えました。22日には中国人民銀行(PBOC)が貸出金利の指標となるローンプライムレートを据え置きました。市場は据え置き予想が大勢だったものの、一部では「低迷する中国経済を支えるためにPBOCが景気支援策(利下げ)に動く」との期待がありました。そのため、PBOCの据え置きを受けて中国株が大幅に下落。中国と交易関係の強い豪ドルやNZドルは売り圧力に押されることになりました。翌23日には「中国当局が低迷する同国の株式市場を下支えする策を検討し、今週にも発表する」という一部報道があり、中国株が反発をしたため豪ドル、NZドルもこの動きにつれることになりました。週を通して、豪ドル、NZドルは新手の取引材料に乏しく、米国の早期利下げ観測に対する市場の期待の増減を受けた米ドルの動向に一喜一憂することとなり、方向感のない動きとなりました。

そのような中で、米ドル/円が下落に転じ、基本的にクロス円も下落に転じるなら、豪ドル/円も、2024年にかけては高値を極めて下落に向かう可能性が高いだろう。2024年の予想レンジは、基本的に2023年の「逆コース」に向かうとの考え方から、85~100円中心で想定したい。

東京時間のドル・円は、米GDP発表を前に積極的な売買は手控えられて147円台後半でのもみ合いとなった。

豪ドル/米ドルは、2021年2月の0.8米ドルから下落トレンドが展開してきた。このレポートを執筆している2022年12月2日の段階では、10月の0.61米ドルを豪ドル安値として、とりあえず0.6米ドル割れは回避されたまま豪ドル下落が終わった可能性も出てきた(図表1参照)。では、はたして豪ドル安・米ドル高は本当に終わったのだろうか。

その意味では、豪ドル/円は当面米ドル/円の影響を受けやすいと考えられる。米ドル高・円安トレンドがすでに終わり、米ドル安・円高トレンドへの転換が始まっているなら、豪ドル/円も豪ドル高・円安から豪ドル安・円高へのトレンド転換が始まっている可能性が高いのではないか。

26日午前の東京市場でドル円は147円台後半での取引。

今回の豪ドル安・米ドル高トレンドをある程度説明できそうなのは、豪米2年債利回り差だ。同金利差は2021年以降、基本的に豪ドル劣位が拡大してきた(図表2参照)。2年債利回りは基本的に金融政策を反映する金利。その意味では、豪州と米国の金融政策、それは2021年以降基本的に金融引き締めに向かう動きだったが、その差が豪ドル安・米ドル高をもたらした大きな要因だったと考えられる。

南アフリカ・ランド(ZAR)は引き続き上値が重そうだ。今週発表された、7-9月期国内総生産(GDP)は市場予想を下回り、マイナスに転じた。市場では10-12月期も景気停滞となってマイナスに陥るとの予想となっており、南アは景気後退(リセッション)入りの可能性が高まっている。来週は13日に11月消費者物価指数(CPI)が発表されるが、国内エネルギー基準価格が低下していることからインフレは抑えられている可能性が高い。ただ、市場予想を上回った場合には、インフレ下の景気後退でスタグフレーション懸念も高まりそうだ。なお、11日には10月小売売上高、14日には卸売物価指数(PPI)も発表される予定。

豪ドル/米ドルの下落トレンドが続くなら、経験的には一時的な豪ドル反発も52週MAを大きく、長く超えない可能性が高くなる。以上を前提にするなら、2024年の豪ドル/米ドルは、0.6~0.7米ドル中心での予想レンジとなるのではないか。

豪ドル/米ドルの年間値幅は、ここ数年1000~1500ポイント(0.1~0.15米ドル)が基本なので、それを踏まえると2023年の予想レンジは0.6~0.75米ドル程度と考えられる。

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