小林製薬 トップ辞任も会見なし

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小林製薬 トップ辞任も会見なし
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小林製薬 トップ辞任も会見なし

小林製薬の紅麹サプリをめぐっては、当初摂取した5人が死亡したと発表されるも、その後、死亡との因果関係を調べる必要がある事例が97例あることがわかっています。

「小林製薬は1月15日にサプリを飲み腎疾患で入院した人が出たとの報告を医師から受け、さらに2月27日までに6人が入院したことを確認していたのに使用中止を呼びかけなかったのです。発表するまでの間に摂取を続け重症化した人がいる可能性は高いとみられています。にもかかわらず、これまで会社が公表の遅れの不備を公式に認めたことはありませんでした」

じつは同社は2月27日に医師兼弁護士のB氏に、3 月13日には弁護士のC氏に行政報告の必要性などに関して相談もしている。両氏は調査の継続はすべきと指摘しながらも、「現時点では行政報告を行う条件は整っていないのではないか」(B氏)、「(会社の報告基準に照らせば)報告対象にあたらない」(C氏)と意見を述べ、会社の姿勢が変わることはなかった。「結局、小林製薬が公表やむなしと考えたのは、3月15日に行った成分検査で問題のロットのサプリに『意図しない成分』が含まれているとの分析結果が出たからです。この物質が健康被害と因果関係があるのかは依然分かっていませんでしたが“関連する可能性を否定できない”との判断から、3月22日に公表することが3月18日午前に決まりました。

〈華麗なる一族、親子トップ2人が辞任〉報告書で暴かれた小林製薬のヤバすぎる製造管理体制…従業員が異変を報告も品質管理担当者は「青カビはある程度は混じる」記者会見は開かず逃げ切りか?

社長の後任には、山根聡専務が就任するということです。 小林製薬としては初めて創業家出身以外が経営トップに就くことになります。

しかも小林製薬は3月22日の公表までに、製造担当者に製造過程の問題を尋ね実態を把握するということをしてこなかった、とも指摘している。紅麹コレステヘルプの摂取が原因で死亡した可能性があるとして調査中の人は100人に上り、過去最悪レベルの食品健康被害事件になる恐れが出ている。このサプリを飲み続けた末、腎臓機能が低下し今も検査を受け続けているという女性は「会長と社長の退任のニュースを聞いて複雑な心境です。解任なのか、辞任なのか。どちらにせよ、最後まで責任を全うすべきです」と話した。小林製薬は23日、報告書や役員人事について「記者会見を開く予定はない」と説明している。これだけの健康被害を生みながら、それで済まされるのだろうか。

小林製薬の取締役会が23日開かれ、社長と会長の辞任が承認されました。

サプリメント「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人に健康被害が続出している問題で、小林製薬は「消費者への注意喚起や製品回収の判断が遅れた。公表(が遅れたこと)は適切ではなかった」と不備を認める調査報告書を発表した。その上で小林章浩社長と父親の小林一雅会長がいずれも引責辞任すると発表した。だが、報告書には消費者の健康に直結する重大情報を無視したという驚くべき実態が記されていた―。

小林製薬の会長と社長が、「紅麹」サプリによる健康被害が相次いだことを受けてそろって辞任することが決まりました。

100年以上の歴史を持つ小林製薬は、6代続けて創業家出身者が社長を務めている。「今回の問題がなければ、小林家以外が社長を務めるなど考えられなかった」(小林製薬社員)という。

結局、小林製薬は4月に東京地裁所長などを務めた大物弁護士らによる事実検証委員会をつくって調査を開始。同委が7月22日にまとめた調査報告書を基に、23日に取締役会を開き、報告書に沿う形で会社の立場を表明した。問題を組織的に隠蔽しようとの意図はなかったとしながらも、①健康食品の安全性に対する意識が不十分②今回問題発生後、行政への報告は「因果関係が明確な場合に限る」と考えて原因究明に注力し健康被害発生・拡大防止を最優先に考えることができなかったことなどで消費者への注意喚起や製品回収の判断が遅れたと認めている。

小林製薬は23日、外部の弁護士でつくる「事実検証委員会」の調査報告書と、それを踏まえた取締役会としての総括に関する二つの文書を公表した。両方の文書から浮かび上がってきたのは、企業統治が十分に発揮できなかった実態だ。

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