ドル円上昇、次は150円|どうなる?ジャクソンホール会合(今日から来週のFX予想)2024/8/16

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ドル円上昇、次は150円|どうなる?ジャクソンホール会合(今日から来週のFX予想)2024/8/16
 

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

今日のドル円  テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)

1. 現在の市場状況:
   – ドル円が150円台への上昇に向けた動きを見せている
   – 146円から148円のレンジを突破し、149円台まで上昇

2. テクニカル分析:
   – 10日移動平均線が上向きに転換、底堅い動き
   – フィボナッチリトレースメントの38.2%水準(149円台)で一時伸び悩み
   – 20日移動平均線突破で150円台への上昇が視野に
   – 152円が次の重要な目標水準(200日移動平均線、半値戻し水準)

3. 最近の相場動向の要因:
   – 米雇用統計の軟調な結果(特に失業率の悪化)による一時的な円高
   – その後の米経済指標(PPI、CPI)は予想範囲内で大きな影響なし
   – 米小売売上高の予想以上の強い結果(1.0%、予想0.3%)
   – 新規失業保険申請件数の改善

4. 市場の利下げ観測:
   – 9月FOMCでの0.25%利下げ観測が優勢

5. テクニカル要因:
   – 148円付近での売りポジション保有者の損切り
   – 新規買いの参入

6. 来週の注目ポイント:
   – ジャクソンホール会合(8月22日〜24日)
   – パウエルFRB議長の利下げに関する見解
   – 150円突破の可能性と148円〜150円のレンジ推移の可能性

7. 投資戦略の示唆:
   – 148円台での押し目買いの可能性
   – パウエル議長の発言を受けての新たな動きに注目

まとめると、ドル円相場は150円台への上昇を目指す動きを見せていますが、来週のジャクソンホール会合、特にパウエルFRB議長の発言が今後の方向性を決める重要な要因となりそうです。ドル円は148円〜150円のレンジ内での動きに注目しつつ、パウエル議長の発言後の市場反応を見極める必要があります。

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe)
2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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ドル円上昇 次は150円どうなるジャクソンホール会合 今日から来週のFX予想

チャート上に描画するトレンドラインや水平線を活用して、トレードシナリオを作り上げるWEBセミナーです。講師と同じ分析・予想をご自身でもできるようになることを目指しています。ドル円以外の旬な通貨も解説しているのでトレードの幅が広がります。ひまわり証券に口座をお持ちの方は、毎日更新される5分間のチャート解説動画「デイトレNAVIGATION」を視聴することもできます。配信中はチャット機能を使って講師の方に質問ができます。今更聞けない経済の基礎的な質問にも丁寧に回答いたします。

日銀の積極的な利上げ姿勢が確認された7/31の植田日銀総裁の発言に加え、8/2発表の米雇用統計を受けた米経済の減速懸念を受けて8/5の日経平均株価の大暴落を受けたリスク回避の円買いとともに1月3日以来の7円60銭へ急落。ただ、行き過ぎた円買いの売り戻しや米ISM非製造業景気指数が市場予想を上回ったことを受けて米経済の過度な減速懸念が緩和する中、8/7には内田日銀副総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことからドル円が147円90銭まで急伸したことに伴い8円07銭へ反発。ただ、8/8に発表された南ア6月製造業生産が市場予想を下回ったこともあり伸び悩むとともに8円00銭を挟んだ小幅な値動きを続け7円99銭で取引を終えました。日足・転換線(8円03銭)を下回ったまま先週末の取引を終えたことから、この水準を回復するとともに先週8/7の高値を上回り200日移動平均線(8円13銭)の回復を目指して上昇するか、或いは転換線を上値抵抗線として8円00銭からの戻り売りに押され、8円割れが定着するか注目されます。そのため、8/13-14発表の4-6月期失業率や6月小売売上高の結果と反応のほか、8/15発表の南ア最大の貿易相手国である中国7月小売売上高や鉱工業生産を受けた中国経済の減速懸念が高まるか、さらに平常時の20を大幅に上回る45となった8/9の日経平均ボラティリティー・インデックスが落ち着きを取り戻し、リスク選好の円売りにつながるか注目されます。

リアルタイムチャートに加えて、今日の価格・時価総額・ランキング 過去24時間の取引高・最高値・最安値・価格の変化といったトレードに役立つ情報のほか、トレードに役立つコンテンツなどを掲載しています。

8/2の米雇用統計が市場予想を下回ったことを受けて米経済の減速懸念が高まるとともにFRBの9月0.50%、さらには年内複数回の利下げ観測を背景にユーロドルは8/5に1.1008ドルへ上昇。しかし、1.10ドル台からの戻り売りが優勢となる中、米ISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことから1.0949ドルへ反落。それ以降、1.09ドル台前半から半ば手前までの小幅な値動きを続け、8/8発表の米新規失業保険申請件数の改善を受けた米長期金利の上昇とともに1.0882ドルへ下落したものの、再び1.09ドル台前半へ反発して以降、8/9も1.0909ドルから1.0931ドルまでの小幅な値動きを続け1.0915ドルで取引を終えました。また、ユーロ円は8/5に日経平均株価が4,451円安と史上最大の下落幅を記録したリスク回避を背景に154円42銭へ急落。しかし、8/6には行き過ぎた円高/株安の反動から日経平均株価が3,217円高と記録的な反発となったほか、8/7には内田日銀副総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことから161円44銭へ急伸。その後も8/8の158円95銭までの反落に留まり、8/9には161円38銭へ反発し160円06銭で取引を終えました。8/13発表のドイツ8月ZEW景況感指数を受けてドイツ経済の底入れを確認することができるか、さらには8/14の米7月消費者物価指数や8/15の米7月小売売上高をはじめとする指標が米経済の減速懸念を再燃させるか、こうした点を焦点にユーロドルは先週の1.09ドル台前半から半ばでのレンジから8/5以来の1.10ドル台を回復するか、或いは8/8の1.0882ドルを下抜けるか注目されます。また、ユーロ円は日足・転換線(161円18銭)を回復し、この水準を下値支持線として200日移動平均線(164円92銭)の回復を目指して本格的な上昇基調に転じるか注目されます。そのため、NY株式市場の動向と合わせ、日経平均株価の一日の値幅が8/9まで8日連続で1,000円を上回るとともに、平常時の20を大幅に上回る45となった8/9の日経平均ボラティリティー・インデックスが落ち着きを取り戻すか、ドル円の動向と合わせて注目されます。

その後は、今夜の雇用統計と米国の三連休を前にしたポジション整理のドル売りで再び146円を割り、明け方には145.34円まで下落して安値をつけた。終値は145.54円(前日比▲0.71円)。

毎月10万円分の暗号資産を積み立てていきます。積立の対象となる暗号資産は時価総額ランキング第1位のビットコイン(BTC)、そして多くの暗号資産のプラットフォームでもあり、時価総額ランキング第2位のイーサリアム(ETH)、そして日本の取引所でも取り扱われていて、米ドルとペッグ〔連動〕している暗号資産としてダイ(DAI)とし、その中から積み立てていきます。

一方でFRBの利上げが米国の景気見通しを悪化させていることも事実だ。米国の消費者信頼感指数は、消費者の支出意欲の悪化を示す結果となった。FRBメンバーからは「これ以上の利上げは必要ない」という弱気な意見もでている。仮に雇用統計が予想より穏やかな結果であれば、「利上げはしない」という見方が広がり、ドルは下落することも考えられる。もっともドルには悪材料でも株式市場には「悪いニュースは、良いニュース」で、NY株式市場は上昇するだろう。

ポンドドルは8/5の1.2818ドルを高値に米7月ISM非製造業景気指数が市場予想を上回ったことや8/6の低調な米3年債入札を受けた米長期金利の上昇に加え、8/1の英中銀政策委員会での利下げの影響から対ユーロでのポンド売りとともに1.2673ドルへ下落。その後、対ユーロでのポンド買いが一服したことから1.2736ドルへ上昇したものの、8/8発表の米新規失業保険申請件数の改善を受けて1.2665ドルへ反落。ただ、7/23にシカゴIMM通貨先物市場で過去最高を更新した短期のポンド買いポジションの整理が進んだことや8/9には米長期金利が低下したことから1.2774ドルへ反発し1.2758ドルで取引を終えました。また、ポンド円は8/5に日経平均株価の急落を受けて180円11銭へ下落したものの、8/7の内田日銀副総裁による追加利上げに消極的な見解が示されたことを受けてドル円が147円台後半へ反発した流れを受けて8/9の東京市場で188円42銭へ上伸。ただ、米長期金利の低下とともにドル円が147円台後半から146円台前半へ反落したことから186円台半ばへ反落し187円10銭で取引を終えました。8/1の英中銀政策委員会では政策委員9名の内、5名対4名の僅差で利下げを決めただけに、9月の委員会での追加利下げの行方を占う上で、8/13発表の4-6月期賃金上昇率や8/14の7月消費者物価指数(CPI)、8/15の4-6月期GDPの結果と反応に注目。また、9月の利下げをほぼ織り込んでいるFRBの利下げ幅や年内の複数回の利下げの行方に影響を及ぼすとされる米7月CPIや小売売上高を受けたFRBの金融政策の行方と合わせて、ポンドドルは日足・雲の上限(1.2726ドル)を下値支持線として転換線(1.2765ドル)を上抜け基準線(1.2854ドル)を目指すことが出来るか注目されます。一方、ポンド円は米経済の減速懸念が緩和するのか、さらに先週末まで8日連続で1日の値幅が1,000円を上回る不安定な値動きを続ける日経平均株価をはじめとする金融市場の混乱が鎮静化するか、こうした状況を注視しつつ8/5の180円11銭で目先の底入れを確認し日足・転換線(189円77銭)や200日移動平均線(191円83銭)を回復できるか注目されます。

8/5には日豪金利差縮小観測と日経平均株価の暴落によるリスク回避とともに90円16銭へ下落したものの、心理的節目の90円00銭割れを回避したことからポジション調整の買戻しとともに反発。さらに、米7月ISM非製造景気指数が市場予想を上回り米経済の減速懸念が緩和。さらに、8/6の豪中銀政策理事会では政策金利を据え置いたものの、声明では基調的なインフレ率の上振れリスクに警戒し続ける必要があるとタカ派的見解を示したほか、8/7には内田日銀副総裁が追加利上げに慎重な見解を示したことから97円台を回復し、8/9には97円45銭へ上昇。ただ、豪中銀の年内利下げ観測やドル円は147円から146円台へ伸び悩んだこと、金融市場の混乱が鎮静化したとの確信が持てないことから96円台前半へ反落し96円35銭で取引を終えました。8/12には7月企業信頼感指数、8/13には4-6月期賃金コスト指数、さらに8/15発表の7月雇用統計の発表を受けて、市場が織り込む11月の利下げ観測が高まるか、或いは8/6の政策理事会で示されたタカ派的見解を裏付けることになるのか注目されます。加えて、1)先週末まで8日連続で1日の値幅が1,000円を上回る不安定な値動きを続ける日経平均株価をはじめとする金融市場の混乱が鎮静化し、ドル円が先週8/7の147円90銭を上回る水準を回復するとともにユーロ円をはじめとするクロス円が本格的な上昇基調に転じるか 2)8/14のNZ中銀政策委員会での声明を含めた結果と反応 3)8/15発表の中国7月小売売上高や鉱工業生産を受けた中国経済の減速懸念が一段と高まるか合わせて注目されます。そのため、日足・転換線(95円93銭)を下値支持線として基準線(99円73銭)を目指して上昇するか上値メドとして注目されます。

9月米雇用統計の詳しい予想については「強い雇用統計が「9月FRB利上げ」の引き金に?ドル/円150円台突入リスク高まる 8月米雇用統計 詳細レポート」をお読みください。

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