ドル円、一時142円割れ!下落の勢い強まるか(今日のFX予想)2024/8/5

ドル円、一時142円割れ!下落の勢い強まるか(今日のFX予想)2024/8/5
 

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

今日のドル円  テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)

■現在の状況
– 1日で約5円下落し、141.60円台まで下落(1月2日以来の安値)
– 現在143円付近で上値が重い展開

■下落の要因
– 米雇用統計の予想以上に弱い結果(景気後退懸念)
– 日経平均株価の大幅下落(史上最大の下げ幅)
– リスク回避の円買い

■テクニカル分析
– 週足:13・26週移動平均線が下向き、下落トレンド強まる
– 日足:RSIが30台で下落圧力強い
– 次の下値目標:140円台

■戻り目標(フィボナッチ)
– 38.2%:143.50円付近(重要な節目)
– 50%:半値戻し(上抜けで底打ち感)

■今後の注目点
– 本日23時:ISM非製造業景況指数
– FRB関係者の講演
– 市場の利下げ観測(9月0.5%、年内1.25%の利下げ織り込み)

■取引上の注意点
– ボラティリティ上昇によるリスク管理
– 143.50円付近での反応に注目
– 半値戻し超えまでは基本的に下目線維持

総じて、ドル円相場は大幅下落後の不安定な展開が続くと予想されます。本日のISM指数と FRB関係者の発言が今後の方向性を左右する可能性が高いため、慎重な取引姿勢が求められます。

『最新のドル/円相場を解説』

21時からのライブ配信:想定以上の円高に、株価下落…今夜は反省会!FX初心者を応援!

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル円、一時142円割れ!下落の勢い強まるか(今日のFX予想)2024/8/5

ドル円は135.79近辺まで一時下落

午後は株安を伴った円高地合いに歯止めがかかった。後場になって日経平均が短時間ながら16000円の大台を回復させた局面では、ドル円やクロス円が総じて安値から切り返す場面も見受けられた。ただ、株価とともに巻き戻しに勢いは感じられず、2014年の事業始めとなるこの日の東京市場では、年末年始の海外市場の地合いを踏襲する格好で調整ムードが支配的といえた。 ドル円は104.50円付近、ユーロ円は141.90円前後、ポンド円は170.90円近辺まで安値から放れる局面があったが、持ち直しを見せていた日経平均が引けにかけて再び売りに押されたことで巻き戻しも失速。それぞれ午前の安値を割り込むことはなかったが、上値の重さを払しょくできない展開が続いた。豪ドル円も93.50円近辺、NZドル円は86.30円前後までの小幅な反発を経て同様に伸び悩んでいった。日経平均は前営業日比で382円安となる15908円で今年最初の取引を終えた。 対ドルではポンドドルが1.6349ドル、ドル/スイスフラン(CHF)が0.9067CHFまで対ドルでじり安。ユーロドルも対ポンドでの底堅さはあったが、1.3572ドルまで下値を広げた。クロス円の重さに上値を圧迫されたことが主要因だったようで、それ以外に特に目立った材料はない。ただ、年明けの欧州の短期金融市場で、銀行間の借入金利が昨年末から大幅に低下していたことで、ユーロやポンドの需給ひっ迫感が後退したとの見方はあった。豪ドル/ドルは0.89ドル半ば、NZドル/ドルは0.82ドル半ばの限られた値幅で振れ幅。

(28日) 東京市場で、ドル円は135円台前半を中心に振幅。朝方に135.60手前まで買われたあとは、135.10付近まで下押し。午後にはじり高の動きとなった。午前はダウ平均先物が100ドル超安となったが、午後には買い戻しが入りプラス圏を回復。日経平均も底堅く円売りが根強い印象だった。ユーロ円も午前中には143.40台から142.80台まで下落したが、午後には143.20台まで値を戻している。株式動向をにらんで円相場が上下動した。

ロンドン市場は、ドル買いが優勢。前日の米株安を受けて、欧州株が軟調に推移。米株先物の反発力も弱いなかで、ロンドン序盤はリスク警戒の円高・ドル高の動きが先行した。ドル円は135.79近辺まで一時下落。山岡元日銀局長が、物価上振れなら日銀は円安を放置できなくなる、債券利回り上限の調整の可能性も、と指摘したことに反応した面もあった。しかし、その後は米債利回りの上昇とともに買われ、136.50台へと上昇。6月22日につけた24年来の高値水準136.71レベルを試す展開となっている。ユーロドルは序盤に1.0486近辺まで下押しされた。ドイツ州単位の消費者物価指数が下振れしたことが影響していた。その後は1.05台前半へと下げ渋り。ユーロ円の142円台半ばから143円台後半への上昇が下支えとなっている。ポンドドルは1.22台が重くなり、1.2150台へと軟化。ドル買い圧力に押されている。ポンド円は165.50付近から166.20付近で下に往って来い。株安やドル円上昇など、米金融当局の利上げ加速観測を市場は意識しているようだ。

(30日) 東京市場では、ドル円の上値が重くなった。前日に137.00レベルの高値をつけたあと136円台後半で東京朝を迎えた。再び買われたが136.80付近までにとどまり、136.60台へ。午後には米株先物・時間外取引に下げで日経平均が下げ幅を拡大、リスク警戒の動きに。ドル円は136.30近辺へと軟化した。ユーロ円は142円台後半での揉み合いから142円台半ば割れへと円買いの動きに押された。ユーロドルは1.04台半ばでの揉み合い。ポンドドルは1.2120台から1.2150近辺へと小高い動き。

(27日) 東京市場では、ドル円が下に往って来い。週明け午前は売りが先行、135円台前半から134.60付近へと軟化した。先週後半から強まっている米国のリセッション懸念が重石。米株先物・時間外取引が軟調に推移したことも警戒感を誘った。しかし、その後は買い戻しの動きに転じた。日経平均が朝から堅調で、その後も上げ幅を拡大。米株先物にも買い戻しが入り、プラスに転じる場面も。米債利回りも上昇。午後には135円手前まで下げ渋った。ユーロドルは朝方のドル安局面で1.0580付近まで買われたが、上値追いの勢いもなく、その後は揉み合いとなった。ユーロ円は早朝に143円手前まで買われたあとは、142円ちょうど付近まで下落と振幅。午後には142円台半ばへと下げ渋り。

日経平均株価が、後場になって1万6000円台へ水準を戻していることを受けて、ドル円やクロス円も若干底堅さが増している。ドル円は104.40円付近、ユーロ円は141.80円近辺、豪ドル円は93.50円付近まで下げ幅を縮めた。

NY市場で、ドル円は135円台に下落。朝方発表になった米PCEのデータが予想を下回ったことで、インフレへの懸念が一服。また、米株式市場に売りが強まったことや、米国債利回りの低下、原油相場が下落していることもドル円の戻り売りにつながったようだ。米10年債利回りは一時3%を下回った。前日は137円ちょうどまで上昇する場面があったが、本日は期末とあって、積み上がったロングポジションの調整が出た可能性もありそうだ。後半には135円台半ばまで下落。米経済は年末にリセッション(景気後退)に向かう可能性が高いとの見方がでていた。ユーロドルは下に往って来い。ロンドン時間にはドル買いが優勢となり、1.04を一時割り込んだ。しかし、朝方発表の米経済指標を受けてドルの戻り売りが強まると、ユーロドルは1.0480台まで反発、ロンドン時間の下げを取り戻す展開となった。ポンドドルも買い戻されて1.21台後半まで上昇。ただ、市場では英経済の先行き不透明感が広がっており、今後のテクニカル・リセッションの可能性も指摘されている。英中銀は次回8月の利上げが見込まれているが、それで利上げはいったん停止する可能性も。

NY市場はリスク回避の雰囲気が一時広がり、為替市場はドル買いの反応が見られた。一方、米国債利回りの低下や株安による円高の動きも見られ、ドル円は再び134円台に下落する場面が見られていた。朝方発表になったISM製造業景気指数が米リセッション(景気後退)への懸念を高める内容となったことが市場を圧迫。本日の21日線は134.60付近に来ていたが、目先の下値メドとして意識される。

NY市場は、全体的に様子見ムード。ドル円は135円台での小幅の上下動。135円台半ばでは上値を抑えられるも、135円ちょうど近辺では下げ止まっている。下値での押し目買い意欲が強く円安の動きがドル円の下値をサポートしている状況に変化はない。日銀が主要国の中で唯一、金融緩和姿勢を維持する中で、各国との金融格差拡大が引き続き円売りを誘発している。一方、ドルの方は戻り売りが優勢。市場はリセッション(景気後退)へのリスクを高めており、FRBの利上げサイクルが市場の期待ほど高まらないのではとの見方も。米金利上昇観測の一服で足元の株式市場の地合いが改善しており、これがドルを圧迫しているとの指摘も。ユーロドルは一時1.06台に上昇。ただ、ユーロ圏の景気後退リスクにより、ユーロの回復には時間がかかるとの声も聞かれる。ウクライナ危機をめぐる欧米の対ロシア制裁によるガス不足が欧州で続く可能性が高く、市場参加者はEUの大部分で景気後退の恐れがあるとしている。ポンドドルは一時1.23台を回復。ポンドは最近、景気敏感通貨としての性格を帯びつつあり、株式市場との正の相関性が高い。株式相場の改善はポンドにとって追い風になるという。ただ、英国はEUとの貿易摩擦を引き起こすリスクがある。

ドル円は105円手前から104.15円に下落と軟調。104.00円に厚めの買いとストップロスの売りオーダーが観測されている。戻り売りのオーダーはまだ出そろっていないようで、105.00円に売りが見えている程度。

週明けの為替市場では、リスク回避に伴う円買いが優勢に。先週末の海外市場で進んだ流れを引き継いで、日経平均株価が心理的な節目だった1万6000円を割り込み一時400円超下落するなか、円を買い戻す動きが再燃した。オセアニア通貨も徐々に上値が重くなった。中国の経済成長が緩やかな水準にとどまるとの見方が嫌気されたもよう。 ドル円は104.15円、ユーロ円は141.50円、ポンド円は170.42円、スイスフラン円は114.99円、加ドル円は98.12円まで下落した。ドル円は、先週末安値104.08円や21日移動平均線などのサポートレベルを割り込まなかったことから、下げ幅は限定的だった。一方で、ユーロ円やポンド円などの欧州通貨は先週末安値を下回るなど、足元の上昇幅が大きかった反動が下げ幅に影響したもよう。 オセアニア通貨も軟調。中国12月HSBCサービスPMIが50.9と約2年半ぶりの低水準となり、中国経済に対する不透明感が意識された。買い戻しが先行し0.8982ドルまで水準を上げていた豪ドル/ドルは、結果を受けて0.8950ドル付近へ反落した。NZドル/ドルも0.8252ドルまで下げ幅を広げた。豪ドル円は93.26円、NZドル円は86.06円の安値をつけた。そのほかの通貨では、ユーロドルが1.3578ドル、ポンドドルが1.6352ドルまで下押しした。 この後も、株価をにらみながらの展開が見込まれそうだ。先週末にシカゴCME日経平均先物が16070円で引けたことから、本日の株価の調整はある程度予想されたが、足元の上昇のスピードが速かった影響で下げ幅が想定以上に広がった感はある。しかし、中期的なリスクオン・ムードが変化するような悪材料があるわけでなく、あくまでも調整主導の動きと言える。午後に株価が戻りを試すようなら、ドル円・クロス円も下値を切り上げる動きを強めそうだ。

NY市場では、リスク警戒のドル買いが再燃。この日は米株式市場が急落している。ロンドン市場で136円台に乗せたドル円は、NY時間には136.30台まで上昇。136円台に高止まりしている。直近高値の136.71レベルが上値のメドに。ユーロドルは1.05ちょうど付近まで一時下落したあとは1.0540付近までの反発にとどまっており、ロンドン市場午前からの上値重い展開が続いている。ポンドドルも上値が重く、1.22台を割り込んだ。本日は6月調査の米消費者信頼感指数が発表され、100を下回り、昨年2月以来の低水準となった。インフレが米消費者のセンチメントを弱め続けている。ただ、為替市場の反応は限定的だった。ラガルドECB総裁がポルトガルのシントラで開催されているECBの年次フォーラムに出席しており、従来と変わらずの慎重な見通しを示した。7月に0.25%ポイントで利上げを再開し、9月には大幅利上げの可能性を示唆する内容を繰り返した。(29日) 東京市場は、調整の動き。前日に136.30台まで買われたドル円は135.90付近へと下押しされた。前日の米株安を受けて、日経平均やアジア株などが売りに押される展開、米10年債利回りも上昇一服となり3.11%台まで低下した。ただ、ドル円の下押しは浅く、午後には136.20台まで買い戻された。ユーロドルは1.05台前半と前日のNY市場終盤の水準で揉み合った。しかし、午後1時半に発表されたドイツ西部ノルトライン・ヴェストファーレン州の消費者物価指数が予想外の前月比マイナスに落ち込み、前年比の伸びも鈍化したことがユーロ売りを誘った。ユーロドルは1.05台割れ目前に。ユーロ円は143円台前半での推移から、142円台後半へと下落した。ロンドン時間に発表されるドイツ全体の消費者物価指数の鈍化への思惑が広がったもよう。

後場になって、日経平均株価が下げ幅を縮小したことから、ドル円・クロス円も下値を切り上げる場面があった。しかし、節目である1万6000円を上回っていた時間が短く、直ちに大台割れへ押し戻されたことで、ドル円やクロス円のもち直しも短命だった。ドル円は104.30円付近、ユーロ円は141.70円近辺で上値は重くなっている。

NY市場では、ドルが一段高。ドル円は一時137円ちょうど近辺まで上げ幅を伸ばした。1998年9月以来の高値水準となった。今週は米債利回り低下でドル円も伸び悩んでいたが、今日の動きで上値追いのムードが再加速している。本日はポルトガルのシントラで開催されているECBの年次フォーラムでパウエルFRB議長が講演を行っており、「米経済は金融引き締めに十分対応できる状況にある」と述べ、為替市場も敏感に反応したもよう。ユーロドルは1.05台割れから一時1.0435近辺まで下落。ポンドドルは一時1.21ちょうど付近まで下落。ECBの年次フォーラムにベイリー英中銀総裁が参加し、「インフレ持続ならより強力に行動する」と利上げ姿勢を示す一方で、英経済の減速リスクにも言及していた。今日のパウエルFRB議長の発言は、ラガルトECB総裁やベイリー英中銀総裁よりも利上げの副作用に対してより楽観的な印象を与えたようだ。

欧州早朝の為替市場は各通貨が小動き。ドル円は104.30円前後、ユーロ円は1.3580ドル付近、ユーロ円は141.70円近辺で値動きを落ち着かせている。中国株は2%安近辺で底練りを続けており、反発力に欠けるが下値も広がっていない。次の動意材料を待つ格好で様子見姿勢が高まっている。

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