金(ゴールド)は小幅安。米FOMCを前に横ばい推移(XAU/USD 市況と分析)2024/7/30

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金(ゴールド)は小幅安。米FOMCを前に横ばい推移(XAU/USD 市況と分析)2024/7/30
 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

7月29日の金価格、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は2425.50ドルで取引を終えました。これは前日比2.40ドル(0.1%)の下落となります。
この動きの背景には以下の要因があります:

1.ドル高の影響: 米ドルの上昇が金価格の下押し圧力となりました。
2.金融政策への注目: 市場参加者は今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)会合をはじめとする世界各国の中央銀行の政策発表に注目しています。
3.利下げ期待と不確実性: 金価格は今月過去最高値を更新しましたが、その後、FRBからの明確な利下げ時期に関する指針が示されていないことから、下落トレンドに転じています。
4.米国債利回りの上昇: 日中取引では、米国債の利回り上昇も金価格の重しとなりました。

一方で、興味深い動きも見られています:

1.金ETFへの資金流入: 過去2年以上続いていた資金純流出から転じ、金ETFの保有高は5週連続で増加しています。これは米国の利下げサイクルへの期待を反映していると見られます。
2.時間外取引での動き: FRBの利下げ期待を背景に、時間外取引では買いが優勢となる場面も見られました。

このように、金相場は短期的には下落傾向にありますが、投資家の関心は依然として高い状態が続いています。今後の金価格の動向は、中央銀行の政策決定、経済指標の発表、そしてドルの動きに大きく左右されると予想されます。市場参加者は、これらの要因を注視しながら、金相場の方向性を見極めようとしている状況です。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

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日足チャート

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金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩下がりになり、価格は移動平均線の下に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「売られすぎ」とされる30を下回っている。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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金スポット価格が4日 過去最高値を更新した

金は10月前半の安値から約15%上昇している。ハマスによるイスラエル攻撃後、安全需要からの買いが相次いだことに加え、ここ数週間は米国の利下げ期待の高まりから上昇に弾みがついた。米10年債利回りが60ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、11月のドル指数が3%近く下落したことも追い風となった。

米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が利上げを加速させたことで、景気悪化懸念が強まり株安が、同時にドル高が進みドル建て金(ゴールド)安が起きました。

金業界の最新のニュースと情報で、現状把握のお手伝いをします。

6月後半も金は売られた。20日は、5月の米住宅着工件数が市場予想を上回ったことが米利上げ再開観測につながり金は下落した。

投資家が、金価格の上昇が止まることや調整に入るのを待っていたため、UAEの投資需要は前年同期比で10%減少しました。とは言え、安全な避難先としての魅力が、この市場の需要を支える強固な基盤となっています。

タイの金地金・金貨投資は前年同期比10%増の6トンでした。今期、バーツ安が続いたことで、現地金価格の上昇が国際価格の上昇を上回る結果になりました。そのことが投資家の目に止まったものの、特にオンライン金取引プラットフォームの台頭によるカニバリゼーションの影響で金地金や金貨の需要が一定程度目減りしたことで、国内需要は依然、コロナ禍前の水準を大きく下回っています。

金スポット価格が4日、過去最高値を更新した。来年前半の米利下げへの期待を背景に、新型コロナウイルス禍中に記録したこれまでの最高を上回った。

インフレが起こる一つの原因は、経済危機を乗り越える目的で世界各国の主要な中央銀行が通貨を大量に発行することです。それにより市場のマネーサプライが増加すると相対的にお金の価値が下がり、モノの値段が上昇する現象が起きます。

記録的な金価格の高騰は、韓国の投資家の関心を集め、金地金・金貨需要は前年同期比27%増の5トンになりました。これは、韓国の投資にとって過去2年あまりで最も好調な四半期となりました。

ニューヨーク金4月限はドル安再開を受けて急反発し、1月25日以来の高値1,364.4ドルを付けた。米株価の下落が一服し、リスク選好の動きからユーロ高に振れたことや、米財政赤字拡大に対する懸念を受けて金ETF(上場投信)に投資資金が戻ったことが支援要因になった。米長期金利の上昇が続くと、株安に対するヘッジとして買われる可能性も出てきた。テクニカル面では1月25日の高値1,370.5ドルを突破すれば1,400ドルの節目を目指すことになりそうだ。

米国と欧州の投資市場では今四半期、新たな金地金・金貨の購入が小幅ながら減少し、同時に売り戻しが急激に増加しました。その最終的な影響は、今期全体(正味)で金地金・金貨の数量が急激に減少したことに現れています。

ただし、金価格の推移を見極めることはプロでも難しく、個人が短期投資を行なうことは困難だとされています。金の短期投資では、多かれ少なかれ運の要素が絡んでくることを認識しておきましょう。

一方で、金利が低下していても、株価が下げる中で金価格が上昇しているときもあります。もちろん、その逆のケースもあります。 したがって、セオリーを抑えつつも、その時々の市場環境や市場テーマなどをよく理解したうえで、対処することが肝要です。

そのため、短期投資の目的で金を買うのであれば、有事が起こって世界情勢が不安定になる前のタイミングがベストだといえるでしょう。また、金価格が急落したときや、下落が続いたあとで上昇の兆しが見えたときなども買い時です。

中国の金地金・金貨投資は今後数四半期にわたって堅調な状態が続くものと思われます。中国は経済回復を後押しするために、金融緩和政策を続ける可能性があります。したがって、利回りが低下傾向にある中、国内の投資家にとって金は引き続き魅力的な投資対象となるはずです。住宅市場の低迷や世界的な地政学的緊張が続いていること、また中央銀行による金購入の継続からも、金に対する投資家の関心が続く可能性があります。そうは言っても、金価格の変動幅が急激に拡大すれば、投資家が行動を取るのを思いとどまる可能性があり、中国経済の成長が滞れば、家計や金の購入能力にも影響が及ぶおそれがあります。

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