ドル円、146円割れor148円台突破でレンジブレイク!米小売売上高の結果が焦点(今日のFX予想)2024/8/15

ドル円、146円割れor148円台突破でレンジブレイク!米小売売上高の結果が焦点(今日のFX予想)2024/8/15
 

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

今日のドル円  テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)

■現在の市場関心
– 9月FOMCでの利下げ幅(0.25%か0.50%か)
– 経済指標の重要性が増加

■テクニカル分析
– 日足チャート:弱気のパーフェクトオーダー継続
– RSI:30ラインを突破し、やや上向き
– 146円~148円のレンジ相場

■今夜の注目イベント
– 米小売売上高(21時30分)
– 米失業保険申請件数(21時30分)
– 米鉱工業生産(22時15分)

■小売売上高予想
– 総合:前回±0.0%→今回予想+0.4%
– 自動車除く:前回+0.4%→今回予想+0.1%

■市場への影響
– 予想を上回る結果:0.25%利下げ観測強まる→ドル買い
– 予想を下回る結果:0.50%利下げ観測強まる→ドル売り

■今後の展望
– 146円割れor148円台突破でレンジブレイク
– レンジブレイク後、来週にかけて大きな動きになる可能性

■取引上の留意点
– 小売売上高発表まで上値が重い展開の可能性
– 148.00円付近が当面の上値抵抗
– 145円付近までの下落にも注意

総じて、今夜の経済指標がレンジブレイクのきっかけとなる可能性が高く、特に小売売上高の結果が重要です。指標発表までは上値の重い展開が予想されますが、結果次第で大きな動きにつながる可能性があります。慎重な取引姿勢が求められます。

『最新のドル/円相場を解説』

平日の月曜日~木曜日、21時からのライブ配信:ドル円147円台、米小売売上(21:30発表)で跳ねるか?OCO戦略、今夜は果たして!? FX初心者を応援!

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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この動きに追随し ドル円(USD/JPY)の下落幅が拡大している

このケースで注目したいのが、23年1月安値と24年7月高値の半値戻しの水準144.59レベルである。ドル円がこの水準をも下方ブレイクする場合は、140円の維持が焦点として浮上しよう。

本日のドル円は146〜148円50銭程度を予想します。

本日早朝に146.00を下方ブレイクする局面が見られた。しかしすぐに146.30台まで反発した。これら一連の動きは、146.00レベルがサポートラインとして意識されていることを示唆している。ゆえに、ドル円の146.00完全ブレイクは、さらなる下値トライのサインとなろう。

一方、ドル円(USD/JPY)の反発局面では、レポート掲載時点での8月高安のフィボナッチ・リトレースメントの攻防に注目したい。

上で述べた米金利の動きは、日米利回り格差を急速に縮小させている。この動きに追随し、ドル円(USD/JPY)の下落幅が拡大している。

日足のMACDとモメンタムは、いずれもドル円の弱気相場に勢いがあることを示唆している。10日線がレジスタンスラインとなり、あっさりと200日線を下方ブレイクしている状況やこれら移動平均線がデッドクロスへ向かっていることも考えるならば、「146.00のブレイクアウト→下落幅の拡大」を想定しておきたい。

ドル円(USD/JPY)の週足チャートをみると、52週線と2021年9月の安値を起点としたサポートラインを完全に下方ブレイクしている。トレンド転換のシグナルが点灯するなか、今週ドル円が上で述べた146.00をも下方ブレイクすれば、下落幅の拡大を予想する。

景気懸念を意識した今の相場が、短期で終息する可能性は低いだろう。その懸念は国内の長期金利の低下圧力も高めているが、米金利の低下幅が急拡大している状況を考えるならば、今週も「日米利回り格差の縮小→ドル円の下落幅拡大」を警戒する1週間となろう。

注目された米7月の消費者物価指数(CPI)はほぼ市場予想通りでした。総合指数では、前月比で「0.2%」(6月は−0.1%)、前年比で「2.9%」(6月は3.0%)でした。食品とエネルギーを除いたコア指数では、前月比で「0.2%」(6月は0.1%)、前年比で「3.2%」(6月は3.3%)で、サプライズはありませんでした。CPIの結果を受け、足許の市場では予想利下げ幅は、前日の約37bpから縮小しており、9月会合での50bp利下げ確率もおよそ3分の1まで低下しています。ただこれで、前日のPPIと昨日のCPIが揃ってインフレの鈍化傾向を示したことで、9月利下げは確実となり、利下げ幅が25bpか50bpかが焦点になります。同時に、11月会合と12月会合でも追加利下げがあるのかどうかで、ドル円の水準も決まってくるはずです。この点については、今後FOMCメンバーの発言がヒントになりますが、先ずは来週22−24日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演が最大のヤマ場となまります。

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