ドル/円、底打ちの可能性。150円に向けて持ち直しの動きを強めるか(NY市場の見通し)2024/8/9

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ドル/円、底打ちの可能性。150円に向けて持ち直しの動きを強めるか(NY市場の見通し)2024/8/9
 

ドル/円、底打ちの可能性。150円に向けて持ち直しの動きを強めるか

欧米時間のドル/円予想レンジ:146.000-148.200円

東京市場のドル/円は、一進一退の展開。序盤に147.80円前後まで強含む場面もありましたが、日本株が伸び悩んだことなどから失速しました。午後には一時146.70円台へ弱含みましたが、その後は147円台へ持ち直すなど、方向感が定まっていません。

前日の米新規失業保険申請件数の結果を受けて、米国の労働市場を巡る懸念が和らぐと、米連邦準備制度理事会(FRB)による過度な利下げ観測がやや後退しました。そうした中で、ドル/円は147円台を中心とした値動きとなっています。今夜は、注目イベントが予定されていないことから、週末を控えた欧米の株式市場の動向を睨んだ相場展開となりそうです。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、週足チャートで下ヒゲ陽線を形成しています。実体部分が小さいところは気になりますが、下ヒゲが長いことから底打ちの可能性があります。今週は148円を前に伸び悩んでいるため、同高値を上抜けた場合は150円に向けて持ち直しの動きを強めていくことも考えられます。

ドル円 週足チャート

この後の経済イベント

8/9(金)
21:00 メキシコ6月鉱工業生産
21:30 カナダ7月新規雇用者数
21:30 カナダ7月失業率

8/10(土)
25:10 ボウマンFRB理事講演
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 

 
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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対円で7.81円 対ドルで18.8605ペソまでペソ高が進んだ

ビットコインの56,000ドルへの調整は価格の底を示した可能性が高いと、人気の仮想通貨アナリストであるレクト・キャピタル氏は5月13日にXに投稿した。

SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、先週末に米国株が大きく下がり、きょうは日本株がそれ以上に下がるなど、負の連鎖が続いていると指摘。「市場が恐怖にとらわれているためリスク回避の流れが止まらず、円高・ドル安もどこで止まるか分からない」と述べた。

8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は147.23円と前営業日NY終値(146.68円)と比べて55銭程度のドル高水準だった。米労働省が発表した前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。22時30分過ぎに一時147.54円と日通し高値を更新した。その後の下押しも146.94円付近にとどまった。市場では「米景気後退が差し迫っているという見方は的外れのようだ」との声が聞かれた。

弊社は年内の日米金融政策について、米連邦準備制度理事会(FRB)は9月と12月に25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)ずつ利下げを行い、日銀は10月に無担保コール翌日物金利の誘導水準を0.25%に引き上げると予想しています。これに伴いドル高・円安の動きは一服すると考えていますが、日銀の利上げは半年毎の緩やかなペースを想定しており、ドル円の年末着地水準は153円程度と、大幅なドル安・円高は見込んでいません。

マーケット>レポート>特集レポート>ドル円、2020年の振り返りと2021年のポイントは?

メキシコペソも堅調だった。対円で7.81円、対ドルで18.8605ペソまでペソ高が進んだ。メキシコ中銀はこの日、政策金利を現行の11.00%から10.75%へ引き下げることを決めたと発表。市場予想は据え置きと0.25%の利下げで拮抗していたが、金利発表後もペソ買いが続いた。

CRBインデックスは今年4月19日に112.75で底打ち後、緩やかに上昇を続け、先週末には166.45で取引を終えました。4月19日からおよそ6ヵ月後にあたる10月29日にドル円は104円00銭まで下落しました。その後、一段安となっているものの、週足・転換線(104円31銭)を回復し上昇に転じることができれば、ドル円は先週17日の102円88銭で底打ちとなる可能性もあるかもしれません。

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクターは、ドル・円相場とドル金利の相関に基づくフェアバリューは142円付近だとし、「相関以上に円がアウトパフォームし、140円まで上昇する可能性がある」と話した。

ドル円相場はようやく落ち着きを取り戻しつつあるが、依然として流動性は悪く、一定のレンジ内で荒い値動きになりやすいことには注意したい。

もっとも、日銀のYCC柔軟化は、その政策自体が円売りの材料ではなかった。従って、米ドルのショート・カバーが一巡したと想定する場合、これから材料の蒸し返しになってもおかしくないだろう。米ドルの高値は追いにくいのではないだろうか。

ただ、CPI発表後、①複数の米金融当局者から利下げは急がない旨の発言が相次いだこと、②米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(4月30日、5月1日開催分)で追加利上げの議論がみられたこと、③米経済指標で景気の底堅さが確認されたこと(図表1)で、再びドル買い・円売りの流れに転じました。その結果、CPI後のドル安・円高の値幅は完全に埋め戻され、ドル円はここ数日、157円前後で推移しています。

本日もドル円相場をけん引するのは、日経平均株価を中心とした株式市場の動向になりそうだ。5日に一時3万1156円まで暴落した日経平均だが、徐々に下げ幅を取り戻しているものの、今年前半の新NISA(少額投資非課税制度)導入時のような過熱感は完全に失われてしまった。

そして、米ドルは昨年末から昨日まで、主要33通貨のうち26通貨に対し上昇し、日本円は主要33通貨全てに対し下落しています。このような状況において、ドル高・円安が一巡するには、やはり米国で雇用と物価の伸びが明確に鈍化し、利下げ期待が強まることが必要と思われます。日本における金融緩和の修正は円高要因ですが、日銀は慎重な舵取りをする見通しで、ドル高・円安の一巡には米国の要素がより強く作用すると考えます。

エネルギー価格や貴金属、さらには牛肉やオレンジジュース、カカオなどの農産物なども含まれる商品先物価格から算出される国際商品先物指数とも言われるCRBインデックスは、中でも原油価格先物のウエイトが大きいとされます。しかし、CRBインデックスとドル円との相関関係を見ると、多少の差異はあるものの概ね6ヵ月程度の時間差を置いてドル円がCRBインデックスを後追いする流れにあることが確認されます。

しかし、ビットコインは63,500ドルから63,700ドルの間の大きな抵抗に直面している。63,700ドルを超えると、5億1600万ドル相当のショートポジションが清算されることになると、コイングラスのデータが示している。

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