ドル円予想:3月下旬はドル高と見る|動き出す日銀、春闘相場|FX・米株など解説 3月13日(水)野村雅道

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ドル円予想:3月下旬はドル高と見る|動き出す日銀、春闘相場|FX・米株など解説 3月13日(水)野村雅道

春闘相場による為替相場への影響に注目【外為マーケットビュー】

動画配信期間:2024/3/13~2024/3/27

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

目次

00:00 動き出す日銀・春闘相場
03:20 ドル円の見通し
03:59 米CPI結果・米利下げの行方
04:43 日本・円の動向
06:20 足元の相場動向
06:52 米国・ドルの動向
08:29 欧州・ユーロの動向
09:47 英国・ポンドの動向
10:39 オーストラリア・豪ドルの動向
11:25 メキシコ・ペソの動向
14:02 南アフリカ・ランドの動向
15:40 株価の動向(CFD)
17:05 資源価格の動向(CFD)
17:56 まとめ
18:54 【PR】口座開設特別キャンペーン

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野村雅道 氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。

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ドル円予想3月下旬はドル高と見る動き出す日銀 春闘相場FX 米株など解説

ドル円にとっては、米金融政策とその見通しを反映する米10年金利の方向が重要だと考えています。

7月10日の本レポートでは、7月の日銀会合は10年金利目標を修正するには良いタイミングであること、日銀の政策修正があった場合の円高リスクを警戒すること、をお伝えしてきました。日銀会合後の米ドル円は、高下した後、141円前後で推移しており、一方向的な円高は進んでいません。

以上を踏まえて、3月の米ドル/円の予想レンジを考えてみましょう。米ドル上値については、151.9円の米ドル高値を大きく更新しないとの考え方、一方で米ドル下値についても株価の大幅な下落でも起こらない限り、米景気の強い状況の中では「米金利低下=米ドル下落」は限られそうです。このため、3月の米ドル/円予想レンジは、147~152円で想定したいと思います。

次の日銀の金融政策変更は、長短金利操作(YCC)の撤廃やマイナスの解除でしょう。そのためには、2%インフレ目標の持続的・安定的な実現を見通せる必要があります。日銀は賃金上昇を伴う物価安定目標の達成を目指していますから、次の金融政策変更は、2024年度春闘の結果が判明する2024年春以降でしょう。

日米の政策金利差が5%以上になるのは、2007年以来です。当時は、米ドルと日本円で運用した時の金利差が大きいため、金利の低い円で資金調達して、金利の高い米ドルで運用して利ザヤを稼ぐ円キャリートレードが増えて、ドル高円安要因になりました。

「2月のドル/円は、円安、円高のどちらへ動くと予想しますか?」

逆に、11月にドル安円高が進んだ理由は、11月10日に発表された米10月CPIが市場予想に比べて弱かったこと、それに伴ってアメリカの10年金利が約0.5%も低下したこと、などが挙げられます。

結論からいえば、当面のドル円は、138円前後で高下した後、日銀の政策修正の有無で高下すると考えます。円高方向を警戒します。

2023年5月以降のドル円は、133円台から一時141円手前まで円安に動きました。米インフレ率が高止まりするなか、アメリカの中央銀行が追加利上げすることを織り込んで米金利が上昇したこと、植田日銀が予想外に政策修正に慎重であると市場が受け止めたこと、などが円安の理由でしょう。

日米の政策金利差の大きさがドル高円安を促していると考えます。米国の政策金利は5.25-5.50%であるのに対して、日銀の短期政策金利は-0.1%であり、日米の政策金利差は5%を大幅に超えています。日米の政策金利差が5%以上になるのは、2007年以来です。当時は、米ドルと日本円で運用した時の金利差が大きいため、金利の低い円で資金調達して、金利の高い米ドルで運用して利ザヤを稼ぐ円キャリートレードが増えて、ドル高円安要因になりました。

アメリカの10年金利は、7月中旬には3.7%台でしたが、今は4%台まで上昇しています。米10年国債金利が上昇したことは、ドル高円安要因になったでしょう。

2022年は6月上旬までを振り返ると、米ドルが主要通貨に対して大幅に上昇しています。とくに、対円では、6月29日に1ドル137円までドル高円安が進んで、140円が視野に入っています。また、米ドルは対ユーロでも上昇し、ユーロドルは20年ぶりのユーロ安水準となる1.02ドル割れとなりました。

ユーロは、対ドルで年初から1割以上も下落し、2002年以来となる1ユーロ=1米ドル割れです(パリティ割れ)。ロシアのウクライナ侵攻で、天然ガスなどエネルギー価格上昇の影響を強く受けるなか、ユーロ圏の消費マインドは低水準であり、個人消費は厳しい状況です。ユーロ圏の景気は、アメリカの景気より厳しいとみられます。

12月CPIを受けて、ドル円は130円を挟んで広めのレンジで推移すると予想します。

では、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定内容と先行き見通しなどから、今後のアメリカの金融政策とドル円の行方を考えてみます。

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