定番のお菓子の一つである「キットカット」
半分にして断面をみても違いがわかります。これまでの「キットカット ミニ」はミルクチョコレートの甘みを、サクサクなウエハースとともに味わえるのが特徴でした。
キットカットの味や品質を決定づけるのは、外側のチョコレート、内側のウエハース、ウエハースの中に入っているクリームの3つ。リサーチによって、チョコレートについてはカカオ感の強い商品のほうが好まれるという実態が突き止められ、リニューアルに反映させた。
「キットカット史上最高」の製品は海外の「キットカット」製品開発チームとともに、約3年かけて開発。
“キットカット ハートフルベアー”の個包装を期間限定のハート缶に詰め込んで♥カジュアルだけどちょっとした特別感も！食べ終わったあとも、小物入れやインテリアにして楽しんで！
イギリス生まれの「キットカット」が日本に上陸して早50年。世界中で愛されるチョコレート菓子だが、日本では受験の祈願グッズとして重宝されるなど、海外とは異なるマインドでウケているそうだ。販売元のネスレ日本株式会社 コンフェクショナリー事業本部 インツーホーム マーケティング部 部長・村岡慎太郎氏に話を聞いた。
「キットカット」は、１９３５年に英国で生まれた。工場で働く人たちが休憩時間に手軽に食べられるようにと、ロントリー社がウエハースをチョコレートで包み込んだ菓子を作った。最初の商品名は「チョコレートクリスプ」、２年後に「キットカット」を名乗ることになる。日本には１９７３年（昭和４８年）にやって来た。菓子メーカーの不二家が輸入品として発売したのが最初だった。１９８８年にスイスにあるネスレ社が英国ロントリー社を吸収合併したことから「キットカット」はネスレの商品となった。
「キットカット ミニ」は消費者のチョコレートの嗜好の変化を分析し、カカオ感の強いものが好まれるようになっていることから、リッチなカカオ感が楽しめる味わいのチョコレートにリニューアルされているそうです。
新旧で比べてみるとパッケージに大きく記載された「史上最高」の文字に目が行きます。パッケージにデザインされている「キットカット ミニ」もカカオ感の強いチョコレートになっていますよ。
イギリスで生まれたキットカットも日本において世界最多となる200種類以上のフレーバーを展開しており、外国人も驚きの進化を遂げています。そのキットカットの公式ブランド本「キットカット公式ブランドブック 読むキットカット(徳間書店／刊)」が発売されました。外国生まれの商品であるにもかかわらず、外国人に日本土産として買われるキットカットの人気の秘密を知ることができますよ！
コンフェクショナリー事業本部 コマーシャルディベロップメント部長の竹内雄二氏によれば、いわゆる「お土産需要」もキットカットのギフト利用に関わってくる部分だ。しかし、ここでもコロナ禍の影響は大きい。会社員のリモートワークの増加により、出張時のお土産などは相対的に需要が少なくなるとみられる。
チョコレートと聞いたらまずキットカットが連想される。そうした“アイコニック”（象徴的）なブランドへの成長が、竹内氏らの目標だ。そのためにも店頭、ギフトなどさまざなかたちでキットカットへ触れる機会を増やすべく、今後も活動していくとしている。
定番のお菓子の一つである「キットカット」。日本に上陸して４０年、まさにお菓子の定番ともいえる商品だ。
新しくなった「キットカット ミニ」は、カカオ感のあるチョコレートの風味とともに、サックサクな食感を楽しめるのが魅力。サンドクリームも濃くなり、よりチョコレートの風味とウエハースの食感が光る商品になっていますよ。
近年のキットカットは受験生応援キャンペーンでよく知られる。こうした「応援する」「気持ちを伝える」といった場面でもキットカットが選ばれるよう、ブランド戦略を展開している。
また、「キットカット」のもうひとつの特徴であるウエハースも、ウエハース生地の発酵の工程、製品中のウエハースとチョコレートの配分、ウエハースに挟まれたサンドクリームのレシピの見直しをすることで、従来よりもサクサク食感に仕上げられています。
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