ドル/円、162円が視野に入る…米5月JOLTS求人件数に注目(NY市場の見通し)2024/7/2

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ドル/円、162円が視野に入る…米5月JOLTS求人件数に注目(NY市場の見通し)2024/7/2
 

ドル/円、162円が視野に入る…米5月JOLTS求人件数に注目

東京市場のドル/円は、再び38年ぶりの高値を更新。トランプ氏が米大統領に返り咲く可能性が高まったとの見方からドルを買う動きが根強く、午後には161.74円前後へ強含んで1986年12月以来の高値を更新しました。

今夜は、米5月JOLTS求人件数が発表されます。市場予想は795.0万件(前回:805.9万件)となっており、2021年2月以来となる800万件割れが見込まれています。今週末に米6月雇用統計が控える中で結果に注目が集まるでしょう。なお、ドル/円は162円を視野に入れていますが、本邦政府・日銀による円買い介入への警戒感もあり一気にドル高・円安が進む相場展開とはなりにくそうです。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを継続し、RSIが70ライン上に位置していることから上昇基調であることが分かります。前日終値で161円台に乗せたことで今後は162円台への上昇が期待されます。伸び悩んだとしても161円台前半では底堅く推移する可能性があります。

 

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

7/2(火)
19:30 シュナーベルECB専務理事講演
22:30☆パウエルFRB議長講演
22:30☆ラガルドECB総裁講演
23:00☆米5月JOLTS求人件数
—– ECBフォーラム(~3日)

7/3(水)
10:10 日銀国債買い入れオペ
10:30 豪5月小売売上高
10:45 中国6月財新サービス業PMI
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 

 
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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さえない経済指標を受けた米金利の低下が米ドル安の要因となった

この日発表された2月のISM製造業景気指数は47.8と、市場予想の49.5を下回った。さえない経済指標を受けた米金利の低下が米ドル安の要因となった。

逆に雇用統計で労働市場の軟化が確認される場合は、「米金利の低下→米ドル安」の展開が予想される。しかし、2月の雇用統計が米ドル安の要因となっても、その下落幅は通貨によってまちまちとなることが予想される。

下値トライを意識する状況に 今週のドル円(USD/JPY)は、上で述べた米国の経済指標で上下に振れる展開が予想される。

ISM非製造業景気指数でサービス業の先行き不透明感が意識される場合は、米金利の低下要因となろう。米金利の低下幅が拡大する場合、外為市場では米ドル安の展開が予想される。

下落の局面で注目したいチャートポイント ドル円(USD/JPY)の日足チャートをみると、先週1日は上影陽線となった。高値圏での上影陽線は下落を暗示する。

労働市場の堅調さが確認される場合は、「米金利の上昇→米ドル高」を想定しておきたい。

反発の局面で注目したいチャートポイント 一方、ドル円(USD/JPY)の反発局面で注目したい水準は、引き続き150.80レベルと151.00レベルである(上の1時間足チャートを参照)。

雇用統計 2月の米雇用統計も今週の米金利と米ドル相場の変動要因となろう。

ドル円が50日線をトライするシグナルとして、下の1時間足チャートにプロットした各フィボナッチ・リトレースメントでの攻防に注目したい。

通貨オプション市場のリスクリバーサルの動向を確認すると、急速にドル・プットへ傾く状況にある。

ドル円を動かす国内の材料 一方、国内では植田日銀総裁や中川日銀審議委員らの発言で円相場が動く可能性がある。植田日銀総裁は5日、金融庁・日経共催国際シンポジウムで挨拶をする。中川日銀審議委員は7日、金融経済懇談会に出席する。

米ドル相場のトレンドを左右する米債市場は現在、経済指標の内容で上下に振れる展開となっている。ゆえに今週も、経済指標が米ドル相場の方向性に影響を与えるだろう。

ドル円がこれらレジスタンスの水準をトライする材料として今週注目したいのが、上で述べた2つの米経済指標である。

今週、ドル円の下落局面で注目したいのが、IG為替レポートで何度か取り上げてきた149.50レベルと149.00レベルの攻防である。これらチャートポイントは、サポートの水準へ転換する可能性がある。

一方、FRB高官から利下げ政策への転換について予想外に前向きな発言が聞かれる場合、外為市場は米ドル安で反応しよう。しかしこのような展開となっても、米ドル安の持続性は、上で述べた経済指標の内容次第と予想する。

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