2024/6/16(日) 今週の見立て

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2024/6/16(日) 今週の見立て
今週の見立てです。まずは先週の状況の整理から。先週はユーロで「フランスの政治情勢不安」が持ち上がって「ユーロ安」、これを受けてのリスク回避でスイスフランが買われて「スイス高」、と大きな動きがありました。フランス情勢は今後も注意が必要になりそうです。

「ユーロ圏で情勢不安がある⇒安全資産のスイスが積極的に買われる」という「リスク回避」の動きはよくあるやつですが、体感するにはいい場面なのでしっかり見ておきたいですね。

■先週の状況整理

米ドル
先週、焦点となっていた水曜の消費者物価指数は3.3%と鈍化。これで年内利下げできますね!となり、ドルストレートはいったんドル安に振れたのですが、その後のFOMCでパウエル議長が、年内の利下げ予想の中央値が「(従来3回であったものが)0.25%1回」に減ったよと示したことで、逆にドル高に(→先週のEURUSDの回帰ショートはこの動きですね)。まとめると、ドルストレートは

「ドル高方向に動きやすい環境になったが、当面ボラの少ないレンジが続きそう」

ということですね。ブルームバーグに、「為替トレーダー、夏の低ボラティリティに備える」という記事が出ていて笑いました笑 当面、大きな動きがないと夏場までレンジが継続しても驚かないですよね。

ユーロ
逆に、大きな動き=「フランスの政治情勢への大きな懸念」が出てきたのがユーロです。6/9(日)などに実施された欧州議会選挙の結果、フランスではマクロン大統領の率いる中道が惨敗、ルペンが率いる極右政党が第一党になるという結果に。さらにサプライズは、これを受けて、6/9夜にマクロン大統領が、フランス国会下院の解散・総選挙を決断。6/30に第1回、7/7に第2回が実施されます。マクロン大統領率いる中道連合には相当厳しい結果が予想されており、大きなギャンブルに出た形。この報道を受けて、フランスでは株価が大きく下落、為替は月曜からEUROが大きく下げました。

総選挙では極右政党の勝利が予想されており、フランス経済政策の混乱や、極端なケースではEU離脱など、「ブレグジット」を連想させる状況となっています。今後の動きを注視していく必要がありそうです。

スイスフラン
ユーロの情勢不安を受けて、「リスク回避」のために逃避先として使われるのが、米ドルとスイスフラン。特にスイスフランは、ユーロ情勢を受けて、先週はスイス高の流れを作ってきています。テクニカル的にスイス高方向の通貨があれば、狙いたいですね。

こんな感じで、ドルストレートはテクニカル・ファンダメンタルズいずれの面からもやるならドル高方向ですが、レンジ内でボラなさそう。ユーロは今後、フランス情勢次第でユーロ安に振れる可能性があり、今後の動きを見ていく必要がありそうです。スイスは、リスク回避でスイス高方向の動きがきれいですね。

■今週のイベント
今週の大きなイベントはふたつ。火曜にオーストラリア政策金利、木曜にBOE政策金利。BOEは据え置き予想ですが、来年の予想利下げ幅は欧州情勢を受けて拡大しており、全体的に弱含みです。

6/18(火) 13:30 オーストラリア 豪準備銀行政策金利
6/20(木) 20:00 イギリス イングランド銀行(BOE)金利発表

■先週を通しての通貨強弱
先週通しての通貨強弱はうちのブローカーだとこんな感じ。上の流れで、ユーロが弱く、スイスが強い、という状況。
CHF=AUD=NZD>CAD>USD=GBP=JPY=EUR

■今週主に見ていく通貨ペア
上の動きを受けて、今週はクロススイスをスイス高方向で注目していこうと思います。特に中心的に見るのは、テクニカル的にスイス高方向にきれいにチャートを作っているGBPCHF。次点がUSDCHF。なお、ユーロもユーロ安方向ではあるものの、週足がナイアガラしてしまっていたり、週足日足が難しかったり(EURUSD)と、狙うにしても少し時間がかかりそうですね。個人的な興味で、EURAUDなど、EUR×資源国はゆるく眺めておこうと思います。

GBPCHF
今週木曜にBOE政策金利。
2024_06_16_GBPCHF01_

USDCHF
2024_06_16_USDCHF01_

[紹介元] trading notes 2024/6/16(日) 今週の見立て

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