大口投資家の動向は?「ドル/円は昨年11月下旬以来の高値更新!円ネットショート小幅に増加」【最新IMMポジション】2024/2/13

FXブログ
大口投資家の動向は?「ドル/円は昨年11月下旬以来の高値更新!円ネットショート小幅に増加」【最新IMMポジション】2024/2/13

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 神田卓也

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート小幅増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング大幅減少

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート小幅増加】
2月6日時点で円のポジションは、ドルに対して8.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングより、ショートの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から約0.4万枚増加。
期間中のドル/円相場は約2週間ぶりに146円台を割り込んだかと思えば、雇用統計をはじめとする強い米経済指標の結果を背景に昨年11月下旬以来の高値となる148.89円前後まで上昇。
FRBの早期利下げ観測が一段と後退する中では、「円弱気」の見方が優勢だったようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング大幅減少】
2月6日時点でユーロのポジションは、ドルに対して6.2万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが大幅に積み増された結果、ネットロングは前週から約2.7万枚減少。
期間中のユーロ/ドルは、米長期金利の上昇に連れドル買いが加速する中で、約2カ月ぶりに1.0723ドル前後まで反落。
ECBはFRBより先に利下げに動くとの見方が一部で浮上する中、投機筋はユーロショートポジションを膨らませたと考えられる。

↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション

「為替チャート|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら

「為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg

株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 大口投資家の動向は?「ドル/円は昨年11月下旬以来の高値更新!円ネットショート小幅に増加」【最新IMMポジション】2024/2/13

大口投資家の動向は ドル 円は昨年11月下旬以来の高値更新円ネットショート小幅に増加

ところが、次に発表された小売売上高が米国の消費の過熱状態を示すと、今度は「利上げあり」との見方が一気に広まった。ドル/円は151円台に戻り、再び152円台まであと一歩と迫った。しかしその後は弱い米経済指標が続いた。「利上げなし」論が勢力を盛り返すなかで米長期金利が低下し、ドル/円は149円台前半まで大幅に下落した。

FRBはタカ派とハト派のバランスをとりながら、マーケットを巧みに誘導しているようだが、パウエルFRB議長が「政策金利はすでに充分引締め的である」との見解を示したことで、「利上げサイクル終了」がマーケットのコンセンサスとなった。これを受けてドル/円も円高の勢いが強まることになった。

FRB(米連邦準備制度理事会)が、金融政策決定プロセスにおいて「経済データ重視」の方針を打ち出して以来、マーケットは米指標に対して非常に敏感に反応するようになった。先月発表された米国の10月雇用統計の就業者増加数は予想より少なく、さらにCPI(米消費者物価指数)とPPI(米卸売物価指数)が、インフレ率の順調な低下を示した。12月FOMC(米連邦公開市場委員会)は「利上げなし」との見方が広がるなかで、32年ぶりの高値となる152円台を目指し上昇していたドル/円は150円台前半まで落下した。

11月21日には感謝祭(サンクスギビングデー)前のドルロング・ポジション調整がドル売りを加速させ、10月3日の「うわさ介入」で急落した時とほぼ同水準の147円台前半まで円高が進んだ。この時点でドル/円の水準は10月末の日銀会合前の水準にもどり、2.70円貯めた円安預金もゼロになってしまった。

その頃ヘッジファンドは、ポジション調整でピーク時からフラット近くまでドルロングを落としていたがさらに11月最後の2週間は積極的にドルを売った。そのボリュームは過去10年間で5本の指に入るほどで、ポジションは逆にオーバー・ショートになってしまったようだ。

また、足元では海外企業が日本に生産設備を投資する動きも見られます。その代表例は、TSMC(台湾積体電路製造)が70億ドル(9,800億円)をかけて熊本県・菊陽町付近に建設中の生産工場です(2024年末稼働予定)。日銀福岡支店のレポートによると、TSMCの進出を受けて、九州全体で半導体関連投資の設備投資が活発化しており、2024年までの3年間で半導体関連投資が少なくとも1.5兆円に上るとしています。更に、TSMCはこの地域に総投資額1兆円以上の第2工場の建設を検討していると報じられるなど、さらなる投資拡大が見込まれています。設備投資は、経済に対し先行性が高く、今後も持続的な経済成長が期待されると考えられます。

11月ドル/円レビュー。相場はなぜ動いたのか?

●ドル円は年初5日間で約5円ドル高・円安が進行、米早期利下げ観測の後退でドル買い優勢に。●テクニカル分析ではパラボリックがドル高トレンド転換を示唆も、一目均衡表は依然ドル売りを示唆。●今年は緩やかなドル安・円高が進むとの基本シナリオは不変、足元のドル高・円安は一時的とみる。

短期的にはドルの高値を追いかける相場になっているが、FRBの利下げをテーマにした中期的なドル戻りスタンスは変わらないだろう。

設備投資の回復が顕著になってきている要因の1つは円安の進展にあります。昨年は円安が大きく進行しましたが、今年に入ってからも1ドル=130から140円と円安圏での推移が定着しつつあります。前述した1-3月期法人企業統計で設備投資の増加が顕著だったのは、製造業では輸送用機器や通信機械などの加工組立業であり、円安により国内回帰を進めているものと考えられます。

2024年のドル円相場は、1月1日に1ドル=140円92銭水準で取引が始まりましたが、2日以降にドル高・円安の動きが強まり、5日には一時145円97銭水準に達しました。市場では、米労働市場の軟化ペースが緩やかなものにとどまっていることから、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ判断はまだ先になるとの声も聞かれ、いったんドルを買い戻す動きにつながったと推測されます。

ここで、足元のドル高・円安の動きをテクニカル分析で確認します。具体的には、昨年11月22日付レポートと12月8日付レポートで解説した、「パラボリック」と「一目均衡表」を用います。まず、パラボリックからみていくと、直近ではドル円の日足が1月4日にSAR(ストップ・アンド・リバース)に接し、ドル高・円安へのトレンド転換が示唆されています(図表1)。この点を踏まえると、ドルは対円でしばらく底堅い推移が予想されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました