ドル・円は伸び悩みか、米インフレ鈍化は一服も雇用情勢を見極め

ドル・円は伸び悩みか、米インフレ鈍化は一服も雇用情勢を見極め

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米インフレ鈍化は一服も雇用情勢を見極め」
 30日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米コアPCE価格指数が想定通り前回から上昇すれば、145円台回復の可能性があろう。ただ、来週の雇用関連指標を見極める展開で、ドル買いは小幅にとどまりそうだ。
 29日発表された米国の国内総生産(GDP)改定値は速報値から上方修正され、新規失業保険申請件数も強い弱い内容となった。それを受け金利高・ドル高に振れ、ユーロ・ドルは1.1070ドル台に失速し、ドル・円は145円を目指す展開となった。本日アジア市場で米10年債利回りは伸び悩んだが、米9月利下げ観測を背景としたドル売りは一服。ドルの利益確定売りが先行したものの、主に144円台後半で底堅く推移した。この後の海外市場は米インフレ指標が焦点。今晩のコアPCE価格指数が想定通り前回から小幅上昇なら連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ観測はいったん収束し、ドルの買戻しが強まる可能性があろう。ただ、雇用情勢悪化への懸念は根強く、年内に緩和的な政策へ転じるとの見方からドルの一段の上昇は抑制されるだろう。一方、9月2日はレーバーデーでNY市場は休場となり、月末・四半期末のフローが警戒されている。

通貨別分析

 

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[紹介元] 外為どっとコム マネ育チャンネル ドル・円は伸び悩みか、米インフレ鈍化は一服も雇用情勢を見極め

米金利の低下は 米ドル安の進行を促すだろう

104.76レベルで推移している100日線をドル指数が完全に下方ブレイクする場合は、今年の3月下旬以降、米ドル安を止め続けている重要なサポートライン「104.00」をトライする可能性が高まろう。

*02:27JST NY外為:ドル底堅い、米7年債入札は低調 米財務省は440億ドル規模の7年債入札を実施した。 結果で最高落札利回りは3.77%。 テイルはプラス0.9ベーシスポ...

日足のMACDはデッドクロスの状況にある。RSIでも同じ状況にあることを考えるならば、今の米ドル相場は弱気地合いに転じている。今週、ドル指数が100日線をも下方ブレイクすれば、その地合いがさらに進行するだろう。

*07:00JST NY為替:米国債入札で長期金利上昇、ドル反発 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円04銭まで上昇後、144円36銭まで反落し、144円56銭で引けた...

米金利の低下は、米ドル安の進行を促すだろう。そして米ドル安が円安の相殺要因となることで、ドル円(USD/JPY)の調整相場(反落)を想定しておきたい。

米ドル相場の大まかなトレンドを示すドル指数(DXY)は、7月に入ると下落幅が拡大し50日線を完全に下方ブレイクしている。

ドル円が上昇トレンドを維持する場合は、162.00の上方ブレイクが最初の焦点となろう。

米国の政府債務増大が懸念されるなか、米国財務省は短期手形を中心に積極的な債務管理を行っている。今週は半兆ドル以上の手形と債券が入札される予定で、その大部分は12ヶ月以内に満期を迎え...

ドル円が21日線だけでなく、半値戻しの水準158.82レベルをも下方ブレイクする場合は、158.00をトライする可能性が高まろう。

ドル円が21日線をトライするシグナルとして、154.50レベルを起点とした短期サポートラインの攻防に注目したい。このラインは今週、159円台で推移する。

上で述べたとおり、今週のドル円(USD/JPY)は下値のトライを警戒したい。しかし、円安トレンドの根強さを考えるならば、ドル円の下落は「調整の反落相場」になると予想する。

23.6%の水準160.47レベルは、ローソク足の実体ベースで相場をサポートしている。ドル円が160.47レベルを下方ブレイクした後、この水準が相場の反発を止める場合は、160.00のトライそして下方ブレイクを想定したい。

市場予想を下回った重要指標と米金利が低下基調へ転じたタイミングが一致している状況は、米債市場が経済指標にらみの状況にあることを示唆している。この動きに連動し米ドル安が進行した状況も考えるならば、今週も経済指標が米ドル相場のトレンドを左右するだろう。

先週の外為市場では、対主要通貨で米ドル安が進行した。根強い売り圧力に直面する日本円でも、米ドルは小幅に下落した。

162円を上方ブレイクした勢いを保ちながらドル円が163円台へ上昇する場合は、昨年の重要な高安で算出されるフィボナッチ・エクステンション100%「165.00」の水準を視野に上昇幅が拡大する展開を予想する。

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