ドル・円は強含みか、日銀の金融正常化期待の後退で円売り主導

FXブログ
ドル・円は強含みか、日銀の金融正常化期待の後退で円売り主導

f:id:okinawa-support:20190820183959j:plain

欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は強含みか、日銀の金融正常化期待の後退で円売り主導」
 7日の欧米外為市場では、ドル・円は強含む展開を予想する。日銀副総裁の発言が市場にハト派的と受け止められ、円売り主導で主要通貨は堅調地合いに振れやすい。また、世界的に株高に振れた場合はリスク選好的な円売りも見込まれる。
 6日の取引は材料が乏しいなか、景気減速への懸念が継続。米連邦準備制度理事会(FRB)の9月大幅利下げ観測で金利高は抑制され、ドル安に振れる場面もあった。一方でアジアや欧米の大幅株安は一服し、円買い後退で主要通貨は値を上げた。本日アジア市場で内田日銀副総裁は「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べ、円売りを強めた。この後の海外市場は日銀の政策方針が改めて注目される。内田氏の見解は日銀の利上げ決定後の記録的な株安による混乱を抑制する狙いと解釈され、日本株を大きく押し上げた。欧米市場でも材料視され、円売り優勢なら主要通貨をさらに押し上げる要因となろう。ドル・円は7月末の日米中銀の政策決定を受け急激に値を下げたが、その反動で大きく切り返す可能性もあろう。短期筋は148円台の回復と一段の上昇を予想する。

通貨別分析

 

重要事項(ディスクレーマー)

■株式会社フィスコ(以下「フィスコ」という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所・大阪取引所・日本経済新聞社の承諾のもと提供しています。
■”JASDAQ INDEX” の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。
■掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成・表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
■本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告無く変更する場合があります。
■本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
■フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
■本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
■本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
■フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
■投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。

株式会社フィスコ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル・円は強含みか、日銀の金融正常化期待の後退で円売り主導

金利上昇で円は対ドルで買われたが 前日終値まで戻された

20日の外国為替市場で対ドルの円相場が一段と下落し、一時1ドル=151円台と4カ月ぶりの円安・ドル高水準になった。マイナス金利を解除した日銀が追加利上げを急がない姿勢を示唆し、当面は日米金利差が縮まりにくいとの見立てから円売り圧力が続いた。日銀の政策転換や円安が日本株相場に与える影響も見方が交錯し、世界の金融市場に余波が広がっている。

先物が上昇して取引を開始した債券相場は次第に売り注文が優勢になった。日銀の早期国債買い入れ減額や追加利上げ観測が根強い。10年クライメート・トランジション(移行)利付国債入札も無難予想に反して若干弱めだった。金利上昇で円は対ドルで買われたが、前日終値まで戻された。日本株は方向感を欠く値動きだった。

19日の東京外国為替市場で円安・ドル高が進み、2週間ぶりに一時1ドル=150円台を付けた。同日まで開いた金融政策決定会合で日銀がマイナス金利政策の解除を決定した。17年ぶりの利上げで通常であれば円高要因にも思えるが、膨らんだのはむしろ円売りだ。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退するなか日銀が追加利上げ方針を示さなかったことで、円売り・ドル買いに安心感が強まっている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました