来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「豪賃金指数と豪雇用統計!労働市場の動向次第でRBAのスタンスが変わる」ハロンズ FX 2024/5/11

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来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「豪賃金指数と豪雇用統計!労働市場の動向次第でRBAのスタンスが変わる」ハロンズ FX 2024/5/11
 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!
執筆日時:2024年5月2日 11時15分

今週の振り返り

今週の豪ドル/円は101.05円前後で、NZドル/円は91.84円前後で週初を迎えました。前週末に発表された米3月雇用統計の結果を受けて下落した米ドル/円が週初から円売り優勢の動きとなったことにつれて、豪ドル/円、NZドル/円ともに下値を切り上げる動きとなりました。豪ドル/円は7日に開催されたRBA理事会でRBAが一部市場で期待されていたほどタカ派に傾いていなかったことで下落する場面も見られましたが、NYダウ平均が堅調に推移したこともあり、10日には102.94円前後まで上昇しました。NZドル/円も同様に米株価指数の上昇を好感して10日に93.88円前後まで上値を伸ばしています(執筆時)。

2つの労働関連経済指標に注目!

来週は15日に豪1-3月期四半期賃金指数(WPI)、16日に豪4月雇用統計が発表されます。豪州ではインフレ率が賃金上昇率を上回る「実質賃金がマイナス」の状態が2021年4-6月期から2023年7-9月期まで続き、2023年10-12月期に僅かながらですが「実質賃金がプラス」となりました。この2年半にもわたる「実質賃金がマイナス」状態の影響から豪州の家計にダメージを与えた影響もあり、ここ最近の豪州の家計消費の伸びは小さいものとなっています。(表1)

【表1 豪四半期賃金指数と豪四半期CPIの推移】

5月10日時点での豪1-3月期賃金指数の市場予想は前年比+4.2%で前期から伸び率は横ばいとなっています。それでも、4月24日に発表された豪1-3月期消費者物価指数(CPI)が3.6%へ鈍化していたことから、実質賃金のプラス幅は拡大することになります。市場予想を上回る結果となれば、豪州の家計消費が回復に向かうとの期待が生まれそうです。消費が回復するとインフレは低下しにくくなるためRBAの金利が高止まりする期間が長くなる。そういった思惑から豪ドルは買いで反応することになりそうです。

16日に発表される豪4月雇用統計にも注目です。豪州の雇用者数は3月に予想外の減少となりました。これは年末年始の休暇の影響から2月に労働者が大幅に増加した反動と考えられています。そのため、今回発表の4月分では豪州の労働市場が引き続きひっ迫した状況なのか、それとも労働市場にやや緩みが出始めているのか、そういったものを確認する場となりそうです。(表2)

【表2 過去4カ月の豪雇用統計結果】

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は前週の急落から半値以上戻しています。目先の上値目途は4月29日高値(104.95円前後)から5月1日安値(99.87円前後)のフィボナッチリトレースメント61.8%戻しとなる103.01円前後です。この水準を上抜けることが出来れば、4月26日高値の103.47円前後が次の上値目途。その上では4月29日高値の104.95円が意識されそうです。一方で下値ですが、日足一目均衡表・基準線(101.36円前後)が目先のサポートとなりそうです。その下では週足一目均衡表・転換線が101円前後に位置していますので意識されそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:101.00-105.00、NZD/JPY:92.00-95.50

5/13週のイベント:

05/11 (土) 10:30 中国 4月消費者物価指数(CPI)
05/11 (土) 10:30 中国 4月生産者物価指数(CPI)
05/13 (月) 10:30 豪 4月NAB企業景況感指数
05/15 (水) 10:20 中国 1年物中期貸出制度(MLF)金利発表
05/15 (水) 10:30 豪 1-3月期四半期賃金指数
05/16 (木) 10:30 豪 4月新規雇用者数
05/16 (木) 10:30 豪 4月失業率
05/17 (金) 07:45 NZ 1-3月期四半期卸売物価指数(PPI)
05/17 (金) 11:00 中国 4月小売売上高
05/17 (金) 11:00 中国 4月鉱工業生産

一言コメント:

ゴールデンウィーク後半は泊りで長野県に行ってきました。日曜日に帰ってきたのですが、渋滞に巻き込まれるのが嫌で、朝4時に現地を出発。無事渋滞に巻き込まれることなく帰京出来ました。疲れましたが…

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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来週の為替予想 豪ドル 円

2年以上にわたって続く円安局面を前に「何か対応策はないのか」という照会が確実に増えている。円安抑止策は、為替介入や利上げといった裁量的なマクロ経済政策を脇に置けば、対内直接投資促進とインバウンド奨励が注目されやすく、いずれも正しい対応と言える。

豪ドルは対円でしっかり、対ドルでは伸び悩んだ。円の根強い先安観を手掛かりに豪ドル円は底堅く推移。一方、豪ドル米ドルはRBAの声明文が予想ほどタカ派的ではなかったとして、RBAの金融政策公表後に頭が重くなった。

来週は13日に4月NAB企業景況感指数、15日に1-3月期四半期賃金指数、16日に4月雇用統計の公表が控えている。常に市場が反応する傾向がある雇用統計に加えて、来週は四半期賃金指数にも注目。前述したように市場はRBA声明文を予想ほどタカ派的でなかったと受け止めたため、その後は対ドルを中心に豪ドル売り方向へと傾きつつある。四半期賃金指数がインフレ警戒姿勢を強める内容とならなければ、一段と豪ドルの調整が進む可能性もあり、注意しておきたい。

来週のドル・円は150円台を中心にもみ合う展開となりそうだ。経済の緩やかな減速が見られる米国で金利が低下すればドル売りが先行し、150円を割り込むリスクがある。一方、直近の急激な米金利の低下は行き過ぎとの見方もあり、週後半に日米双方で祝日を控える事情からも相場は一方向に傾きづらい状況だ。

豪ドルは対円での堅調地合いを維持できるか注目。今週開催された豪準備銀行(RBA)の会合では予想通り政策金利の据え置きが決定され、声明文では「インフレは緩和しつつあるものの、その歩みは以前の予想よりも遅く、依然として高水準にある」「最近のデータはインフレ率を目標に戻すプロセスがスムーズにいかない可能性が高いことを示している」などの見解が示された。総じてインフレ警戒姿勢を維持する内容であったが、直近の消費者物価指数(CPI)が相次いで市場予想を上回る内容であったこともあり、一部では「追加利上げの可能性も排除できない」という過去のガイダンスに戻すとの見方もあった。市場では「予想ほどタカ派的ではない」と受け止められている。

南アフリカ・ランド(ZAR)は神経質な展開となりそうだ。来週は14日に1-3月期四半期失業率、15日に3月小売売上高の発表が予定されている。方向感の乏しいZAR相場が動意づくような材料となるか注目されるところだが、今月29日に予定されている総選挙が近づくなか、持ち高を傾けにくい状況は続きそうだ。なお、現地シンクタンクは「苦戦が伝えられている与党アフリカ民族会議(ANC)が単独過半数を維持することは困難だが、46-49%程度を獲得してインカタ自由党(IFP)などの少数政党と連立を組んで政権を樹立するだろう」「連立相手に対する妥協が必要となるものの、政治・経済のベースラインが大きく変化することはない」「選挙結果がZAR相場に衝撃をもたらす可能性は低い」などと分析している。

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