豪ドル円予想「“弱気”。下値余地を探る動き。」FXチャート分析 2024/8/5

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豪ドル円予想「“弱気”。下値余地を探る動き。」FXチャート分析 2024/8/5

【豪ドル/円】下値余地を探る動き。長期的な下値抵抗を守りきれるかが焦点に。

豪ドル/円は続落。強い下値抵抗も素通りしており、強い下げエネルギーが働いた状態です。短・中期トレンドが大きく変化しているので、買いは様子見か94.00-10まで引きつけて。損切りは93.70で浅めに撤退です。売りは97.00-10の戻り待ちとします。損切りは97.60で撤退です。これが付いた場合は一旦底打ちした可能性が点灯します。上値抵抗は96.10-20,96.60-70,97.00-10,97.40-50に、下値抵抗は95.00-10,94.70-80,94.20-30,93.70-80にあります。2022年12月に付けた78.79を基点とする長期的なサポートラインが93.70~94.00近辺に位置しており、これを守り切って越週出来るかどうかが焦点となりそうです。(下図:豪ドル/円週足チャート)

※ お知らせ:8/6,8/7の両日のコメントはお休みさせて頂きます。
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豪ドル円予想 弱気 下値余地を探る動き

日足では、7月22日の大陰線が目立つ。同日の大幅反落があったからこそ、7月19日からの罫線の組み合わせは弱気サインと解釈され、頭の重い構造を露呈していた。さらに、7月27日までの切り返しは、前述の弱い構造を否定する好機であったが、結局再度頭打ちを果たし、日足では「フォールス・ブレイクアウト」のサインを再燃させ、その後の反落をもたらした。

週足ベースで見た上値抵抗は、90.50~60円、91.10~20円、92.00~10円に、下値抵抗は89.00~10円、88.00~10円、86.80~90円にあります。31週移動平均線、62週移動平均線は91.19円と91.78円に位置しており、この下に入り込んだ状態にあるため、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れに変化が認められませんが、92円台で越週すれば“やや強気”に変化します。

ただし、2022年9月に付けた98.60円を基点として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、このレジスタンスラインAの上値抵抗が91.10~20円に位置していることから、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクを残した状態です。

週足ベースで見た上値抵抗は136.50~60円、138.00~10円、139.20~30円に、下値抵抗は135.00~10円、134.00~10円、133.00~10円にあります。31週移動平均線は136.31円に位置し、これを上抜けきれていませんが、62週移動平均線は133.67円に位置しており下値を支えた状態にあります。

しかし、6月前半から7月前半にかけて形成された調整波の先行及びその後の抵抗ラインの上放れがあり、また先々週までの続伸もあって、豪ドル/円は本来高値再打診の好機にあった。しかし、先々週にてその勢いを失い、先々週の反落で再度頭打ちを確認したため、しばらくは反落波の進行を有力視している。

さらには直近の週足が2020年3月に付けた124.10円を基点として、下値を切り上げて来た中・長期的なサポートラインBからも上抜けた位置で越週しており、新たな上昇トレンド入りした可能性が高くなっています。

92円台に乗せて越週した場合は、下値リスクが後退して上値トライの動きが強まり易くなりますが、この場合でも2020年3月に付けた59.91円を基点とする長期的なサポートラインBが94.80~90円に位置しており、95円台に乗せて越週するまでは下値リスクを残します。

直近の週足を見ると、実体が小さく下ヒゲのやや長い“タクリ足の陽線”で終えており、下値トライに失敗した形で越週しました。また、この足が中期的に見た重要なサポートポイントである88.00~10円に跳ね返されており、下値トライに失敗した反動で上値余地を探る動きが先行すると見られます。

一方、下値は3月に付けた86.06円を直近安値とする短期的なサポートラインCが88.00~10円に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い状態です。

週足の上値抵抗は172.10~20円、172.80~173.00円、174.30~174.50円に、下値抵抗は169.70~80円、169.00~10円、167.70~80円、166.50~60円にあります。31週移動平均線、62週移動平均線は163.48円と162.46円に位置しており、中期トレンドをサポートしています。

この週足サポートは166.50~60円に位置しており、166円を割り込んで越週しない限り、下値余地が拡がり難い状態です。166円割れで越週した場合は調整下げ局面入りとなりますが、この場合でもサポートラインAが162.50~60円に、中・長期的なサポートラインCが158.50~60円に位置しており、全てを割り込んで越週しない限り、中期トレンドは“弱気”に変化しません。

豪ドルの対ドル相場はFRBが利上げを始めた2022年3月以前の水準と比べて、7%程度の豪ドル安水準にあり、上昇余地はまだ残されているともいえる。今後、ドル円相場が1ドル=160円程度で膠着すると同時に、FRBとRBAの金融政策の方向性の違いが意識されれば、豪ドル円相場での豪ドル高がさらに加速する可能性もありそうだ。

外国為替市場で対米ドルの豪ドル相場は30日、一時1豪ドル=0.65米ドル台前半をつけた。5月上旬以来、約3カ月ぶりの安値圏で推移する。ニュージーラン...

週足を見ると、3手前の陽線(4月14日で終わる週の足)が2022年10月に付けた148.40円を基点として上値を切り下げてきたレジスタンスラインAを上抜けて越週しており、新たな上昇トレンド入りしています。このトレンドラインAは144.00~10円に位置しており、強い下値抵抗として働いています。

米ドル/円相場は先週大幅続落し、132.51円まで下値打診、売られ過ぎた円の反騰を正式に告げた。米長期金利の一段低下や商品市況の一服で確認され、米リセッション懸念の一段増大で米ドルのロング筋がポジション削減に急ぎ、円の急騰をもたらした模様である。米0.75%利上げ自体が事前に織り込まれただけに、7月月の米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後の米ドル反落は自然な成り行きとみている。

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