船舶エンジン不正 川重でも判明

船舶エンジン不正 川重でも判明
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船舶エンジン不正 川重でも判明

IHIは21日、子会社のIHI原動機(東京・千代田)での船舶用エンジンなどの試験に関する不正行為について調査報告書を発表した。記録が確認できた2002年以前のエンジンについても調査範囲を広げたことなどから、出荷前試運転での不適切行為が新たに1926台で判明した。

国土交通省は、川崎重工業から船舶用エンジンでデータの改ざんが確認されたという報告を受け、22日、神戸市にある工場に対し海洋汚染防止法に基づく立ち入り調査を行う予定です。立ち入り調査では製造現場の確認や、エンジンの製造に関係する担当者から聞き取りを行うなどして改ざんについての事実関係を確認するということです。

川崎重工業は21日、船舶用エンジンの燃費データを改ざんする不正があったと発表した。2000年以降に起工された船舶向けに製造した674台のエンジンのうち、673台で不正があったという。船舶エンジンの燃費データの不正はIHIや日立造船でも確認されている。

川崎重工業は、船舶用エンジンで20年以上にわたって燃費性能のデータを改ざんしていたと発表しました。船舶用エンジンのデータ改ざんはIHIと日立造船のそれぞれの子会社でも明らかになっていて、各社で不正が相次いでいます。

IHI原動機では船舶や発電、鉄道車両用エンジンの試験で不正が発覚していた。事実関係の確認が完了したとして同日、国土交通省に調査報告書を提出した。

川崎重工業は有害な窒素酸化物の規制が始まった2000年以降、大型貨物船やコンテナ船、タンカーなどに搭載された船舶用エンジン674台のうち、673台で燃費性能に関わる測定データを改ざんしていたと発表しました。燃費性能に関わる測定データを取り引き先との間で決めた数値の範囲内に収めるため、20年以上にわたって検査装置を意図的に操作してデータを書き換えていたということで、窒素酸化物の放出量に影響が出ている可能性があるとしています。船舶用エンジンのデータ改ざんがIHIの子会社や日立造船の子会社で相次いだため、国土交通省は先月、各社に調査を要請していて、川崎重工が社内調査を行った結果、不正が明らかになったということです。会社では外部の有識者からなる特別調査委員会を設置して原因の究明や再発防止策を検討するということで、「お客様をはじめステークホルダーの皆様の信頼を大きく損ねるものであり多大なるご迷惑とご心配をおかけすることをおわびします」とコメントしています。

2000年以降に建造した船舶に採用したNOx(窒素酸化物)規制対象エンジン674台を調べた結果、ほぼ全ての673台でデータの書き換えがあったという。

川崎重工業は8月21日、船舶用エンジンの性能検査で不正を行っていたことが判明したと発表した。

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