エヌビディア（NVIDIA）暴落のサイン　テクニカル分析のテッパンパターンが完成しつつある…！【今夜の見通し】2024/7/19

単にPERだけでなく実態を見ると、エヌビディアの現在の株価水準は決して割高とは言えません。むしろ、さらなるアップサイドがあると考えられます。エヌビディアの成長ポテンシャルと市場での独自のポジションを考慮すると、現在のPERは正当化され、さらなる拡大の余地があると言えるでしょう。

特に7月上旬までの期間に関しては、強いシーズナリティと資金流入予測を考慮すると、ポジティブな見方ができ、エヌビディアにも恩恵をもたらす可能性があります。

エヌビディア（NVDA）の決算、特に今後の利益見通しが投資家の期待を上回る場合、同社の株価は上昇で反応しよう。他のマグニフィセントセブンの銘柄もエヌビディアの上昇に追随することが予想される。

米国の半導体大手のエヌビディア（NVDA）が22日（日本時間23日早朝）に1Qの決算を発表する。

エヌビディアは前週末8日に5.5%安となり、週明け11日にも2.0%安と続落した。8日に一時付けた史上最高値対比では1割あまり安い水準だ。短期間で1割前後下落したのは2023年10月以来となる。時価総額は7日終値時点の2兆2833億ドル（約335兆円）から約1390億ドル（約20兆4000億円）減少した。

エヌビディアは時価総額で先週マイクロソフトを抜いて一時トップになって以来、株価が13％下落。これにより４月以来となる調整局面入りした。これは直近のピークからの株価下落率が10％以上に達したことを示す。

エヌビディア株は他の半導体株にも波及した。アドバンスト・マイクロ・デバイス（AMD）は11日に前週末比4.3%安となり、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数（SOX）は同1.4%安だった。

エヌビディア株は23年末比9割近く上昇していただけに、利益確定売りに押されたというのが実態のようだ。8日は売買高が直近1週間平均の2倍に急増し、売り買い交錯の中で下げたのは「相場上昇が最終局面であることを示唆するサインだ」と米株セールストレーダーは顧客向けメモに記した。

前回（2月）のエヌビディア決算後は、相場が上昇基調を辿り、ちょっとした「お祭り」になった経緯があったのですが、今回については、今のところ盛り上がりに欠けている印象です。

エヌビディアの株価下落の要因として、機関投資家の四半期末のリバランスの影響が指摘されており、確かにその側面があります。しかし、過去のデータを分析すると、この影響は多くの場合一時的であることがわかります。

TOPIXも同様に、エヌビディア決算前の21日（火）に週間の高値をつけたほか、25日移動平均線がサポートとして機能しています。

【ニューヨーク=竹内弘文】半導体最大手エヌビディアの時価総額が直近2営業日で20兆円あまり減少した。息の長い人工知能（AI）関連の需要拡大は今後も続く見通しだが、マネー殺到による株価急騰を経てスピード調整に入った。同銘柄をはじめとする半導体株がけん引してきた米国や世界の株式相場にもブレーキがかかりかねない。

現在のエヌビディアのPERは約40倍程度で、これは近年のピークである70倍からかなり低い水準です。

エヌビディアの決算が短期的な材料である一方、パウエルFRBの姿勢は中長期的に米国株のトレンドを左右する要因となる。ゆえに、彼らの言動に対する米金利の反応もエヌビディアの決算内容と同じく、ナスダック100（NDX）のトレンドに大きな影響を与えるだろう。

本分析では、エヌビディア株への弱気な見方に対して多角的な視点から反論を展開し、エヌビディア株が近い将来に反発し、その後強いパフォーマンスを遂げる可能性について議論します。