ドル円午前の為替予想、145円台の上値は重いが143円台の下値も堅い 2024/8/30

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ドル円午前の為替予想、145円台の上値は重いが143円台の下値も堅い 2024/8/30

午前の為替予想は… 145円台の上値は重いが143円台の下値も堅い

作成日時 :2024年8月30日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

143.900-145.600円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル円は終値ベースで約0.3%上昇。米4-6月期国内総生産(GDP)の上方修正と米新規失業保険申請件数の減少を受けて米国景気の底堅さが意識されると145.55円前後へと上昇した。もっとも、米国の9月利下げを巡る市場の観測に大きな変化はなく、買い一巡後はドルが失速。144.99円前後で取引を終えた。なお、米金利先物が織り込む9月の50bp(0.50%ポイント)の大幅利下げの確率は依然として30%台を維持している。本日は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目する米8月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表される。ただし、FRBは金融政策の重心を物価から雇用に移しており、市場の関心も本日のPCEデフレーターより、1週間後の8月雇用統計に向けられている。このため、ドルの反応は昨日と同様に長続きしない可能性があろう。本日は月末最終日の上に、米国の3連休を前にした金曜日となる。ドル/円は145円台では買いが続かない半面、143円台では売りが続かない相場展開が継続しそうだ。

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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。

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ドル円午前の為替予想 145円台の上値は重いが143円台の下値も堅い 2024

NY外為市場でドル売りが一段落した。市場では今週17日、18日の2日間にわたり開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げ観測が強まり、ドル売りが一時加速した。朝方発表された9月NY連銀製造業景気指数が予想外に約1年ぶりのプラスに改善したため金利も下げ止まった。

ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.1123ドルと22時時点(1.1125ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。22時30分過ぎに一時1.1138ドルと日通し高値を付けたものの、6日の高値1.1155ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。

16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では140.44円と22時時点(140.23円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を上回ったことを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。23時過ぎに一時140.71円付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値140.93円が目先戻りの目処として意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが再び低下に転じたことも相場の重し。

ユーロドルは小動き。2時時点では1.1129ドルと24時時点(1.1123ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。1.1120ドル台を中心とするレンジ内で方向感を欠いた。

暗号通貨のビットコイン(BTC)は続落し5.7万ドル台で推移した。連邦準備制度理事会(FRB)の9月連邦公開市場委員会(FOMC)開催を控え、手仕舞い売りが強まった可能性もある。先週の現物ビットコインETFはFRBの利下げを織り込み4.36憶ドルの純資本流入となったと報告された。

ユーロドルは小動き。4時時点では1.1121ドルと2時時点(1.1129ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。1.1120ドルを挟んだ水準での上下が続き、NY時間の午後に入って以降は動意を欠いた。

ユーロ・ドルは、1.1138ドルまで上昇し6日来の高値を更新後も1.1120ドルで高止まり。ユーロ・円は155円50銭から156円50銭まで上昇した。ユーロ・ポンドは0.8423ポンドから0.84323ポンドの安値圏のレンジでもみ合い。

ドル・円オプション市場で変動率は連日上昇。イベントリスクの上昇受けた、オプション買いが一段と強まった。

ドル・円は139円80銭から心理的節目の140円台を回復し、140円93銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1121ドルで伸び悩んだ。ポンド・ドルは1.3214ドルの高値から1.316ドルへ反落した。

16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買いが一服。2時時点では140.64円と24時時点(140.44円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。NY勢の参入後も全般に円売りの流れが継続し、1時前には140.91円付近まで値を上げた。もっとも、アジア時間につけた高値140.93円を上抜けられず、一巡後は140.60円台までやや上値を切り下げた。

ドル円は底堅い動き。米10年債利回りが再び低下に転じたにもかかわらず、ドルを買い戻す動きが継続。0時30分過ぎに一時140.83円付近まで値を上げ、アジア時間に付けた日通し高値140.93円に近づいた。

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