調剤ミスで死亡か スギ薬局を提訴

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調剤ミスで死亡か スギ薬局を提訴
[紹介元] Yahoo!ニュース・トピックス – 経済 調剤ミスで死亡か スギ薬局を提訴

調剤ミスで死亡か スギ薬局を提訴

3。総括 薬局経営を行う上で、「患者を待たせない薬局」というイメージを守ることは大切なことなのだろう。薬局の評判を気にして、調剤ミスの事実を公に認められないという心理もわからないではない。 しかし、先週からの繰り返しとなるが、長い目で見たときに、経営を言い訳に患者さんの健康を粗末に扱う薬局の評価が上がるわけがない。小嶋会長のような薬局経営を行っている者が他にいるのならば、そのような薬局経営がひどく分の悪いギャンブルであることを早く認識してもらいたい。

1。薬事法違反の疑い またもや、いたましい事件が起きてしまった。今回問題となった薬局は、昨年2月下旬から4月1日までの期間、患者約20人に対し、約2700錠ものコリンエステラーゼ阻害薬を誤って調剤したという。 薬事法48条は、コリンエステラーゼ阻害薬のような「毒薬」は、他の薬と区別して、貯蔵・陳列し、なおかつ、必ず鍵を施すよう義務付けているのだが、このような運用がなされていたのか、甚だ疑わしい。

2。キーパーソン コンプライアンス問題においては、必ずキーパーソンが存在する。今回の問題に関しては、より重罪である業務上過失致死罪に問われた吉田薬剤師よりも、小嶋会長こそがキーパーソンであったといえる。 「調剤の正確性>調剤のスピード」という認識を小嶋会長が強く持っていたら、調剤用機器に任せきりで、調剤した薬の中身を確認しないという運用もなかったことだろう。毒薬も、より慎重な取り扱いがされていたはずである。 また、「調剤ミスを指摘する行為は、患者さんの命と薬局を守る素晴らしい行為である」という認識を小嶋会長が持ち、調剤ミスの指摘をどんどん行うよう奨励していたら、吉田薬剤師は何の躊躇もなく、被害女性に連絡が出来たことだろう。

都内在住の高齢女性が死亡したのは、薬局のミスで出された薬が原因だとして、女性の遺族は8月28日、全国にドラッグストアを展開するスギ薬局(本社:愛知県大府市)と従業員の薬剤師ら3人を相手取り、計約3850万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こした。

調剤過誤事案の発生以降、速やかに調剤薬鑑査の指導を全店に再徹底するとともに、調剤室の環境整備、マニュアル遵守の再徹底、倫理・コンプライアンスに関する再教育に取り組み、再発防止に向けて取り組んでまいりました。

今後につきましても、調剤過誤を発生させることのないよう店舗管理を徹底し、引き続き再発防止に向けて取り組んでまいります。

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