大口投資家の動向は?「円ネットショート3週連続減少」【最新IMMポジション】2024/5/20

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大口投資家の動向は?「円ネットショート3週連続減少」【最新IMMポジション】2024/5/20

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート3週連続減少

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート3週連続減少】
5月14日時点で円のポジションは、ドルに対して約12.6万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが取り崩されたことから、ネットショートは前週から約0.9万枚減少した。
期間中のドル/円相場は、前週に大幅に下落した反動で買い戻しが優勢となった。日銀金融政策決定会合における主な意見が予想よりもタカ派的だったことなどはあまり材料視されず、期間後半には156円台後半まで上値を伸ばした。
前週に比べるとペースは鈍ったものの、3週連続で円ショートポジションが減少。一部の投機筋の間では日銀の早期追加利上げを巡る思惑が広がりつつあるのかもしれない。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング増加】
5月14日時点でユーロのポジションは、ドルに対して約1.7万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが積み増され、ショートが取り崩されたことで、ネットロングは約1.3万枚増加した。
期間中のユーロ/ドルは、ドイツの経済指標の強い結果などもあり、1.07ドル台前半から1.08ドル台前半まで強含んだ。
市場は欧州中銀(ECB)が次回会合(6月)にも利下げを開始するとの見方を完全に織り込んでいる。焦点が7月以降の利下げペースに移る中、ドイツ経済指標の改善などを背景に、ECBが当初の想定ほど利下げを急がないとの見方も出ており、ユーロ先安観の修正が続いているようだ。

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IMMポジション

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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大口投資家の動向は 円ネットショート3週連続減少 最新ポジション

IMM [International Monetary Market of Chicago Mercantile Exchange]IMMポジションとはシカゴ・マーカンタイル取引所の国際通貨先物市場に上場されている通貨の建玉明細のことです。各取引所は米商品先物取引委員会(CFTC)に毎週火曜日の取引終了時点の建玉明細を報告します。CFTCは各取引所の建玉明細を集計し、当該週の金曜日の取引終了後にHP上で公表します。建玉明細の大口玉は報告義務があり、投機玉と商業玉に分かれ、特に、市場参加者は投機玉の建玉明細に注目します。建玉明細は買いの建玉-売りの建玉で計算され、プラスであれば、ポジションはロング、マイナスであれば、ポジションはショートとなります。例えば、円の買い建玉が 60,000枚で、円の売り建玉が50,000枚とすると、円ロングの10,000枚となります。(60,000-50,000)=+10,000この例ですと、円のポジションが10,000枚ロングに偏っていると把握できます。多くの市場参加者は、この数字を市場全体における投機筋が保有しているポジションの縮図と推測しています。このポジションの偏りを把握することにより、市場参加者は次の三つの推測をします。

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