ドル/円、3年連続152円台へのチャレンジとなるか…カギとなるのは米1月CPI【来週の米ドル/円予想】 FX 2024/2/9

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ドル/円、3年連続152円台へのチャレンジとなるか…カギとなるのは米1月CPI【来週の米ドル/円予想】 FX 2024/2/9
 

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):X(Twitter)
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最新のドル円相場は…日銀副総裁によるハト派発言で円売り加速

今週のドル/円は、昨年11月27日以来となる149.48円前後へ上伸する展開となりました。序盤は前週2日に発表された米1月雇用統計の強い結果を受けたドル買いの流れを引き継ぎ148.80円台を上値にもみ合いました。しかし6日のNY市場でイエレン財務長官が商業用不動産セクターの損失に対して懸念を示したことやニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)株が下落し続けたことなどで投資家センチメントが低下。米長期金利が低下したことで147円台半ばまで下落しました。その後、下げ渋る中で8日に内田日銀副総裁が金融経済懇談会での講演やその後の記者会見で「どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」などと表明。内容がハト派的と捉えられると円売りが優勢となり9日には149.50円台まで上値を拡大しました。

60分足チャート

ドル円相場をテクニカル分析で確認…3年連続152円台へのチャレンジか

ドル/円の週足チャートを見ると、昨年1月・3月安値を起点とした上昇トレンドラインを下値支持に上昇基調が継続しています。また、3本の移動平均線を下値支持に安値を切り上げる中で2022年・2023年の高値(151.90円台)が意識されアセンディングトライアングルを形成しています。足元では150.00円の大台への回復を視野に入れた展開となっており、突破するようだと151.90円台の上値を試すことも考えられます。さらにその先の上値メドを分析すると昨年7月安値から11月高値への上昇幅を昨年12月の安値にプラスした際の155.00円付近と見られます。今後のポイントとして押さえておくといいでしょう。なお、150円の大台を前に伸び悩んだとしても13・26週線を下値支持に底堅い相場展開となりそうです。

週足チャート

ターニングポイント…来週は米1月CPIが相場を動かすカギとなるか

ドル/円の月足チャートを見ると、6カ月移動平均線を突破すると前月高値を更新し150円を視野に入れた展開となっています。きっかけになったのは米1月雇用統計の強い結果を受けて米3月利下げ観測が後退したこと。そして日銀がマイナス金利解除を行ったとしても追加利上げは考えにくく緩和的な金融政策が続く可能性があると示されたことです。その結果、ドル買い・円売りが強まっています。今後は、150円台への回復どころか約33年ぶりの水準152円を試す動きを見せる可能性も捨てきれません。特に、来週は米1月消費者物価指数(CPI)が発表されます。ドル/円相場の行方を探る上で重要なカギとなりそうです。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。

月足チャート

来週の重要イベント

2/12◎バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
2/13☆米1月消費者物価指数
2/14◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
2/14◎バーFRB副議長講演
2/15☆日本10-12月期GDP・速報値
2/15◎米2月ニューヨーク連銀製造業景気指数
2/15☆米1月小売売上高
2/15☆米新規失業保険申請件数
2/15◎米1月鉱工業生産
2/15◎ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
2/16☆米1月生産者物価指数
2/16◎米1月住宅着工件数
2/16◎米2月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
2/16◎デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要 ※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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<為替> ニューヨーク外為市場では ドルが上昇した

外国債券の売却自体は、米ドル等外貨の売却を伴うため、ドル高・円安の動きを抑制する方向で作用しますが、それは『為替オープン』での話であり、ここでは『為替ヘッジ付き』の外国債券が悪さをしている可能性があります。ヘッジ付きの外国債券の場合、売却と同時に為替予約(ドル売り・円買い)の解消、すなわちドル買い・円売り需要が発生するため、為替面では中立要因となりますが、19兆円の大量の債券売却→金利上昇→一段の円下落の経路を辿ったといえます。

2022年の11月末までの日米株価指数の収益率【図表2】を比較してみますと、年初来、現地通貨ベースではTOPIXはほぼ横ばい、S&P500は約▲14%の下落と明暗がわかれていますが、+20%のドル高・円安の為替効果により円ベースのS&P500はプラスの収益率に浮上しています。

実際に、国際決済銀行(BIS)が発表した2023年8月の円の実質実効為替レート(2020年=100)は73.19と過去最低となり、1ドル=360円の固定相場だった1970年8月よりも円の価値が相対的に安くなっていると日経新聞は報道している(2023年9月21日)。

ドル円相場がさらに安くなってもせいぜい160円程度だろう、と考えている人が多いはずだ。日本は、32年連続の「対外純資産・世界第1位」の国であり、2022年末の段階で約418.6兆円(3兆2200億ドル、1ドル=130円換算)もある。さらに「外貨準備高」も前年に比べて大きく減少したとはいえ、1兆2275億ドル(約160兆円、2022年末、1ドル=130円換算)。中国に次いで第2位の準備高を持つ国だ。

昨日のドル/円は約2カ月半ぶりに149円台へと上昇した。内田日銀副総裁がマイナス金利の解除に前向きな姿勢を示しつつも、解除後も緩和的な金融環境を維持する考えを強調したことで円が下落。また、米新規失業保険申請件数が市場予想を下回り、あらためて米国の労働市場の底堅さが示されたことでドルが上昇した。ドル/円は円売りとドル買いの両輪で上伸。NY市場で昨年11月27日以来の高値となる149.48円前後を付けた。チャート面からは、これまで上値抵抗と目されていた148.90-149.00円の水準を上抜けたことで上伸余地が拡大したことがうかがえる。ただ、次の節目となる150円は本邦当局による円買い介入への警戒感が強まりやすい水準であり、心理面での「壁」となりそうだ。本日は材料面でやや手薄なだけに、週末を控えて150円の壁を一気に突破する展開にはなりにくいだろう。なお、NY市場で発表される米消費者物価指数(CPI)の年次改定には念のため注目しておきたい。

ドル/円の月足チャートを見ると、6カ月移動平均線を突破すると前月高値を更新し150円を視野に入れた展開となっています。きっかけになったのは米1月雇用統計の強い結果を受けて米3月利下げ観測が後退したこと。そして日銀がマイナス金利解除を行ったとしても追加利上げは考えにくく緩和的な金融政策が続く可能性があると示されたことです。その結果、ドル買い・円売りが強まっています。今後は、150円台への回復どころか約33年ぶりの水準152円を試す動きを見せる可能性も捨てきれません。特に、来週は米1月消費者物価指数(CPI)が発表されます。ドル/円相場の行方を探る上で重要なカギとなりそうです。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。

<為替> ニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。週間新規失業保険申請件数が予想を超えて減少し、労働市場の力強さが改めて示されたことで、連邦準備理事会(FRB)が発している早期の利下げはないとのメッセージが確認された格好となった。

米新規失業保険申請件数は21.8万件と市場予想(22.0万件)を下回り、前週(22.7万件)から減少した。労働市場の底堅さがあらためて示されたとの見方から米長期金利が上げ幅を拡大する中、ドルが上昇した。

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