[ユーロ米ドル]ポジション調整

(ユーロ米ドル日足)



先週のドル売りの勢いから東京市場でユーロは昨年7月以来の高値1.1201を付けたものの、その後はポジション調整の売りが入るとＮＹ市場で1.1150まで下落。欧州時間に発表されたドイツ7月ＩＦＯは86.6と予想の86を上回ったもののドル買い戻しの勢いが強くユーロ売りが継続。ほぼ安値圏で引けている。
ＦＲＢの利下げの勢いがＥＣＢを上回るとの見方がユーロを押し上げていたが、先週レーン専務理事が過度な金融引き締めに言及。ＥＣＢの追加利下げへの公算が高まる中で今週発表されるドイツやユーロ圏ＣＰＩの結果次第でユーロは本格的な下げに転じる可能性がある。
目先は調整のユーロ売りで留まっているものの、一段の売りが強まる可能性もあるので注意したい。

ユーロドル予想レンジ：1.1190～1.1140（61.8％）

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