【見通し】NY為替見通し=米PPIの結果を注視、明日にCPI発表控えるなか深追いには注意

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【見通し】NY為替見通し=米PPIの結果を注視、明日にCPI発表控えるなか深追いには注意

NYタイムは、米物価指標として消費者物価指数(CPI)や個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)に準ずる注目を集める米卸売物価指数(PPI)が発表となる。今回7月分の市場予想は、コア指数が前年比+2.7%と、6月の+3.0%より伸び率を鈍化させるなど、総じてインフレが落ち着きつつある状態を示すとの見方。予想比の強弱を主な焦点に米金利やドル相場が反応するとみる。

 ただ、明日に前述した注目度がより高めなCPIも発表予定。本日のPPIの強弱と予想比などで相反する結果となった場合、米金利やドル相場の巻き戻しが強まる展開も想定できる。PPIの強弱を受けた動きを深追いするのに難しさもあるといえよう。

 一方、金利動向を受けて株価が大きめに振れると、ドル円はリスク選好の度合いに対応した動きになると考えられる。その場合も明日のCPIを受けて巻き戻しが入る可能性を念頭に置きつつ臨みたい。

・想定レンジ上限

 ドル円の上値めどは、1日安値148.51円。

・想定レンジ下限

 ドル円の下値めどは、12日安値146.47円。

(関口)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル 【見通し】NY為替見通し=米PPIの結果を注視、明日にCPI発表控えるなか深追いには注意

見通し NY為替見通し米PPIの結果を注視 明日にCPI発表控えるなか深追いには注意

3月14日22時過ぎに時事通信社は独自取材として日銀が来週の会合でマイナス金利を解除する方向で調整に入ったと報じた。春闘で大企業の賃上げが昨年を上回っていること、15日の連合による第1回集計でも高い伸び率が見込まれるため、短期金利(無担保コール翌日物レート)をマイナス0.1%から「0〜0.1%」へ引き上げ、YCC(イールドカーブコントロール=長短金利操作)を撤廃する見通しという。利上げなら2007年以来17年振りとなる。YCC撤廃後には長期金利の急上昇を防ぐために国債の大量買い入れを当面続けるとされ、現状の買い入れ規模(月間凡そ6兆円)から大幅に減少することはないとされるが、上場投資信託(ETF)の買い入れは中止される見込みだという。日銀の植田総裁は3月13日の参院予算委員会で「2%の物価目標の実現が見通せれば、マイナス金利とYCCの枠組み修正を検討する」等と答弁し、これまでの発言よりも前傾姿勢がトーンダウンしているのではないかとの見方もあったようだが、3月14日夜の時事報道により政策転換へ踏み込む確率が上がったようだ。

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