豪ドル/円 今日の見通し「米雇用統計に注目!豪ドルは株価動向を睨んだ動きに」2024/8/2

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豪ドル/円 今日の見通し「米雇用統計に注目!豪ドルは株価動向を睨んだ動きに」2024/8/2
 

【最新号】

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は反落。米7月ISM製造業景況指数などの米経済指標が弱い結果となったことで、米国の景気減速による原油需要の減退懸念が高まった。終値は前営業日比-1.60ドルの1バレル=76.31ドル(8月1日)。

<WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら>

・7月31日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+3.8%となり、市場予想通りに前四半期(+3.6%)から上昇した。同時に発表された豪6月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.8%となり、前月(+4.0%)から低下した。

・7月31日に発表された豪6月小売売上高は前月比+0.5%と市場予想(+0.2%)を上回った。

・7月18日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が5.02万人の増加と市場予想(2.00万人増)を上回った。また失業率は4.1%へ悪化(前回:4.0%)したが、労働参加率が66.9%と前回(66.8%)から上昇したことが要因だった。

・6月18日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなったが、ブロック総裁は「利上げの論拠も議論した」と述べた。

今日の豪ドル(AUD)トレード メインシナリオ

米雇用統計に注目!豪ドルは株価動向を睨んだ動きに

日銀の年内追加利上げ観測や、米経済指標の弱い結果を受けて昨日は日米株価指数が大幅下落となった。為替相場はリスクオフの円買いとなり、豪ドル/円は96円台後半まで下落している。
今週に入って発表された、米7月ADP雇用統計や新規失業保険申請件数などの雇用関連の経済指標は米労働市場の減速を示唆している。本日は米7月雇用統計が発表される。米7月雇用統計も同様に弱い結果となれば、米景気鈍化への懸念から米株価指数が下落しリスクオフの動きとなるだろう。豪ドルはリスクセンチメントに敏感な通貨だけに注意しておきたい。

想定される個別シナリオ

■米7月雇用統計が弱い結果と判断される
⇒米国の労働市場の悪化による景気減速懸念が高まる
⇒米株価指数が下落する
⇒豪ドルはリスクセンチメントに敏感
⇒豪ドルは売られる

豪ドル/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
21:30 米7月雇用統計

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。2時に豪ドル/円の移動平均でシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 

 

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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最新の豪ドル円為替レート 96.8379円

AUDはハイリスクの通貨だと考えられています。しかし近年の動向としては、円安豪ドル高のため、投資家にとって最も安全な投資とされています。ターニングポイントとなったのは、COVID19へのオーストラリアの取り組みが「成功 」し、いち早くビジネスを再開させたことが要因となっているようです。

かつては高金利通貨の代名詞としてFX取引でも人気の通貨であった。2018年8月時点での政策金利は1.50%と、米国よりも低く、長期金利などでも米国の水準を下回っている。もっとも、日本や欧州に比べると金利が取れる分、ある程度金利を意識した取引も残っている。また、世界有数の資源国として、天然資源の国際市場での動向が相場に影響を与える資源国通貨としての一面も持っている。輸出のトップ10はすべて天然資源が占めており、資源価格動向が豪経済に与える影響が大きい。 鉄鋼・石炭などが主な輸出品で、輸出先のトップは中国。そのため、自国の経済指標だけでなく、中国の鉱工業生産や小売売上高など、中国の経済指標で豪ドルが動くこともある。

豪ドル/円は基本的に米ドル/円に連動した値動きだったが、先々週から豪ドル対米ドルの影響を強く受けてきた。再度米ドル/円が豪ドル/円に与える影響に注目したい。

最後に、2024年に向けた豪ドル相場の展望について考えてみましょう。2024年には世界的に一段のインフレ鈍化が進むと見込まれ、米国や豪州など主要国で利下げが広がる可能性が高いとみられます。

2026年10月の豪ドル円見通し。当月始値 93.03、最低 91.02、当月最高 93.80。平均 92.57。月末 92.41。変更 -0.7%。

最新の豪ドル円為替レート 96.8379円。日の範囲の 96.6121 - 97.1828円。前日 97.0586円。前日比 -0.23%。

2026年12月の豪ドル円見通し。当月始値 95.14、最低 92.97、当月最高 95.81。平均 94.58。月末 94.39。変更 -0.8%。

2026年4月の豪ドル円見通し。当月始値 92.77、最低 92.77、当月最高 96.67。平均 94.36。月末 95.24。変更 2.7%。

8月2日(金曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 96.14、 最高 97.58、最低 94.70。 8月5日(月曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 94.45、 最高 95.87、最低 93.03。 8月6日(火曜日)の豪ドル円見通し: 為替レート 93.50、 最高 94.90、最低 92.10。 8月7日(水曜日)の豪ドル円予想: 為替レート 93.70、 最高 95.11、最低 92.29。

2027年5月の豪ドル円予想。当月始値 97.76、最低 97.76、当月最高 102.20。平均 99.60。月末 100.69。変更 3.0%。

2026年8月の豪ドル円見通し。当月始値 93.42、最低 89.62、当月最高 93.42。平均 91.86。月末 90.98。変更 -2.6%。

米ドル/円の切り返しが延長されたことで、豪ドル/円も続伸したものの、高値圏での保ち合いが確認され、モメンタムの低下がむしろ目立っていた。

2026年7月の豪ドル円予想。当月始値 91.01、最低 91.01、当月最高 94.82。平均 92.57。月末 93.42。変更 2.6%。

2026年6月の豪ドル円見通し。当月始値 92.38、最低 89.64、当月最高 92.38。平均 91.35。月末 91.01。変更 -1.5%。

2028年9月の豪ドル円予想。当月始値 102.33、最低 102.33、当月最高 106.98。平均 104.26。月末 105.40。変更 3.0%。

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