2024/8/18(日) 今週の見立て

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2024/8/18(日) 今週の見立て
8月9日の勉強会に参加された皆さん、おつかれさまでした。環境認識という広いテーマを扱う内容で切り口をだいぶ考えました。なんで上位足のチャートを読むのか、どこを読むのか、どう読むのか、と割と根本的なところを腹落ちさせてもらえるように伝えたかったんですが、やってて楽しかったです。いい勉強会でした

今週の見立てです。出先にいて、久しぶりにノートの画面1枚で見立てを切ったら目がチカチカしました笑 

■先週までの動きのまとめと今週の焦点

先週、先々週は3週前のお祭りの巻き戻しの相場でした。3週前はというと、大きな出来事が2つありましたね。

米ドル
ひとつは、米国の経済指標がマーケットの想定よりかなり悪く、米国の株式市場が混乱しました。この動きでリスクオフでスイス高、資源国安。

日本円
さらに大きかったのが2つ目で日本円。この米国の経済指標にあわせての介入とその後の利上げ。ここまでの円安を引っ張っていたのが、海外勢の「円キャリートレード」。金利の安い日本円で資金を借り入れ、資源国など高金利国の資産を買って資金を運用するトレードですが、バブルのように膨れていました。これが一気にスクイーズされ、ヘッジファンド勢がパニックで利確に走りました。この結果、円で借り入れていた資金を返す動きで円高、資源国の資産を手放す動きで、オージー安、ニュージー安がものすごい動きで起きました。なんでオージーとニュージーはこんな勢いで下げてるんだ?って思ってましたが、なるほどですね。

円に関してはあとになって日銀要人がハト派発言をしたことでいったん落ち着きましたが、円キャリートレードは75%程度が消滅したようで、今後潮目がどうなるのか見ていく必要がありそうです。

米ドルと日本円の動きで、はっきりとしたリスクオフの相場で円高・スイス高・資源国安が顕著だったのが3週前。その後、先々週、先週は米国の株式市場や上の日銀要人発言などもあり、この動きが落ち着いて巻き戻し。戻しが入る動きになりました。3週前からの巻き戻しで円安・スイス安・ドル安。

今週のイベント

8/23 ジャクソンホール会合 パウエル議長基調講演

今週は、22日~24日にかけて、米国のジャクソンホール会合。夏の終わりの大きなイベントですね。ジャクソンホールの基調講演ではFRB議長が基調講演で今後の金融政策の方針に言及することが多く、注目を集めます。

今年は、9月利下げは既定路線と考えられていますが、利下げ幅を0.25にするのか0.5にするのかで注目されてますね。関連発言があるかですが、9月の雇用統計の数値も参考にしそうなんで、あまり大したことは言わないかもですね まあ期待せずでも注目はしておこうと思います。

■先週通しての通貨強弱
うちのブローカーだとこんな感じでした。上にも書きましたが、3週前からの巻き戻しで、表面的にはリスクオン。日本円、スイスフラン、米ドルが弱かったです。
AUD=GBP>EUR=NZD=CAD>USD=CHF=JPY

弱い方から見ていきましたが、全体にスイスは、スイス安方向に調整が終了すれば、スイス高方向で足並みがまあまあそろってるかな、という印象。スイスっぽいぐだり方してもおかしくない動きなんですが、ほかにみるもものないので、追いかけていこうと思います。

日本円は上に書いたように状況がはっきりしないので当面様子見。CADJPYあたりは個人的興味で追いかけています。

■今週主に見ていく通貨
今週主に見ていく通貨ですが、上に書いたように、クロススイスで、CADCHFを中心に見ていこうと思います。このほかでは、USDCHF, GBPCHF, EURCHFあたりですが、EURCHFは日足の戻しの動きが週足ネック付近から下げ失敗した形跡が残っており、ちょっとめんどくさいかもですね。また、GBPCHF, EURCHFとも週足は安値を切り上げてきているので、収縮レンジにならないか注意をしておきたいですね。エントリーしても最初の節目でまずはしっかり利確を心掛けたいです。USDCHFはジャクソンホールに向けての動き次第かなあという感じ。

CADCHF
月足直近安値を週足ではしっかり抜けてきてるのがいいですね。環境認識の勉強会でさんざん話していた売買の優勢も、日足(A)に対して、このレジで反転してくればですが、上位足がしっかり応援団に回ってくれる感じですね。
2024_08_18_CADCHF02

[紹介元] trading notes 2024/8/18(日) 今週の見立て

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